日本の「自己責任」私論~ムラの他者に憑依するココロの旅

「自己責任論」と名の付かぬ日本の混乱現象も、ほぼどれも原因自体はシンプルだと思います。 「わたし/みんな」の意識の反転。 「思い入れ」が昂じると「思い込み」。 「権利に内在する制約」=「他者の権利尊重」との一体の不理解。 続きを読む
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田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)この様に個人の<思い入れ/思い込み>を不特定集団や法治の律する社会、国、世界に”先方の都合を知らずに”拡大する事は重大な弊害。しかし一対一や小集団内ではむしろ「法の隙間を補完する」倫理としてなお機能し得る。言わば「仲間の友情」。問題はバランス、区別の理解、使い分け。

2015-02-09 09:18:48
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)自分は”無”とする「人々」が互いに倫理を監視し合うムラ社会システム。互いの生活、収入、性格とすべての「都合」を知り、また目の前にしての全人格的やり取りなら、確かに「美しい村」の倫理として機能する。糧を共にし「鏡」の様なものも無い頃には、「自分」への意識が起こりにくいのも当然。

2015-02-03 15:08:40
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)しかしこれが「一対多」になっていくと「不均衡な同調圧力」となり、倫理を指摘する側の無”自覚、無責任は亢進する。現代のTVはこう言う「同調圧力ムラ社会」の増幅装置として機能してしまっているのかも知れない。大画面に精細に映る「人」「その目」への<思い入れ/思い込み>が進む。(続

2015-02-03 15:12:12

TV=同調圧力増幅装置?

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)今のTVは画面に映るシールか画面に実際に貼られたシーかパッと見分からないレベルのリアリティ。ドラマ的に演出される芸能人やニュースキャスターに「自分の隣人」「同じムラの人」レベルの思い込みを起こし、背後の生活や全人格まで知った錯覚となり「隣人のつとめ」として注文を付け始める。

2015-02-03 15:17:58
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)TVで見るものへの「過剰な思い入れ」はアナログTVの初期にも。デジタル化によって「不慣れ」が再度?ネットも強力な同調圧力増幅装置。「注文」をつける側が多数・匿名になる程歯止めがかからない。「ムラの他者へのつとめ」と言うTPOを失った倫理、使命感に依ってエスカレートする。

2015-02-03 15:25:30
ハイエクbot @hayek306

すべての人々を対象とした一般的ルールが広まり、個別の集団の利益のためならば他者に害を与えてもいいとする個別のルールが駆逐されていく。このプロセスを通じてしかオープンな社会は誕生しない。そのプロセスが、はるか先に普遍的平和の秩序の可能性を見させてくれるのである。(法と立法と自由)

2015-02-05 22:02:17

"奇妙な自己責任論"=ムラ倫理の世界拡大モデル「他国のふりを正せ」

小倉秀夫 @Hideo_Ogura

自分たちが過去の過ちを反省して良き国を作り上げることこそが重要だからです。RT @tolucky7797: @shin_orion 70年前の日本軍の行動を批判する人々は、なぜ中国共産党の残虐非道な振る舞いに無関心なのでしょうか?僕にはまったく理解できません。

2015-02-07 11:33:49
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

(RT)「自国の過去を批判的に事挙げしながら他国について一々口にしない」のはまず国の独立の相互尊重(内政不干渉)と言う”世界の基本”。また自国の姿をより公正にする世論が自国の国際的ステータスを高める。自国への世論は政府への力があるが外国に言っても「言うだけお気楽番長」。

2015-02-07 11:45:31
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)尾崎行雄の言葉の様に「自分の住む日本を他国より愛する」からこそ、公への意見を述べ輿論の一助たればと。「自国」と「他国」への意見がゴッチャになるのはやはりムラ規模での論理「見た人のふりを正すのが自分のつとめ(自分も人が正す)」が距離感(教養)無く”世界”に拡大しているのだろう。

2015-02-07 11:50:18
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)世界を、”自分のムラ”の如く縮小させて見せてしまうのは、やはり一にヴァーチャルなメディアの「思い入れ/思い込み」力。各国の「都合」の説明の脱落。世界のふりは正しても自分=日本は正さないと言う”自己(自国)のすっぽ抜け”が起こる。世界はそう言うムラの理屈では動いていない。

