- ElementaryGard
- 11326
- 2
- 19
- 2
「日本のアニメはやはりブラック業界」 togetter.com/li/839361 このやり取りがとても面白かったのでTOGETTER化しました。
2015-06-26 07:31:04アニメ界がいかに国の法律や規制の及ばないアウトローの荒野で花開いたあだ花の群れでしかないことがよくわかりますね。
2015-06-26 07:33:00『日本アニメーション映画史』をまた借りてきました。1978年。ずいぶん前の本ですが日本アニメ史の一大古典にして金字塔です。
2015-06-26 07:34:19脱稿は前年の4月末とあります。『宇宙戦艦ヤマト』が劇場公開でブレイクするのはこの三か月後のことでした。
2015-06-26 07:39:13で、この本の締めくくりが、『ヤマト』で顕在化するアニメブーム(青春映画のノリでアニメに入れあげる中高大学生が男女問わず増殖した)を予見させる書き方になっています。
2015-06-26 07:40:58>ファンの傾向 最後に、最近のアニメ・ファンの傾向として、作品研究より、個々の作品の主人公なりキャラクターのみのファンが多いそうだ。例えば東映動画の名作「太陽の王子・ホルスの大冒険」では主人公のホルスやヒロインのヒルダだけのファンがいたり、TVアニメの特定の主人公の
2015-06-26 07:43:23>ファン・クラブもあると聞く。細分化された研究も結構だが、アニメの歴史とか映画史の立場から見たアニメ研究といった地味な研究を後輩のアニメ・ファンに是非望みたい。
2015-06-26 07:45:09この翌年、アニメ情報誌『アニメージュ』が創刊。第一号こそこんな表紙でしたが pic.twitter.com/ghTTyit8lk
2015-06-26 07:49:1010月号でこうなる。女の子の黄色い悲鳴が聞こえてきそうです。 pic.twitter.com/dzypaDnnRy
2015-06-26 07:52:15人気キャラクターを青春スターとして売り込むわけです。アイドル雑誌の編集方針を踏襲していったのがわかります。
2015-06-26 07:53:04さて『アニメージュ』創刊とほぼ同じ頃に刊行されたこの『日本アニメーション映画史』は、アニメブームの波にのる形になりましたが、内容はそうではありません。むしろアニメブーム以前の本です。
2015-06-26 07:57:33『ヤマト』の話題は、本の後半を占める作品データ編の一番最後に出てくるぐらい。1977年の劇場版のことです。テレビの再編集でしたが。
2015-06-26 07:59:34p181に「TVアニメの課題」の題で、労働環境がいかにひどいかが少しつづられています。
2015-06-26 08:03:04>問題は製作期間が余りにも短かすぎることで、毎週30分番組を一本作って放映するという神技は外国では決して見られない。この功罪は、虫プロの「鉄腕アトム」からだろうが、アニメ労働者の労働条件などは事実上無視されているそうである。
2015-06-26 08:05:29皮肉なことにこの本、序文が手塚治虫なんですよ。「これほどの本は今後10年は出ないだろう」と大激賞。
2015-06-26 08:07:08この本の脱稿(書き上げたってこと)は1977年4月末でした。そして半年後に『マスコミひょうろん』(後に『噂の真相』となる)に、手塚を糾弾する特集が。
2015-06-26 08:12:57「アニメブームを支える裏方の異常事態・第一人者・手塚治虫の残した最大の罪を問う」 pic.twitter.com/GJMPIW3P1H
2015-06-26 08:16:32ベテランアニメーターA氏による告発。大塚康生と思われます。 pic.twitter.com/zjGTtCHFIm
2015-06-26 08:17:34『ヤマト』で顕在化したアニメブームとともに、手塚原罪説がパブリックに出てきたのです。これ以前にはなかったと思います。少なくとも確認はできませんでした。
2015-06-26 08:18:43A氏の手塚批判には事実誤認が多い、というかほとんどが事実誤認なのですが、それでも結論は正しい。不思議ですね。「大塚のパラドクス」というところか。
2015-06-26 08:20:09