実際以上にリアルに高校演劇を描写する、映画『幕が上がる』

tomo3 @Ah_at_Trio

オリザさんの言うように、現実をそのまま描けばリアルに見えるわけではありません。『幕が上がる』は設定に「大きなウソ」はあるかもしれませんが（ももクロが演劇部員だとか、）「小さなウソ」はついていない、細部を誠実に取材して丁寧に描いた作品だと感じました。

tomo3 @Ah_at_Trio

『幕が上がる』では、もちろん大会の、幕が上がるシーンがとても重要です。高校演劇では、建てこみも照明音響操作も自分たちでするのだけれど、緞帳の操作だけは劇場スタッフに任せないといけない。たとえば、こんな小さなこと一つ一つが、丁寧に描かれています。

tomo3 @Ah_at_Trio

ところで『幕が上がる』の黒木華さん、NODA･MAP番外公演『表に出ろいっ！』に出てたんですね。野田秀樹・中村勘三郎との、伝説の三人芝居。達者な二人にまるで引けを取らない、すごい新人だなあとは思いましたが、そうか、あの時の… DVDを注文したことは言うまでもありません。

植竹 明彦 @auetaque

春休みに上京する親戚の子とどこか出かけようかとなり、アゴラで「高校演劇サミット」を観劇することに。『幕が上がる』＆ももクロ効果で予約が殺到するかもしれないからと強引wにススメた。無理に観せる必要はないけど中学生なりの受け止め方をして、興味の巾が拡がってくれたらいい。

モモカノハイゴッグ@有安杏果さんのサクライブツアー2022を楽しみに生きるおじさん @NightmareHyGOGG

@Ah_at_Trio 突然すみません。幕が上がるへの演劇をご存知の方ならでは感想が嬉しくてリプライ致しました。自分はももクロファンで観に行った映画ですが、鑑賞後、演劇の凄みや演劇にかける人の熱さが色濃く残りました…予定があえば高校演劇サミットにも足を運んでみようと思っています！

tomo3 @Ah_at_Trio

@NightmareHyGOGG 『幕が上がる』は、ももクロを良く知らなかったこちらから見ても、ももクロの良いところと高校演劇の良いところを掛け算したような作品だと思いました。高校演劇の方もぜひ！

tomo3 @Ah_at_Trio

一般にランキングは下位から発表して盛り上げることが多いものですが、高校演劇では上位からあっさりと発表します。『幕が上がる』の地区大会審査発表シーンでも、ちゃんと最優秀賞から発表されていました。そして、そのことがストーリー上しっかり意味を持っています。

tomo3 @Ah_at_Trio

しかも東京の高校演劇では「水木京太賞」とか「落合矯一賞」とか、よく分からない名前がついてるので、呼ばれた方も喜んでいいのか分からないうちに発表が進むという、素敵な展開が良くあります。（ちなみに現在は、前者が一位、後者が二位）

tomo3 @Ah_at_Trio

何でそんなあっさり発表するのかと先輩に聞いたら、「だって、君、僕たちは演劇に順位をつけるためにやってるんじゃないから」と。要は発表する側も気恥ずかしいので、あっさりとよく分かんないうちに、というコンセプトなんですね。＞高校演劇の審査発表

tomo3 @Ah_at_Trio

ユッコと中西さんが色を交換してキューブを塗るシーン。高校演劇でポピュラーな大道具を使って、ももクロネタを挟みつつ、チームの人間関係が動く演劇的瞬間を見事に掬い取っています。劇作りのプロセスが結果＝勝ち負けよりずっと豊かであることを描いているのも『幕が上がる』の秀逸な点。

tomo3 @Ah_at_Trio

高校演劇に関わっている人の多くと同様、私も演劇に順位をつけるのはナンセンスだと思ってますが、勝ち負けが豊かなプロセスを産み出す駆動力になっていることは認めざるを得ない。

tomo3 @Ah_at_Trio

『幕が上がる』渡り廊下でキューブを塗りあうシーンは、顧問の先生はもちろん部長も他の部員も知らないわけで、学校で起きる真に豊かな瞬間は、職員室や教室では見えないし、実践記録になんか決して載らないものなんだなあと思い知らされる。

tomo3 @Ah_at_Trio

この前見学した新築の学校は、あらゆる場所がガラス貼りで明るく、図書館の書架の間にさえカメラが設置され、死角がなかった。それは安心安全の観点から今の社会の要請なのだと思うけれど、隠れ家的な無駄な空間で起こりうる奇跡の可能性も失われている。

