自分に鈍感な男、自分に敏感な女  「不機嫌」についての考察

文筆家の千野帽子氏をはじめとした、「不機嫌」をめぐる考察。
549
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

「八つ当たりを受け止めてあげるのが、家族でしょ」じゃ、息子は育てられない。衝動的に噛み付き、脱走し、殴りかかってくる4才児に「甘えてるのよ」で済ませておけば、「40歳児」の時はどうなる??? 不機嫌ダダ洩らしのオムツ君の出来上がりではないか?

2015-06-10 12:07:53
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

不機嫌の適切な処理の仕方を覚えないまま、父になってしまうと苦労する。ダンナはとても優しい人なのに、優しい人だから貯め込んで、ためこみダムが突然溢れて、逆上して、怖がられ、寂しくなって、また上に戻る悪循環パターンだ。 「どーせ決壊するんだから、貯めずに小出しが親切!」から。

2015-06-10 12:15:37
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

「不機嫌の際は、不機嫌宣言してくれれば、ご希望に沿ってそっとしとくから」ってのが最初。子供らに「パパの不機嫌は自分のせい、ではない」を明確にする必要があるから。 けど、これは「不機嫌の自覚」が必要で、これが最初だと難しかった。割と失敗。

2015-06-10 12:25:01
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

それから「憤怒性健忘症という、激怒すると酷いことを言ったりやったりするが忘れちゃう病気」を作って、発作後、終了宣言と謝罪と「怖かったでしょ!」に付き合う、をやれば、怒り放題!っていう、家族会議の決定をやった。これは良かった。 ダンナは自分の怒りを怖れていたから。

2015-06-10 12:27:19
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

怒り放題プランは、会議の決定に従って「ごめん!イライラした!」「パパ怖かったよ!もう終わった?」「終った」が1,2回あって、その後実はダンナの激怒性発作は起こっていない。 「漏らしたオシッコの処理を自分でする」なんだな、これ。やらかすな!より始末すればいいの方が自覚へ進める。

2015-06-10 12:33:30
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

うちの家族がこれをやれたのは「ダンナが恐ろしく素直」という人徳があったからだ。4歳の息子の説教を正座して聞く「素直さ」ってのは、美徳の中でも稀有な極上ものだと思う。「その時点で出来るかどうかは問題じゃない」ってことで。 娘は「人間、伸び率!」とよく言う。

2015-06-10 12:41:37
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

母親のオムツ役をやらされてる子供を想うと、胸が痛む。 私は「八つ当たりは人としてダメなこと」って教わった後だったから、ダンナのオムツはイヤだ!が分かった。 それしか知らないで大人になったら、どんなに辛いだろう、自分が辛いってことも自覚できないぐらい自分を痛めつけそうで、胸が痛む。

2015-06-10 13:15:02
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

娘の方にも「逃げる」「泣く」で済むと思うなよ!ってのはよくやったなぁ、と思い返す。 「よーし!泣きながらでも手は空いてるな?泣いてていいから、手は動かせ!」 「泣く前に、することあんだろ!!!」 「自分が泣いた理由を、泣き終わってからでいいから、説明しろ」

2015-06-10 13:24:48
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

男性に多い「不機嫌と暴力の匂いコンボ」支配と、女性に多い「泣き落としと不安の匂いコンボ」支配があると思う。「不安」ってのも、不機嫌と同じでオシッコだからね。オムツ坊やと共に、オムツ嬢ちゃんってのも、たくさんいると思うよ? 「不安」はオシッコです。適切に排泄しましょう。

2015-06-10 13:28:04
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

あの頃の自分を振り返ると、ダンナは「不機嫌オシッコ処理を知らず」私は「不安オシッコの存在に無頓着」であって、お互いのオムツ能力の低さを罵り合うという構図で、なんというマヌケさだ!と思える。 ダンナに不機嫌処理をやったように、私はダンナに不安処理を教わった。 「人間、伸び率!」だ。

2015-06-10 13:34:50
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

立ちションが人としてどうかと思うのと同じぐらい 涙は女の武器も人としてどうかと思う。 涙は心の汗。心が動けば出てくる生理現象。汗びっしょりの人に何をしてあげたくなるのかは、その人次第。 汗かいた!が言い訳にならない様に、涙も言い訳にならない。

