2015年3月11日 東日本大震災から4年経って思うこと
④被害を受けなかった地域の人たちに伝えたいこと、お願いしたいこと →去年も同じ質問に対してぼくは「もう外部の支援なんていらない。自分たちの自助努力が大事だ」と回答しました。その気持ちに今も変わりがありません。それはつまり、さっきぼくが話した復興への熱意の問題と同じです。
2015-03-11 23:51:56しかし、復興へ対する閉塞感が漂う今、新しい風は確かに必要です。内部から声を上げ続ける人、外部から揺り動かせる力を持つ人、その両面からの働きかけが復興の力になると考えています。
2015-03-11 23:56:48被災した人のことを思え、悼め、大事にしろ、と言いたいのではありません。 ただ、脚を止めはじめた競走馬に鞭を入れるジョッキーのように、被災者を叱咤激励してくれる力がとても必要となりました。 さて、それはつまり何をすればいいんでしょう? 残念ながら、それはぼくにもわかりません。
2015-03-11 23:59:57だから、何をすればいいのかわかるその時まで、忘れないでほしい、記憶の片隅にでも止めておいてほしいです。 「震災からの復興はまだ続いているんだなあ」ということだけ。
2015-03-12 00:01:50ぼく自身震災を機に仕事を辞め、仮設住宅に住む高齢者の支援という震災がなければそもそも存在しなかった仕事に就くことができました。 これが天職だとは言いませんが、今後も求められるだろう支援の一助になればと思い、この春から通信制の大学で福祉の勉強を始めることにしました。
2015-03-12 00:04:47仮設住宅がなくなれば支援が終わるということはありません。誰しも歳をとり、一人では抱えきれないほどの問題がいずれ生じる中、それを誰が受け止めて解決してくれるのか?
2015-03-12 00:06:38今日何気なく祖母とテレビを見ていた時、祖母が「頼むからテレビを消してくれ」と言いました。テレビには震災の特番が止むことなく流れていて、祖母はあの時の津波の風景を思い出すからもう見たくない、と言っていました。
2015-03-12 00:08:25消えない傷は隠さなくていい。癒えない傷は治さなくていい。それをありのまま受け止めてやればいいだけ。 あれから4年経ったぼくが得られたポリシーです。
2015-03-12 00:11:49このような拙い長文を読んでくれた皆さんにも、身の回りの全てをありのままを受け止めてくれる気持ちになっていければと思いました。
2015-03-12 00:13:14