【お玉さんの読書マラソン】「名探偵図鑑完読作戦」第5部

お玉さんの読書マラソン企画「名探偵図鑑完読作戦」第5部です。青山剛昌『名探偵コナン』単行本の付録「世界の名探偵」で紹介された名作を読んで「名探偵」を勉強し直そう!というお取組みの続き。第5部は、番外編の吉敷竹史から隅の老人、ルルタビーユ、三河町の半七、棟居弘一良、今西栄太郎、ギデオン・フェル博士、合田雄一郎、スティーブ・キャレラ、火村英生、朝吹里矢子までを紹介してらっしゃいます。(杉下右京は映像作品のため除外)
4
前へ 1 ・・ 3 4 ・・ 26 次へ
お玉と毒のぬまち @ottama709

北方謙三『眠りなき夜』読了。

2015-04-13 00:45:47
お玉と毒のぬまち @ottama709

エド・マクベインを読む読む

2015-04-13 00:51:04
お玉と毒のぬまち @ottama709

さて「名探偵図鑑完読作戦」番外編 ぼくらがソウカツ。「ほぼ日刊吉敷竹史レビュー」 『奇想、天を動かす』→『羽衣伝説の記憶』→『涙流れるままに』の三作がかなりの難物が故、前回の「ら抜き」同様ラクな方から先に。 シリーズ十三作目『飛鳥のガラスの靴』をお送りします♫

2015-04-15 00:44:32
お玉と毒のぬまち @ottama709

『飛鳥のガラスの靴』 1991年12月刊行だから時期的には『水晶のピラミッド』と『眩暈』の狭間の作品。 で、この作品の読みどころって「冒頭のあのネタからの推察で、すでに『龍臥亭事件』と『涙流れるままに』の構想がザックリとだろうがこの頃からあったのでは?」という箇所くらい

2015-04-15 00:45:12
お玉と毒のぬまち @ottama709

男性の性というものを醸し出す名探偵に時折訪れる「本命女子以外からの誘惑」 『飛鳥のガラスの靴』ではそれが試みられているのだが、この作品のもう一つの柱である「おとぎ話が残る土地の謎」に枚数が割かれ過ぎていて、吉敷竹史とヒロインとの接点があまりに薄く、男女間の苦悩は全く描けてない……

2015-04-15 00:45:36
お玉と毒のぬまち @ottama709

じゃあ「おとぎ話が残る土地の謎」は? と言えば、……コ、コレ、かなりムリがあるよね(>人<;) 校正とかゲラ出しとかせず、生原稿をそのまま通しちゃったのかな? それ以前に作家と編集さんって一度も打ち合わせしなかったのかしら?

2015-04-15 00:46:21
お玉と毒のぬまち @ottama709

また吉敷が出馬する以前の地元警察の捜査能力のアレっぷりも……。 吉敷もかなり遠回りなアレから気づくわけだけど(おー、清張イズム)、いやいや事件が起こる前に行方不明が出てるわけで、その直前に結構派手なやり取りがあったわけやん。警察が気付かんでもマスコミあたりがネタにするのでは?

2015-04-15 00:46:38
お玉と毒のぬまち @ottama709

あの行方不明者が吉敷が関わるまで捜査圏外だったという意味がわからない。 で、その可能性に思い当たった吉敷が一人で情報を抱えこむ意味もわからん。 悪魔主任の息のかかっていない地方だよ。情報を共有しようよ。捜索願いも出てないよ。怪しさ大爆発な行方不明者だよ。ちゃんと戸籍も調べようね

2015-04-15 00:47:19
お玉と毒のぬまち @ottama709

悪魔主任が今作では悪魔すぎるところも⁇ 「奇想」や「涙」での彼の組織運営論は理解できるしそれなりに説得力もあったけど、『飛鳥のガラスの靴』では「ただのアタマのおかしい人」である。 今作の吉敷刑事の事件の関わり方もかなり無理矢理なのに……、更に輪をかけて不自然のデコレーションだわ

2015-04-15 00:48:00
お玉と毒のぬまち @ottama709

ヒロインのお母さんの自殺騒ぎもすっごく変だし……、あのムリすぎる「おとぎ話が残る土地の謎」を解明した後のあの土地への来訪→トンデモ展開に、前作の「ら抜き言葉」以上に「光文社よ……(´Д` )」という気持ちが湧き起こって止まらない。

