ITエンジニアから見たニューヨークの生活事情と就職話

Mr. ベイエリア @csstudyabroad

シリコンバレーはよく分からないのだけれども、ニューヨークもITエンジニアとして生きていくにはいい場所だと思うので、ちょっとニューヨークの就職＆生活事情を書いてみようと思う。

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NYには世界中から大企業の拠点が集まっているのはご存知の通り。アメリカの大手金融機関の大多数はテクノロジー本部をNYに持っている。IT企業も「世界で２番目に大きい拠点」は大抵NYにある。Google然り、FB然り。IBMなどNYが本社の企業もある。ベンチャーも無数にある。

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特にNYは研究系が強いと思っていて、GoogleとMicrosoftには強い人がたくさんいるし、FBのAI研やIBMはそもそも本拠地がNYにある。研究者は比較的年食ってる人が多いので、シリコンバレーよりもNYの生活環境を望むのかもしれない。

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就職するルートは二つ。日本でスキルをつけて中途を狙うか、大学院に留学して学位をとって新卒入社。前者は就労ビザが抽選なので、運が絡む。後者はOPTがあるので、卒業後２年ちょっとはビザ無しで働ける。そして修士だと就労ビザがおりる確率が飛躍的に上がる。

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就職難易度は、少なくともNYUかコロンビアの修士を出ていれば職が無くて困ることは無い。そしてこれらの大学院に入るのは、修士であれば難しくはない。ただ学費は高く、年間$30,000くらいかかる。自分は幸運にも大学から奨学金が出ているので、学費を払ったことは無い。

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給与は新卒で金融系だと$80,000、IT企業だと$100,000が最低ライン。税金で1/3持っていかれるけれども。大手か、強めのベンチャーだともうちょい貰える。ちなみに自分はこの最低ラインよりはだいぶ高い。

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続いて、生活面。一言で言うと、楽しい。芸術とエンターテインメントに関しては、NYは世界最強。美術館には教科書にのってるレベルの絵画や彫刻がゴロゴロしてるし、オペラやミュージカルも超充実。アウトドアも充実していて、郊外に出ればハイキングも出来るし、冬はスキーも出来る。

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あと個人的に、セントラルパークを筆頭に、大小さまざまな公園が点在してるのが嬉しい。無料Wifiが使えたりもするので、夏は公園に寝転がって勉強したり研究するのがマイブーム。夏しかできないけれども。

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治安はアメリカではかなりいい方で、普通に生活していて犯罪に出くわすことは基本的に無い。飯は各国料理が充実していて、個人的には東京より美味いと思う。日本食も充実していて、ラーメン屋と寿司屋はいたるところにあり、かつそれなりに美味い。あと、大戸屋がある。

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日本のものは日本のスーパーで大抵何でも手に入る。本も紀伊国屋があるので大体なんでもOK。日本人は自分のまわりには少ないけれども、多分きっと多い。唯一、日本の服は手に入らないのだけれども、日本人のデザイナーの友達曰く、SOHOあたりのセレクトショップの方が品揃えがいいとのこと。

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家賃はマンハッタンは超絶高く、シェアでも家賃は月$1,000〜1,500くらいから。一人暮らしだと$2,000〜2,500から。ブルックリンとクイーンズは格段に安くなって、シェアなら$500から、一人暮らしでも$1,000くらいから見つかると思う。

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まあそんな感じ。逆に悪い点は、冬が寒いのと、地下鉄の駅が驚くほど汚いこと。どちらも慣れるのでなんとかなる。自分は東京も大好きなのだけれども、どっちかというとニューヨークの方が好きなんじゃないかと思う。