型というのは暗号の片割れに過ぎない

型というのは暫定的な正解に過ぎなくて、「型がないと教えられない」から、あとから生み出された何かで、型を通じて、その裏にある視床の体験を再現することを心がけないと、型を超えて名人に到達することは出来ないんだろう
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@medtoolz

政治家の人たちは、帳簿の不記載みたいな、実は白なんだけれど調べる前だと真っ黒に見える隠し球をいくつか持っていて、本当に隠したい何かが見つかりそうになったときには、すかさずそれ投げて話をそらしてるんじゃないかと思えるときがある

2010-12-20 18:50:20
@kirikuzudo

@medtoolz さんの「型」の話。剣道をやってたころ、いろんな諸流派の本を読むのが好きだった。剣道の型は割とよく練習していた。で、剣道の型は割と諸流派の生々しい部分を削ったものだと思っていた。そして剣道の競技はそのフィルタリングされきった型が原点だと感じていた。

2010-12-20 19:51:13
@kirikuzudo

@medtoolz さんの「型」の話。つづき。で、諸流派の型はあまり事例を知らないんだけど、大会で演武なんかをみていると、どうも流派の固有のアルゴリズムで非可逆圧縮した生々しい状況の身体的記録に思えた。

2010-12-20 19:55:58
@kirikuzudo

@medtoolz さんの「型」の話。つづき。コールandレスポンスではないけど、他者とのやりとりが前提になっている。型を増やすのと、型を絞り込むのはCISCとRISCみたいなもので、このへんは診断学的になるけれど、有限個の状況に対する応答だったと思う。

2010-12-20 20:00:48
@kirikuzudo

@medtoolz さんの「型」の話。つづき。未知の状況に遭遇して淘汰された結果、単純な基本形の組合せが習得コストと効果のバランスするところだとわかって、それで近代競技剣道が成立したんじゃないかと思う。

2010-12-20 20:04:25
@kirikuzudo

@medtoolz さんの「型」の話。つづき。ただ、その組合せは割と身体的能力の高さが要求されるため、必然的に競技剣道はスポーツ化してしまった。型は形骸化している。

2010-12-20 20:07:09
@kirikuzudo

@medtoolz さんの「型」の話。つづき。諸流派の型をたどると、身体的能力に劣る者や不利な状況にある者が、優位な相手に対応するものがある。僕の通っていた道場も稀に2対1の稽古とかあった。昔の剣術は戦術に近かったんだと思う。

2010-12-20 20:10:52
@kirikuzudo

@medtoolz さんの「型」の話。つづき。だから「兵法者」が剣術家であり、戦術家であったのは、納得のいく話で、要するに、非可逆圧縮された「型」を状況に応じて、どれだけ素早く展開できるかと、「型」化で欠落した部分を埋められるかが、求められていたんだろう。

2010-12-20 20:14:39