2015-02-07 12:01:10
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)こう見ると要するに「自国を批判する前に他国を批判しろ」は、自他の反転した”奇妙な自己責任論”をそのまま拡大したもの。それをもたらすのはやはり「教養の不足」=単語にまつわる周辺知識=同属性のものとの相互関連や概念の世界的位置づけの欠如。となる。対処は大手間だが原因はシンプル。

2015-02-07 12:06:00

「羨望」と「妬み嫉み」~”言論人”が云々のTLから

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

「漫画家」も確定申告の職業欄にはそう書くが、資格などない。誰でも自称してOKだし仕事はある時も無い時もある。その時は漫画家だとか今はそうでないとか言っても当然無意味。他人には影響ない。「言論人」も同じ。自分の立ち位置の説明。組織に属さない仕事と言うものがワカラない組織人も居る。

2015-02-10 11:24:51
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

日本は「大学」「企業」などの組織に属するかどうかで人の「見る目」が大きく変わる組織文化社会。自分で得るのでなく「貰った肩書き」を自分の信用にする。アナタで無くても貰えるものでも。それ以外の「業績」の有り様が理解できないから組織に価値を発しない「言論人」「文化人」を妬み嫉む。

2015-02-10 11:30:06
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

「ねたみ」「そねみ」「おせっかい」。蔓延する沸点低過ぎバッシングやクレームは、殆ど昔から日本にあるこの辺の言葉で説明可能。日本におなじみ。「美しい日本」には無いらしいので言葉自体忘れかかっている人も多いかもだが。「妬ませた」「嫉ませた」事に勝手に怒り勝手な「おせっかいを焼く」。

2015-02-10 12:17:10
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)こう言う「妬み嫉み」が起こりやすいのは、元々の国家の再配分政策=パイの分け方が不公平であり、倫理に反しても抜け駆けをしないと取り分が減り無くなる、と思う社会的「生存不安」がベースにあるからだ。こうして「抜け駆け」と見た者を倫理の名の下に潰しあう事で、富の偏在政策は補強される。

2015-02-10 12:33:33
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)生活保護・各種ヘイトも、対象が自分に与えられていない「組織(日本)内待遇」を与えられている、なぜと考える。自分にその「生得属性」がないため分け前の可能性はゼロ。実現を絶たれた時、羨望は「妬み嫉み」に変わる。「日本所属」であるだけで利益がほしい。だから「生得属性」を攻撃する。

2015-02-10 12:28:05
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)羨望とは自己の希望をまず他者の姿に見る事。それを諦め、また諦めきれない時に、他者に憑依させた自分の羨望は、その同じ量がマイナスに裏返り、「妬み嫉み」となる。ここでもまた「わたし/みんなの反転」「自他の区別の溶解=思い込み」と言う、日本おなじみのムラ社会心理が働いている。

2015-02-10 12:40:32
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)この、他者に貼り付けた羨望の反転=妬み嫉みが「勝手に託した自分の理想や倫理を、託した他者が代行していない」と見た時に、「勝手なおせっかい」と言う他ない「倫理」的攻撃となる。これが昂じるとと「モンスタークレーマー」「在特会」と同類。キレイな言葉で妬み嫉みを扇動し商売にする者も。

2015-02-10 12:48:01
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)この「妬み嫉み」が表商売になるのは、構造を見ても分かる様に「倫理」の仮面をかぶる事が出来るからだ。「お客さんの倫理」は決して問う事が無い。機嫌を損ねて客を逃す。「私とともに反倫理を攻撃しましょう」と言うか、「倫理は私に任せて下さい」と言うだけ。ある種の新興宗教と同じモデル。

2015-02-10 12:52:44

自意識の年輪

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)やはりこれは「自意識の年輪」が足りない、と言う事に帰着するのが自分のアタマ。以下自己流論ですが、自意識とは「ハズカシイの年輪」。自分の無力、未熟、不義、罪を「思い知った」時に薄く濃く年輪が刻まれる。つまり「成長」。関心事が偏ると木の断面が丸からいびつに。車の性能グラフ。(続

2015-02-03 15:32:22

メモ追加。ここ↑に「無知」も加えておくべきでした。ゼロから砂が水を吸う様に、の段階でなく、一定の知識体系が頭に出来上がった後にその体系の根元を揺るがす様な知識を得て驚く事が、言わばソクラテス的「無知の知」。年輪は強く刻まれ、知識体系の強度は大きく上がる。

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