藩士の系譜を調べてみよう!
【福井藩】『福井市史 資料編4』収録の「諸士先祖之記」に詳しいが、収録されているのは三代忠昌の代に召し抱えられた人物までであり、四代光通から八代吉邦までの分は福井県立図書館の松平文庫で見れる。残りだけでも約150家あるので、調べる価値がある。
2015-04-13 23:10:33【名古屋藩】『名古屋叢書 続編』第17~20巻に収録されている「士林泝洄」でほぼ足りる。なお『名古屋叢書 三編』第4巻に「士林泝洄続編」もあるので、そちらも読もう。また名古屋藩の重臣渡辺家の家臣を記した『渡邊半藏家家臣録』という資料もある。
2015-04-13 23:28:04【和歌山藩】今ではネット上で読めてしまう『南紀徳川史』が一番手っ取り早い。掘り下げたければ、和歌山県立文書館に「紀州家中系譜並に親類書書上げ」約15000点というのが存在し、目録もでているので、そちらを当たってみるとよいだろう。
2015-04-13 23:33:44【水戸藩】「水府系纂」という史料があり、茨城県立歴史館で閲覧可能だが、複写・撮影は不可である。彰考館レファレンスルームでも閲覧でき、そちらでは複写が可能という話も聞くが、利用したことが無いため分からない。総当りは容易でない量なので、ウェブ上の目録を見て行くことをお勧めする。
2017-02-11 00:56:41【松江藩】「列士録」が活字化され、『松江藩列士録』全6巻として出ているが、検索する限り、島根に行くか、京都大学の図書館に行くかである。活字でなくてよければ、国文学研究資料館で閲覧可能。ただし断絶した家は収録されてなかった気がするので、けっきょく島根行きである。
2015-04-14 23:40:09【松江藩】『大野市史 第6巻』に「列士録」が抜粋されている。また、家老の六家を紹介した『松江藩を支えた代々家老六家』という本もあるが、これも島根でしか読めなさそうなので、やはり島根行きである。
2015-04-14 23:48:43【津山藩】国文学研究資料館で「勤書」という系譜を読めるが、活字にはなっていない。量もかなりあるので、何の目当ても無く調べることはお勧めしない。
2015-04-15 00:01:33【会津藩】『要略 会津藩諸士系譜』上下巻があるが、あくまでも要略であるため、会津若松市立図書館で「諸士系譜」を調べよう。一家ずつpdf化されており、PCで閲覧。印刷も可能。基本的に閲覧上限1時間だが、他に見る人がいなければ延長できるはず。あとは『会津藩家世実紀』から話を拾うか。
2015-04-15 00:42:30【金沢藩】石川県史資料 近世編として「諸士系譜」が全六巻で出たため、調べるのは非常に楽になった。絶家した家については『金沢市史 資料編5 近世三』の「絶家録」を読むこと。まずは近デジで『加賀藩史稿』を読むだけでも十分な量がある。あとは市史などからこまごま集める感じで。
2015-04-15 23:27:59【金沢藩】更に、金沢市立玉川図書館の別館である近世史料館に「先祖由緒并一類附帳」として、ざっと数えても10000家を越える由緒帳が残っている。閲覧、撮影が可能だが、もちろん事前に目録で目星を付けることをお勧めする。
2015-04-15 23:34:15【富山藩】『越中資料集成 2 富山藩士由緒書』にまとまっている。あとは富山県公文書館の目録を調べれば、興味深い家が見つかるかもしれない。
2015-04-15 23:38:15【大聖寺藩】『加賀市史料』2~4に「大聖寺藩士由緒帳」が載っている。富山藩もそうだが、金沢藩士の分家が多いので、合わせて調べるとつながりが見えておもしろい。
2015-04-15 23:40:32【岡山藩】活字で読めるものとしては『岡山藩家中諸士家譜五音寄』全3巻、『吉備群書集成 第六輯』収録「吉備温故秘録」であろう。後者は近デジで読める。また、デジタル岡山大百科で家老の系譜や大坂の陣で池田利隆に従った家臣を調べることができる。
2015-04-15 23:51:04【岡山藩】池田家文庫に膨大な量の奉公書が残されている。マイクロフィルム化されており、国会図書館で閲覧、複写可能。目録を見ると代々の名前が書いてあり、それを読むだけでも非常に楽しく、いろんな発見ができる。
2015-04-15 23:54:38【鳥取藩】『鳥取藩史 第1巻』に家老と著名な家臣がまとまっている。もっと調べたい場合は鳥取藩政資料の「藩士家譜」約1600家がある。また『新修 米子市史 第八巻』には筆頭家老である荒尾家の家臣の系譜が載っている。他の家老の家臣の系譜は鳥取県立博物館が所蔵している。
2015-04-16 00:09:41【広島藩】Googleブックスで読める『芸藩輯要』が手っ取り早い。あとは広島に行って「浅野諸士略伝」を調べるか、浅野家の記録である「済美録」から拾っていくかであろう。「浅野諸士略伝」に収録されている人物は「『浅野諸士略伝』についての一考察」で確認可能。
2015-04-16 00:21:12【徳島藩】全般を調べるなら『徳島藩士譜』上中下巻、上級家臣を調べるならば『訳注阿淡藩翰譜』全12巻がある。また筆頭家老稲田家の家臣団は『稲田家御家中筋目書』全5巻で調べられる。現在はより便利になり、徳島大学附属図書館の「蜂須賀家家臣団家譜史料データベース」で家臣の系譜を見れる。
2015-04-16 23:22:33【高知藩】高知県立図書館で「御侍中先祖書系図牒」の閲覧、複写が可能。現地に行けば目録もある。『南路志』や『土佐国群書類従』から系譜を抜き出してみるのもよい。最も手っ取り早いのは近デジで『土佐名家系譜』を読むことかもしれない。
2015-04-16 23:33:42【大洲藩】『大洲秘録』と『北藤録』で大体わかると思うが、実名があまり書かれていないので、実名は大洲市立図書館で「大洲藩臣家譜」や「加藤家臣録」を調べる必要がある。
2015-04-18 00:28:31【伊予松山藩】『松山市史料集 第三巻 近世編2』に「歴俸略記」という史料が収録されている。『松山藩役録』にも収録されているようだ。一部家臣についてはGoogleブックスで読める『松山叢談 第四』で家譜を確認できる。
2015-04-21 00:30:18【今治藩】『今治郷土史 第3巻』に「今治拾遺附録」として系譜が載っている。目次は ehimetosyokan.jp/contents/siryo… から参照。
2015-04-21 00:33:30