丹生谷貴志ツイートまとめ(2015年4月)

丹生谷貴志さんの2015年4月のツイートをまとめました。
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nibuya @cbfn

心霊スポット巡りというのではなくて肝試しが趣味の知人が昔いて、慣れると墓地はむしろ賑やかな感じで怖くないが、何もない場所はひどく怖くなることがあると言っていた。というわけで(?)、シュティフターのような小説は読み続けるとむしろ、半端なホラー小説より冷え冷えと怖かったりする・・・。

2015-04-21 01:06:08
nibuya @cbfn

大西巨人さんはあらかた読んでいるけれど愛読者であるなどと言えたもんじゃなく、例えば『地獄変相奏鳴曲』などを読むと、道行の二人が列車で延々と何冊もの本を読み続け、顔をあげては感想を交換し合い、不意に短歌風に文章が決まってゆく様に笑い出してしまうのだが・・・変な大作家だと、ただ絶句。

2015-04-22 04:59:25
nibuya @cbfn

シュティフターには「いい人」しか出て来ないとアマゾンのレヴューとかに書かれていて、まあ確かにそうなのですが、それは逆に言えばシュティフターの世界では「嫌な奴」があらかじめ完全に消し去られているということでもあるので、それはそれで結構ホラーな事態なのだ。

2015-04-23 09:16:20
nibuya @cbfn

カントの最晩年の『人間学』の重要性の一つは、そこで初めて「どうしようもなく嫌な奴」「訳もなく凶暴な奴」「箸にも棒にもかからないタイプ」といった形象が初めて「概念人物」として哲学の世界に「見つめられるべきもの」として登場するアリーナを開いたことにある・・・たぶん・・・

2015-04-23 09:23:03
nibuya @cbfn

いわゆる「陰謀論」を読むと笑いたくなるのは、人間社会は要は一種の「陰謀」によって組まれているという当たり前のことを曰くありげに語る語り口で、大体がそうした文章を出せば「売れる」というのも陰謀論の一種。要は「風が吹けば桶屋が儲かる」ということを伸縮させれば陰謀話のプロットはできる。

2015-04-24 01:13:40
nibuya @cbfn

・・・ぼんやりと「ピラミッドの秘密」みたいなフィルムを見る。宇宙人説のような話を避けるという方針で進みながら結局「何かしれない超意思のようなもの」を想定するしかないという話。まあ結局、人間を何はともあれ「大したもの」と考えるか「この程度のもの」と考えるかの問題になってしまう・・・

2015-04-27 22:52:53
nibuya @cbfn

要らない本をゴミに出したら、収集車が来る前に無くなっていた。あんな本どうするんだろう。以前は本を巡回図書館に寄付したり近所にあった焼却炉で焼いて始末していた。最近は両方とも無くなったので始末に困る。古本屋に本を売るなという家訓を破るしかないか。「自由にお持ち帰り下さい」も問題だし

2015-04-27 23:01:27
nibuya @cbfn

私事。本の始末について同じことばかり書いているようで、要は始末が捗っていないということです。ほとんどシーシュポスですが、そろそろ笑ってられない年齢なんで焦ります。DVDは結構大部分始末したのですが、本は有難迷惑傾向があって難しい。・・・どうでもよい話です。

2015-04-27 23:55:49
nibuya @cbfn

とうの昔に締め切りが終わってしまっている原稿を意地で書き出す。無意味な意地。日本語が自分の中で崩壊してしまって修正できない。・・・ピンチョンの登場人物の一人が「ジェダイの帰還」に人生観を支配されているという場面、意味なく羨ましい。憧れの(?)小型携帯DVDプレーヤーの購入を考える

2015-04-28 00:01:34
nibuya @cbfn

私事。プロテクターの平ゴムが緩んで来たので近所の大きな手芸店をうろつく。何軒かのテナントが入っている広い建物に客の姿がほとんどない。がらんとしたこの感じは好きだが、商売には呆然だろうと余計な心配。何故かこういうところでものを買うと宇宙相手に貨幣交換しているような気分になる・・・。

2015-04-28 00:32:53