2015-04-15 00:48:52
お玉と毒のぬまち @ottama709

僕の吉敷シリーズのワーストは『光る鶴』なんだけど、かなり僅差で続くワーストと言えばこの『飛鳥のガラスの靴』になっちゃうんよね。(で、次は『Yの構図』)

2015-04-15 00:49:27
お玉と毒のぬまち @ottama709

はい。というわけでかなりヤッツケで『飛鳥のガラスの靴』はおしまいです。 もう逃げられないので、次回こそアレをやっちゃいます。いたたた、胃が痛い。 ではでは〜〜♫

2015-04-15 00:49:59
お玉と毒のぬまち @ottama709

昨日『魍魎の匣』を読み終えた。久々の再読。一気読みだった。 今日は『狂骨の夢』を読んでいた。あと300ページで終わる。たった300ページ。

2015-04-15 00:53:06
お玉と毒のぬまち @ottama709

『狂骨の夢』を読み終わったので、有栖川有栖『スウェーデン館の謎』を読んでいるのですぅ〜♡

2015-04-16 00:45:17
お玉と毒のぬまち @ottama709

おおーっ、コナンくんの最新刊の「名探偵図鑑」 「吉敷竹史」だΣ(゚д゚lll) ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

2015-04-16 09:59:26
お玉と毒のぬまち @ottama709

さて「名探偵図鑑完読図鑑」 コナンくんの86巻で紹介されているのは「吉敷竹史」 あれれ、40巻以上飛んじゃったけど、何というシンクロニシティ♫ 絶対紹介されないやろうなァ〜、と思って始めた吉敷竹史の番外編レビューだったのにね♫ pic.twitter.com/oYOVJrLX1c

2015-04-17 01:42:00
拡大
お玉と毒のぬまち @ottama709

というわけで「ほぼ日刊吉敷竹史レビュー」 今宵はシリーズ十作目『奇想、天を動かす』 かなりの数の島田荘司作品を読んでおり幾多の傑作に心奪われたんですが「じゃあ、ベストワンは?」と問われたなら、僕はこの作品に票を投ずる、そんな一冊ですね。 もちろん青山先生のオススメもこれなのよ

2015-04-17 01:43:04
お玉と毒のぬまち @ottama709

表紙がカッコいい♫ くそダサい副題も趣きがないわけではない☆ pic.twitter.com/D4LtyOEvWO

2015-04-17 01:43:26
拡大
お玉と毒のぬまち @ottama709

本を傍らに置いて、少し冷静に『奇想、天を動かす』を考えると、 島田荘司作品なので札沼線のトンデモ偶然の連鎖は仕方ないとしても「もう少しだけ穏やかに逃走しようよ」とツッコミたくなるし、 流石にラストは除くけど、悪魔主任の吉敷「刑事」へのキツい言葉がかなり真っ当なことに気付いたりする

2015-04-17 01:44:17
お玉と毒のぬまち @ottama709

だが 「冤罪」を筆頭とした個人では解決できかねる現実の深刻な問題、と、 その現実から遥かに離反した奇想の産物とも言える「札沼線五つの怪」、 そんな高い障壁に阻まれた試練に立ち向かう純粋なまでの正義の意志の結晶、吉敷竹史の徒手空拳の姿に、一体何人の読者が冷静さを保てるだろうか?

2015-04-17 01:46:09
お玉と毒のぬまち @ottama709

文庫版の司凍季の解説からして「熱すぎる!」 「北の夕鶴」で見せたジャンル間の融合の手腕はまぐれでもフロッグでも無かった。より高次なカタチで作品として昇華されている。 そんな感じの当たり障りのない解説で充分なのに、島田社会派について作品の熱量に負けじの勢いで語っているよ。熱いわ

2015-04-17 01:46:51
お玉と毒のぬまち @ottama709

確かに、この作品の制作の過程で「冤罪」というキーワードを手に入れた。90年代の作者の仕事を振り返るとその題材の重要性は切っても切り離せるものではないだろう。 これが『秋好事件』『三浦和義事件』の二大ノンフィクションへと派生し『涙流れるままに』へと繋がっていく

2015-04-17 01:47:20
お玉と毒のぬまち @ottama709

(『眩暈』で見られた脳科学へのアプローチがキッチリと物語として落とし込めるようになったのは「ネジ式」からだし、『水晶のピラミッド』での「文明論」もその昇華は『摩天楼の怪人』まで待つ必要がある。それらは21世紀になって実をつけることとなる種、僕にはそう思えるのよね)

2015-04-17 01:47:51
前へ 1 ・・ 3 4 ・・ 26 次へ