中西理 @simokitazawa

映画「幕が上がる」。原作からの変更点はいろいろありますが、最大は中西さん(有安杏果)が転校してきたライバル高を畑澤聖悟さん率いる青森中央高校が演じたこと。この年の演目は全国制覇した「もしイタ」でした。平田オリザ演出「銀河鉄道の夜」に勝ち目はないと思いますがどうでしょうか(笑)。

tomo3 @Ah_at_Trio

静岡県という設定が絶妙で、高校演劇の静岡は南関東ブロック（代表が最大二校出せる）なのです。 @simokitazawa ライバル高…の年の演目は全国制覇した「もしイタ」でした。平田オリザ演出「銀河鉄道の夜」に勝ち目はないと思いますがどうでしょうか(笑)。

中西理 @simokitazawa

@Ah_at_Trio そうか。2校出られるのですね。その場合、順位は発表されるのかなあ。まあ、目標は全国に行くことで全国制覇ではないわけだけど。そういえば杏果演じる中西さんは全国制覇が目標だったのに全国出場すら出来なかったと言ってましたね。

tomo3 @Ah_at_Trio

『幕が上がる』で上演される「肖像画」のモデルは、すでに指摘されているように、いしいみちこ先生（いわき総合→追手門学院）の授業。それがどんなものか、今日発売の『演劇ぶっく』で、いしい先生自ら解説しています。ちなみに、その右ページには、高校演劇サミットのレポートが（ステマ）。

tomo3 @Ah_at_Trio

順位はつきます。関東大会は南北二会場で行われ(静岡は南会場)、南北の最優秀各1校と、南北の優秀校計8校から1校の、合わせて3校が全国へ推薦されます RT @simokitazawa: そうか。2校出られるのですね。その場合、順位は発表されるのかなあ。

ナカムラ @suchanga

東京合宿いいですね。オリンピックセンター、アゴラ。それまでに台本があるということか。

tomo3 @Ah_at_Trio

うちの演劇部は、オリンピックセンターで合宿をして、（抽選にはずれなければ）アゴラで上演するわけだが、最近合宿までに台本ができていたためしがない。それが原因…（以下略）　＞RT

tomo3 @Ah_at_Trio

オリンピックセンターは宿泊棟と鏡付きの稽古場たくさんある、人気の施設。『幕が上がる』のように、年度が明けてから取れるものかどうか確かめてみたら、８月最終週の二泊三日なら、なんとかなりそうなことが分かった。 nyc.niye.go.jp/users/syukuhak…

畑澤聖悟 @nabegen4ro

青森中央高校「もしイタ」ノーカットを含む「青春舞台2012」再放送決定。4月11日深夜。リクエストして下さった皆様、NHK様、「幕が上がる」関係者の皆様、そして被災地応援公演を支えて下さった皆様に感謝します。4年目の3月11日にこの報せが届いたことは偶然ではないと思っています。

tomo3 @Ah_at_Trio

『幕が上がる』地区大会でライバル清進学院が上演するのが『もしイタ ～もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら』。映画の中で清進学院の顧問に扮する畑澤先生が実際に顧問をつとめる青森中央高校の、全国大会での舞台が4/11に再放送されるようです。　＞RT

tomo3 @Ah_at_Trio

『もしイタ』は、どう練習して良いかも分からない弱小野球部のエースに、往年の名投手が乗りうつって、全国を目指す話。『幕が上がる』の演劇部長さおりが、吉岡先生が乗りうつったかのように部員を鼓舞する姿と重ね合わされます。

tomo3 @Ah_at_Trio

師が乗りうつる、師に感染する、というのは、よくも悪くも教育の究極の成果の一つなんですよねえ。その意味でも『幕が上がる』は正統派の学園ドラマなのだと思います。