メモ：「９条芦田修正」を知り「まともな改憲案」にスタートして貰うために

鯨岡仁 Hitoshi Kujiraoka @KujiraokaH

「『罪を気にしすぎる』という決まり文句で、恥の感覚をなくしてしまおうとする者や、ドイツ人を国民的アイデンティティの伝統的な形態へと連れ戻そうとする者は、我々を西側世界に結びつける、信頼するにたる唯一の基盤を破壊しようとしているのである」（近代未完のプロジェクトP75／岩波版）

鯨岡仁 Hitoshi Kujiraoka @KujiraokaH

「我々を西側から離反させない唯一の愛国主義は、憲法パトリオティズムである」（近代未完のプロジェクトP７５／岩波版）

鯨岡仁 Hitoshi Kujiraoka @KujiraokaH

ドイツの哲学者で、左派知識人であるハーバーマスがなぜ「憲法パトリオティズム（愛国主義）」と言ったのか？一つは、偉大なる伝統や民族文化に無邪気に、無批判に直結しがちな「愛国心」という言葉を、中身の違う形で再定義したかったということだろうと思う。

鯨岡仁 Hitoshi Kujiraoka @KujiraokaH

私はこの「憲法愛国主義」という考え方は、大いに参考になると思っている。日本では、いわゆる「愛国心」を持っていると自称する人々が、今の日本国憲法（もしくは根底に流れる考え方）を敵視しているからだ。戦前と戦後の日本の連続性と分断の双方を考えることにもつながる。

鯨岡仁 Hitoshi Kujiraoka @KujiraokaH

もう一つ。日本の左派（あるいは護憲派）にありがちな「憲法に指一本触らせない」的な思考停止から、一歩先に進むための補助線になる、という点だ。日本国憲法の何を大切にしなければならないのか、改めて発見する。そのうえで、時代遅れになっている部分にも、真剣に向き合う必要があると思う。

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

(RT)「憲法パトリオティズム」と言うのはフランスなどでは自明にあるものだと思う。憲法とは国と国民の規範=道徳の根本的な約束であり、検証できる明文をもって”宗教”に替えた。「法律」の根拠であり上位。次元が違う。これが国民の”連帯”として共有される。立憲主義の誕生。(続

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)しかし立憲主義が自生したのでなく「移植」されたドイツや日本ではこれが血肉化せずしばしば反動が起こる、と言うのもかねてからの指摘。システムが立憲主義ならそれを理解して血肉化しないと不具合が多発するし、どうしても嫌ならはっきり「立憲」を否定しないと駄目。明確にする時期に来ている。

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)日本での”所謂「愛国心」を持っていると自称する人々が”否定しているのは「今の日本国憲法（もしくは根底に流れる考え方）」と言うより、明治半ばの帝国憲法に始まり戦後にも繋がった「立憲国家日本１３０年の歴史」そのものだと言える。その事自体をどう自覚しているかが、問題。

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)「憲法」と言う「国と国民、そして世界への約束」には、社会生活に於ける「道徳」は必要十分に明記されており、それを知り共有する事で「社会の連帯」も「国民の誇り」も実現する。政府が自ら掲げているものに目を背け、建前として否定するものにすがろうとするから日本の道徳は「壊れた」のだ。

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)…と言う様な事を昨年あれこれ考えた未整理の長いメモ。／憲法と言う「約束」・日本の「道徳」 ～”新人類”世代の半世紀メモ - Togetterまとめ togetter.com/li/690775

日本国憲法bot @nihonkoku_kenpo

第11条　国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。