古流武術(古武道)問題2

長くなったので2を作りました。
26
前へ 1 2 3 ・・ 23 次へ
又四郎 @matamatamatayan

関節技(逆手)は痛みを感じない相手には効かないというのは間違いです。私は一部の関節技を掛けられても痛みを感じない体質ですが、痛みがなくても崩されたり動けなくなったりします。痛みとか折れるかどうかは二次的な問題です。掛かったら崩される、動けなくなるというのが逆手の恐さです。

2015-06-20 23:57:10
又四郎 @matamatamatayan

現代武道や格闘技の試合では関節技で相手を降参させるので、痛いかどうか、折れるかどうかが関節技だと誤解するのは仕方がありませんが、古流柔術で多種多様な相手と稽古すれば、本当の事は分かります。

2015-06-20 23:57:30
又四郎 @matamatamatayan

私の経験では男性は数十人に一人程度の割合で一部の関節技に痛みを感じない人がいます。女性は体が柔らかい為かその割合はもっと多いです。

2015-06-20 23:57:48
又四郎 @matamatamatayan

ついでに合気道についても書いておきます。合気道は護身術としては非常に優れています。それはテレビを見ていれば分かります。テレビでは時々、暴漢に襲われた人や、警察官が犯罪者を取り押さえる映像が流れますよね?その場合、武道、武術、格闘技の試合のような事は殆どやりません。

2015-06-20 23:58:10
又四郎 @matamatamatayan

よくあるのは暴漢が突進してきたり、警官が一瞬の隙をついて犯人に突進するというものです。合気道は敵が突進してくるという状況設定が多いので、このような状況には最適です。

2015-06-20 23:58:36
又四郎 @matamatamatayan

不思議な事に合気道のこのような特徴について誰も説明しません。私が知らないだけで説明している人がいるのかもしれませんが、そんな人がいても殆ど知られていないと考えられます。隠しているのか?専門家でも気がついている人が少ないか?私のように当たり前の事なので説明しないだけなのか?

2015-06-20 23:59:03
又四郎 @matamatamatayan

昨日の続きです。 武術雑誌等の影響だと思いますがベクトルを外すという事を過大評価しがちなのでこれについて。逆手(関節技)よりもベクトル外しを上級技術と言う人がいますがそうでもありません。特に立ち関節技はベクトル外しが出来ないと使えません。

2015-06-21 11:55:30
又四郎 @matamatamatayan

以前、逆手(立ち関節技)について当身(打撃)による崩しがなければ掛かりにくいが、格下の相手なら当身なしでかかるという話をしました。これを詳しく語ると逆手をかけようとすれば敵はベクトルを感知して外してきます。こちらは外した先を読んでそこに罠を仕掛けます。

2015-06-21 11:55:51
又四郎 @matamatamatayan

つまり数手先を読む戦術を使う事で当身なしの逆手が掛かります。ベクトル外しは出来て当然でありこちらはそれを上回らなければ逆手はかかりません。力量に差がありすぎれば戦術無しでも掛かりますが。

2015-06-21 11:56:11
又四郎 @matamatamatayan

型で言えば裏型、裏の裏型を使う能力がなければ格下と言えども力量差がある程度の範囲に収まっている相手には逆手は掛かりませんね。

2015-06-21 11:56:27
又四郎 @matamatamatayan

次は武術をやる人の強さについて。例えば私の場合、大学古武道部の学生に腹を殴らせても効きません。学生でも力が強い人はいるのでそういう人は別ですが、大学の武術、武道部員の有段者の平均程度の突きは効かないです。

2015-06-21 11:56:47
又四郎 @matamatamatayan

私は大男ではないし、生まれつき力が強いわけでも打たれ強い訳でもありません。うちの道場の成人男性の中では一番力が弱いです。それでも長年稽古していればその程度の打たれ強さにはなります。

