丹生谷貴志ツイートまとめ(2015年5月)
何故持っているのか記憶にないパティ・スミス『Horses』。今聴くと彼女或いは彼女たちが憎悪したはず(?)のものにそれがあまりに似すぎてしまう無残さ・・つまり「モダン終末期インテリ」の高度に知的なスノビズム。ステージから切り離された彼女の声は「パンク」というには技巧的で細すぎる。
2015-05-24 14:21:12N・ゲルマンの遺作『神々のたそがれ』の「原作」はストルガツキーの『神様はつらい』だそうだが邦訳は絶版、古書は一万を超え! 買う気はないし図書館は鬼門だから邦訳は未読。仏訳を持っていた記憶を辿って探索二日、ついに発見。それだけでぐったりしてしまう。神様もつらい、殆どドラゴンボール。
2015-05-26 01:58:25それこそ起き抜け耳元!の本を開くと「精神分裂病者」の病歴記述・・・しばらく熱中して読むが(なんて朝の読書だ!)、いつもながら不意に冷める。病者の「妄想世界」は恐ろしいほど浸透的で僕は簡単にそれに染まり浸潤を受けそうになり、しかし不意にその世界の「鈍い凡庸さ」に脱力し始めてしまう。
2015-05-26 02:05:20ラヴェルの左手の為のピアノ協奏曲はウィトゲンシュタインの兄の依頼で作られたが出来たら難しすぎるといって難癖をつけた。我儘な男だ、と極東の僕は意味なく腹を立て、弟のルードヴィヒに八つ当たり?そういや彼はバフチンの兄と友人だったはずだが・・・とまさかそこまで八つ当たりは広げず・・・
2015-05-26 02:31:31B・B・キング毒殺疑惑? モンローからマイケル・ジャクソン・・・誰も彼も謀殺説が出る・・・まあロラン・バルトみたいな人も謀殺説がありましたから・・・
2015-05-27 04:13:04唐突だが、僕らの世代?が例えば坂本龍馬をどう思っているかと言えば、勤勉に暗躍しながら結局何の役にも立たず忘れられていた存在だったのが、旧土佐藩懐柔のために戊申以降に「思い出され」過大に神話化された男というイメージで、なるほど個体としてとても面白いキャラだがそれ以上でも以下でもない
2015-05-31 10:32:17・・・いや、ここのところネットを開くたびにどこかに「龍馬の真実」とか「明治維新史の陰謀」とかいう大仰で物欲しげな広告が出るので鬱陶しいのだ。19世紀後半が「国際ビジネス」の夢想の跳梁する間抜けな政経冒険家の時代だったのは衆知のこと、その「隠された真実」のどこが面白いのかわからない
2015-05-31 10:51:30