#変態不知火さんまとめ 番外編 『不思議の国の天津風』

高峯みやび @sukamelancholy

「うう、でもやだぁ……」 選択の余地はありません。 「どうすればいいの……、わかんないわよ」 選択の余地はありません。 「ああだめ、恥ずかしいっ」 選択の余地は―― 「さっきからうるさぁいっ！」 #変態不知火さん

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天津風は頭から湯気が出るほど紅潮し、それでもゆっくりとまた服を脱ぎだします。ぷち、ぷちん、とボタンを外していきます。先ほど検査の為に脱いだのとは段違いです。検査の為に脱ぐのではなく、性的な事をする意味で脱ぐのですから。次第に呼吸まで乱れていきます。 #変態不知火さん

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する、する、とゆっくりではありながらも素肌を露出させていく天津風。誰にも見られていないのに、視線を感じる天津風は辺りを見渡しますが誰も居ません。ほっと安堵の吐息を漏らしますが、まだ天津風は下着にすらなっていません。はぁ、はぁ。息が乱れます。 #変態不知火さん

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よいこの変ぬい下ネタ童話シリーズ 『不思議の国の天津風』 前回のあらすじ ストリップ中。 #変態不知火さん

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駄目と思っても体温は上がり、いけない事と分かっていても“そこ”を意識してしまう天津風。 女の子として育てられた天津風はそれを否定するように、これから“あの部分”で気持ちよくならなければなりません。 次第に芯のあるものになりつつある“それ”が少し怖い天津風。 #変態不知火さん

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生まれた時からあるコンプレックスそのものの“それ”。これがある限り自分は何処まで行っても完全な女の子にはなれないのだと、言い聞かされているような気がしてならないのです。 やがて下着だけになった天津風は、黒のパンツを押し上げるそれに恐る恐る、手を伸ばし── #変態不知火さん

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お花摘みの時以外で触る事はなかったそれは、自分でも驚くくらいに、熱く、そして、硬く。パンツの中から出たがっていると思い込んだ天津風は、もう辺りの事を気にせずに勢い良くパンツを下ろしました。 「んっ、ひぃっ！？」 先端がパンツの布を擦れただけで、悲鳴が上がります。 #変態不知火さん

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違う。全く違う。こんなのが自分についているなんて恐ろしい。だって、だってこんなに。 「こんな、敏感な、ものだなんて……っ」 背中を通った刺激は何も知らない天津風にとっては強すぎましたが、それでもきっかけにはなりました。 今度は指先で、そろりと撫で 「んぅ♥」 #変態不知火さん

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先程よりも弱い刺激が来ました。 「ん、うん……初めて、だものね。あたしも、“あなた”も。優しくされたいし優しくしたい、よね。うん……。なでなで、あたしも好きだから、“あなた”もなでなでしてあげる……ね？　んっ、くぅ♥　はっ、ぁっ」 指先でゆっくり撫でる天津風。 #変態不知火さん

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こんなにもじっと見つめる事がなかったコンプレックスのそれ。いつの日かなくなってしまわないかと願ったそれが、今ではこうしてなでなでして、仲良しになっています。 「えへへ……。そう。“あなた”って、怖い子じゃなくて、こんなに、ぁ♥　可愛い子、なのね。ピクピクして」 #変態不知火さん

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「あたし、“あなた”の、ぁ、んっ、事勘違いしてた……っ、はぁ♥　ごめんね、ごめんね、これからはあたし、“あなた”の事、を、ひぅっ♥　好きになれるようにするから、ね？　あっ、あっ、はぅう♥　いいの？　許してくれる？　あは、嬉しい、の♥　あっ♥」 #変態不知火さん

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なでなでが止まらない天津風。健気に話しかけながら、自身のそれを優しく優しく続けます。可憐な少女がお花に触れながら話しかけるかのように、されどもそれは、快楽と排泄の為の物。 快楽を知らなかった天津風は今や、お口をだらしなくあけてよだれが垂れても気にならないのです。 #変態不知火さん

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やがて天津風の先端から、透明な液体がぷく、と溢れてきました。それを知らずに天津風はなでなでを続け、 「ひ、ぃうっ！？」 突然滑った自分の手とぴりぴりとした刺激に腰を引く天津風。 「な、なに、今の、あっん、でも、ちょっとよかった……かも♥」 #変態不知火さん