2015-06-21 11:57:07
又四郎 @matamatamatayan

誤解しないでほしいのですが、打撃系の武道や格闘技にありがちな殴られて打たれ強さを鍛えるような事はやっていません。流儀の稽古をやってきただけです。

2015-06-21 11:57:24
又四郎 @matamatamatayan

大男の強さについて。 大男でも素人は弱いです。うちに体重100kgちかい人が入門してきた事がありましたが、引っ張ったらすぐ崩れました。ある程度稽古が進んでも足払いで倒せました。さらに数年すると倒しにくくなりましたがその時の試合は捨て身投げで勝ちました。

2015-06-21 11:57:43
又四郎 @matamatamatayan

本気で長年武術をやっている人からみれば大男でも素人は弱いです。メスライオンや小型のオスライオン並の筋肉と戦闘センスがある人は別ですが、そんな素人は恐らく百万人に一人もいないでしょう。

2015-06-21 11:58:01
又四郎 @matamatamatayan

武術、武道をやっているのに現段階での私程度の強さがない人は、稽古年数が短い、本気で稽古していない、未成年者で体が成長しきっていない等の理由があると考えられます。

2015-06-21 11:58:31
又四郎 @matamatamatayan

では本気で稽古するとはどう言う事か?私の場合は最も体力があった20代の約10年間は毎日3時間以上稽古していました。4~5時間稽古する日もありました。休憩時間を含んでの話ですが。私は生まれつき体が弱い方なので一番元気な20代に必死でやってもこれが限界でし た。

2015-06-21 11:58:54
又四郎 @matamatamatayan

私が体力があるタイプであればもっと稽古したでしょうね。誤解しないで頂きたいのですが、私と同じ稽古量でなければいけないという意味ではありません。若い頃は基礎作りとして稽古量が必要ですがこれには個人差があります。

2015-06-21 11:59:16
又四郎 @matamatamatayan

私の場合は毎日3時間以上10年でしたが、才能があればもっと稽古量が少なくても基礎が出来るでしょう。では基礎ができるとはどういう事か?それは流意(流派の原理、理論)が大まかに分かるという事です。

2015-06-21 11:59:37
又四郎 @matamatamatayan

ここまでくれば稽古量を激減させても進歩出来るという実感が得られます。まあ、基礎は出来ていなくても基礎を会得すべく必死で稽古するのが本気でやると言う事でしょうね。才能があれば本気じゃなくてもかなり強くなると考えられますが。

2015-06-21 11:59:55
又四郎 @matamatamatayan

誤解されたら困るので説明しますが、私は本気でやらなければいけないとは思いません。長年本気で稽古すると人生で失うものが大きいです。本気の稽古は一部の人がやればいい事であって、人生設計を考えてほどほどにやるのが普通でしょう。

2015-06-21 12:00:16
又四郎 @matamatamatayan

私の兄弟子にも私なんかより才能がある人達がいましたが、道場に籍だけ残してこなくなった人が何人かいます。人生を考えての事でしょう。賢明な選択ですね。因みに私の愛刀は稽古に来なくなった兄弟子から刀屋より安い値段で売ってもらった物です。

2015-06-21 12:00:34
又四郎 @matamatamatayan

話を戻しましょう。そんなんじゃ強くなれないという人もいますが、武術、武道をやる目的は人それぞれなので別に全員が強くなる必要はありません。武術、武道がただ強くなるだけのものであれば文化的な広がりがなく滅んでいた事でしょうから。

2015-06-21 12:00:53
又四郎 @matamatamatayan

武術の本でも雑誌でも小具足と言えば短刀術という事になっています。基本的にはそれでよいのですが実際はそこまで単純でもありません。最初の小具足は竹内流ですが、竹内流で最も古い小具足表型(25ヶ条)は短刀術が中心です。しかしその他の技術も多いです。

2015-06-27 21:01:18
又四郎 @matamatamatayan

短刀と短刀で戦う、捕手(意味は幾つかありますがここでは逮捕術)の返し技、大刀で素手の相手と戦う、居合術で短刀と戦う、素手で武器と戦う、人質救出、暗殺等の想定があります。後世の剣術、居合術、柔術等よりも状況設定が多彩です。

2015-06-27 21:01:39
前へ 1 2 3 ・・ 23 次へ