社会学における「量的研究」と「質的研究」の関係をめぐって
- MinoruSawada
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@naokimed 「「解釈」なるものを基準とする-量的方法を凌駕するような科学方法論」を言えてはじめて、そういうことが言える筈だと思うんですけどどうですか。(「説明と理解」のような新カント派的な古い区別に頼るのはやめたほうがいいのではないか、というのが私自身の見解。)
2010-12-26 06:31:39@naokimed いや、「凌駕」は言いすぎだった。「匹敵」でよい。(とりあえず、いまの質的研究には、科学方法論に関する独自の貢献は 何もないように、私には みえるので。)
2010-12-26 06:33:57こういう現状で、かつ、量的さんのほうは〈質的/量的〉にまたがった研究をすでにしている以上、「統合ってなんだよ?なんのために必要なんだ?」とは聞きたくなるよね。
2010-12-26 06:36:00とはいえ、社会科学方法論争は、少なくとも 60年代くらいまでは余波が続いていたわけだから、ブルデューにとっては「同時代の思潮」ではあったわけだ。
2010-12-26 06:40:12@naokimed 逆に質的研究に量的研究と統合されない部分が残るのには、それなりの理由があると考えることもできるのではないですか。 @contractio
2010-12-26 06:39:33こう仰るときには、社会現象に対する強い理論的前提が既に前提されているように感じます。 QT @naokimed: @friendsroots @contractio *私は質的方法と量的方法の両方を大事にしたいのですが、日本の「質的」研究の現状を変革する必要がありそうです
2010-12-26 06:40:50「質的研究」を「量的研究と統合・相互補完されるべきもの」と考えるのも「量的研究の残余」と考えるのも、どちらも「量的研究」の採用している理論的・方法論的前提から「質的研究」を眺めて評価しているという点では同じに見えますな。
2010-12-26 06:46:34てことで「ブルデューの方法を検討するなら、まずは量的さんの観点からいかないとね」という私の主張が出てくるわけですな。 RT @friendsroots: *、どちらも「量的研究」の採用している理論的・方法論的前提から「質的研究」を眺めて評価しているという点では同じに見えますな。
2010-12-26 07:54:46そんな区別はくだらないと思っていますよ。 QT @naokimed: @friendsroots それで、小宮さんはどうお考えなのでしょうか。「質的/量的」について。
2010-12-26 07:19:27@naokimed 区別を拒否するというか、その区別が社会現象の経験的調査を分類する際の最も大きな区別だとは思っていません。分類はまず「社会現象」なるものに対する態度によってなされるべきで、一つの態度を取ったときに採用される調査法の下位分類としてなら「量/質」もあると思います。
2010-12-26 07:29:39「説明と理解」によって土俵設定された「社会科学方法論争」が 哲学出自の=哲学的な論争だったのと違って、〈量的/質的〉という区別は 量的方法がいちおうの成功を収めたところで出てきた 社会科学ネイティブな議論ではないかと私は思っている。
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