2015-06-10 13:50:14
hk @pori313

『人間には底抜けに善良なところがあるらしく、目の前の人の感情に責任を取らずにはいられない心理が働く』>不機嫌がなぜいけないか。「ピカソは本当に偉いのか?」に書いてあった|篠田真貴子|note(ノート) note.mu/hoshinomaki/n/…

2015-06-10 10:49:45
hk @pori313

『不機嫌をあらわにした人物に対面した場合、多くの人は反射的にその人の機嫌をとる傾向が強くなってしまいます。そして相手の機嫌が良くなると、不思議な充足感と達成感を味わうことになってしまう』>不機嫌がなぜいけないか。|篠田真貴子| note.mu/hoshinomaki/n/…

2015-06-10 10:51:58
hk @pori313

「不機嫌な人に支配される」って感覚、ものすごくよくわかる。子供の頃の僕は『父親を怒らせないこと』が最重要項目であり、みんなの機嫌を取ることに成功するとすごい達成感を子供心に感じてた。

2015-06-10 10:57:11
hk @pori313

ゲーテいわく、「人間の最大の罪は不機嫌である。」これはホントにそうかも。

2015-06-10 10:59:35
hk @pori313

帰宅したら夫の機嫌が悪い、そんな毎日、相当しんどいですよ。子供が出来たら「お父さんが不機嫌」は更に困ります。「その家の空気を作るのは、その家の構成員である」という事が解っていない人と結婚すると、その生活は直ちに暗雲立ち込めます。ninoya.co.jp/ninoya_log/alc…

2015-06-10 11:02:21
hk @pori313

「お母さんが機嫌が悪い」っていうのも全く同じだね。>RTこういう記事を読むと、「人間は目的のために感情を用いる」ってのがよくわかる。「俺の、私の、この不機嫌を察しろよ!」ってことだ。

2015-06-10 11:05:05
hk @pori313

『妻の機嫌が悪いときに、夫が責任を感じてはいけない。不機嫌でいるか上機嫌でいるかは、妻の課題。その課題を勝手に背負うから苦しいのだ。』←このアドラーの言葉、額に入れて飾ろうかと最近本気で思う。

2015-06-10 11:06:42
hk @pori313

僕はこれまでの人生で何かあるとすぐ不機嫌あらわにするような奴だったんだけど、これは「不機嫌という感情を最大限に活用していた家族」で育って、無意識のうちにその効果を知ってたからそういう行動になってたんだろうね。

2015-06-10 11:16:00
hk @pori313

「家族の誰か一人が不機嫌でも周囲がなだめることもなく、不機嫌だからと構ってもらうことも期待しない」っていうほうがむしろ普通な家族なんだと気づくのに、相当時間かかった。

2015-06-10 12:12:53
倉沢 繭樹 @mayuqix

心理学関連のワークショップなどでは、「自分の感情の主人は自分自身だ」などと言われます。たとえ他者によって怒りや不快感といった反応が引き起こされても、それをコントロールするのはあくまで自分の責任だ、というわけです。

2015-06-10 19:06:36
倉沢 繭樹 @mayuqix

たとえば、自分の「不機嫌」を他者に慰撫させようとする人は、自分の感情の責任を自分でとれない人だということです。そういう人は、しばしば自分の周囲の環境に様々な責任転嫁をし、自分はあたかもその「犠牲者」もしくは「告発者」であるかのように振る舞います。

2015-06-10 19:17:06
倉沢 繭樹 @mayuqix

逆に言えば、自分の感情を自分でコントロールできず、いつも受動的に反応している人は、環境に翻弄されているとも見なせるわけです。当人にとって環境が「良好な状態」ならいいでしょうが、「悪化した状態」に置かれた場合、ダイレクトな影響を受けて深刻な不安に陥ります。

2015-06-10 19:24:02
倉沢 繭樹 @mayuqix

「環境の奴隷」にならないためにも、自分の感情の始末は自分でつけたいものです。そういう態度を忘れないなら、他者の協力を得ることもできるはずです。

2015-06-10 19:27:00
倉沢 繭樹 @mayuqix

ちなみに、僕が知っているカウンセラーが言っていた言葉。「相談に来られても、男性はなかなか自分の感情を話しません。これこれこういう事があって、誰それがこう言いました、しました、とおっしゃる。報告口調です。こちらが、それでどう思われましたか?、と聞くと、やっと答えてくれます」。

2015-06-10 20:05:37