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「もしかして、ぬるぬる、あなたは好きなの……？」 当然ですが返事はしません。けれど、天津風は“自分自身に話し掛けながらするプレイ”を無自覚でやっています。すっかりとろけた顔の天津風はえへへと笑います。 「じゃああたしのよだれでもっと、ぬるぬる、してあげる……♥」 #変態不知火さん

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よいこの下ネタ変ぬい童話シリーズ 『不思議の国の天津風』 前回のあらすじ 天津風くんのおちんちんランド開園だよー。 #変態不知火さん

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口の中に唾液を溜め込み、それを直接ぴくぴくしているものにかけます。普通の子よりもちょっと体温が高い天津風は唾液も温かく、天然潤滑液としても有効でした。 試しにまた先端をなでなですると、ぬるっと手が滑り、 「あひっ♥」 より強い快楽を感じ、にへら、と笑います。 #変態不知火さん

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先端どころか竿全体まで天津風の潤滑液が流れ、次に天津風は下からつつ、と自身を撫でます。 「ぅんっ♥　あっ♥　ここ、ここね♥　この、ちょっと傘みたいになってるの、ここ、ここが好きなんだ。“あなた”の好きなところ、わかっちゃぅ♥　あたしも、イイ、もん♥」 #変態不知火さん

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天津風の好奇心とその欲望は留まることを知りません。ついには両手で挟んでから下の根元から先端までを指先で撫で上げて、また根元へ。先端、根元。先端、根元。 「はぁ、ぁぁぁ……♥」 先端だけじゃ物足りなかったのが、満たされていく。イケナイ事をしているのが気持ちイイ。 #変態不知火さん

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苦手だったそれから目が離せない天津風はもう何処かへ行ってしまい、むしろうっとりと見つめている程です。 「あん……♥　“あなた”って、悪い子じゃなかったのね。こんなに良い子だったの。よしよししてこんなに悦んで……♥　嬉しい？　気持ちいい？　あたし、あたしもイイ♥」 #変態不知火さん

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ぴくぴくと返事するそれに天津風はまたとろけた雌の顔で笑み、そして乳首もピンと立っている事に気がつきました。 「“あなた”も、欲しい？　なでなで、されたい？　ぬるぬる、したい？」 天津風は指をそのままくわえ込んで、唾液をまぶし、乳首をそっと撫で、 「ひぅぅ♥」 #変態不知火さん

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股のあいだにあるそれとはまた打って変わり、じんわりとした甘い気持ちよさが天津風の身体を突き抜けます。いつまでもいじっていたいような、そんな怖さもある快楽。 「そっか、ぁ……あんっ♥　“あなた”もなんだ♥　触られるの好きなのね♥　なでなで、ぬるぬる♥　あ、ふぁ♥」 #変態不知火さん

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「仲良く、仲良くなろ♥　あたしと、もっと♥　気持ちいいのわかるの♥　もっとしよ♥　しよ♥　“あなたたち”の事、あたし、好き♥　好き♥　あん、あ、あっ、くぅん♥　もっと？　もっとね？　する♥　あっ、あっあっ♥　するの♥　うんっ♥　あ、とまらな、あ、あ、イッ──♥」 #変態不知火さん

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それは天津風の先端から弾けるようにほとばしりました。一回、二回。まだ出てきます。初めて自分の意志で始めた事。やむを得なかったのももう過去の話で、天津風はずっとずっと夢中だったのです。 どくん、どくん。まだ出ます。 タンクに白い液体が貯まっていきます。 #変態不知火さん

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「～～～っ、～～～～っ♥」 一番の快感。やがて登り詰めるであろう絶頂。そこに到達した天津風は大きく口を開けたまま、硬く目を閉じてその波に耐えます。初めての自慰行為。その行為は、もう心と身体に染み込み、きっと天津風はこれからも自分の身体と“仲良く”するのでしょう。 #変態不知火さん

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起きた波はいつかは静まるもの。強烈な快楽はやがて収まっていき、気がつけば天津風の肉体は元の身体に戻っていました。 そして、強い雄の臭いと夢中になっていた自分、その他諸々の事を思い出し、冷静になります。 #変態不知火さん