砂歌いと黒豚まとめ/5
- schsch_schwein_
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恐怖劇、その後。
@gmfloHo 「いや、なんていうか途中まで恐怖劇だったんだけど、最終的に喜劇の神が下りてね」ちょこんと座って、砂歌いを待つ。「二対一で戦ってたんだけどね。相手の片割れがジャイアントスイングで投げてきたもう片割れによって、場外ホームランかまされてさぁ」
2015-06-11 02:43:24@gmfloHo 「お相手がとにかく愉快なひとだったんだよねぇ。良い人だったよぉ、綺麗に治してくれたしさ」括った髪の根元で、猫目石が揺れる。「新喜劇かも。息の合った兄弟コントも見れたしさ。……でも、やっぱりちょっと疲れちゃった。来てくれると嬉しいな」
2015-06-11 02:51:23@schsch_schwein_ すとん、と背後に降りて。「俺は、アッシーじゃ、ねえぞ、っと」抱え上げ。「……ま、そういう約束……だしな」ぽてぽてと歩き出す。
2015-06-11 02:53:10@gmfloHo 「わ、来てたの?」びっくりして、目を丸くしながらも、大人しく抱えられる。「アッシーとは思ってないよぉ。……どっちかっていうと、落ち着きたい気持ちの方が大きいかな」
2015-06-11 02:55:35@schsch_schwein_ 「……面白い劇の後なら、その昂揚感のまんまでも、悪くは無いと、思うんだけどなあ……」ぽくぽくと歩きながら思ったことを呟く。
2015-06-11 03:02:50@gmfloHo 「昂揚感はきもちいいし、悪くはないよ。ただ僕の場合は、あんまり長く続くと、混沌核に熱が篭っちゃって消え難くなるからね」難儀なんだよねぇ、と苦笑しながら。「それなら、楽しかったことをゆったり思い出して、噛み締めてたいかな」
2015-06-11 03:05:58@gmfloHo 「君に、面倒かけてるのは重々承知だよ。……アッシーって言うか、あれかな、メンタル介護に近いねこれ」溜息をついて。「あ、そうだ。……舞台で思い出した」
2015-06-11 03:10:28@gmfloHo 「……君が聴きに来てくれた、戦語りの興行でね。いっこ、思い出したことがあった」ぼんやりと、揺られながら。「……君が前にくれた助言がね、助けになったなぁって」
2015-06-11 03:16:23@gmfloHo 「覚えてるかな。……何でも願い事をかなえてくれる、邪紋使いの話」目を細めて。「無理に願わず、取っておくのも手だって、言ってくれたからさ。だから、最後に……一番、大事な時に、願えた」
2015-06-11 03:19:28@gmfloHo 「ふふ。そうなの、かな?」くすくすと吐息だけの笑みを漏らして。「あの時……君も一緒に、そういう形で傍に居てくれてたんだなぁ、て思うと、嬉しいものだねぇ」
2015-06-11 03:26:06@gmfloHo 「……そういう取り方しなくたって。入れ知恵じゃなくて、助言だよ」すり、と胸元に頭を寄せて。「いつも冷静な君だから、君の言葉は僕の助けになる」
2015-06-11 03:29:45@gmfloHo 「なら、よかった」嬉しそうに、表情をふにゃりとさせる。「少し、寝るね。……着いたら起こして。晩ご飯ごはん作るから」彼の静かな声に耳を傾けているうち、ゆるやかに眠気が訪れる。何がいい、と目を擦りながら。
2015-06-11 03:37:49@schsch_schwein_ 「ん。おやすみ」……眠りに落ちて行きそうな走狗を家の寝台に運びつつ、誰に言うでもなく、ぽん、と手を打ってひとつぽつり「鮎の塩焼き」
2015-06-11 03:41:35