昨日発生していたサイトログインできない不具合は修正されております(詳細はこちら)

科学者にとって、統計ができること、英語ができることは必須なのか?・・・主に人文系のジャーナルを例に Presented by ynabe39

15
daigaku-nekoΦωΦ @Manyaces

@ynabe39 同様の専門家の方々を集めるのではなく、得意な点が異なる査読者の先生方が選ばれているということなのですね。

2010-12-29 04:29:29
渡邊芳之 @ynabe39

だから「論文の査読者の中に自分よりバカな人が含まれている」可能性は常にあります。ある意味その可能性の大小がそのジャーナルのレベルを決めているとも言える。有名ジャーナルほど査読者のレベルは上がるから「バカな査読者」に当たる確率は多少は低下する。

2010-12-29 04:29:33
渡邊芳之 @ynabe39

心理学ではどのジャーナルもそうだと思います。 RT @Manyaces: 同様の専門家の方々を集めるのではなく、得意な点が異なる査読者の先生方が選ばれているということなのですね。

2010-12-29 04:30:14
渡邊芳之 @ynabe39

(承前)ただこの問題が「文系で査読誌が機能しにくい分野が存在する」ことともつながっている。理系の主要分野のようにあるテーマについて世界中のたくさんの研究者がヨーイドンで研究を進めているような場合,そのテーマの論文をまともに査読できる人も世界中にたくさんいる。

2010-12-29 04:32:15
沼崎一郎 @Ichy_Numa

日本のジャーナルは編集者の権限が弱すぎる気がする。差読者の意見が分かれた場合、あるいは差読者が総じて否定的な評価をしても、編集者の権限で採択してよい。海外の雑誌の場合、編集者にはそれだけの権限がある。そして、結構長期間編集を担当する。 @ynabe39

2010-12-29 04:34:49
渡邊芳之 @ynabe39

(承前)いっぽう文系では極端な話「そのテーマで研究しているのは世界中で自分1人だけ」ということもありうる。その研究を誰が査読するのか。哲学の先生が「私の論文を査読できる人など世界中に誰もいませんよ」と真顔で言っていたのは印象的だった。

2010-12-29 04:34:57
渡邊芳之 @ynabe39

(承前)国際ジャーナルやその査読というのも「同じテーマで研究している人が世界中に一定数いること」が前提になっている。だから実験心理学には国際ジャーナルがあるが,太宰治の作品研究に国際誌は成り立ちにくいだろう。

2010-12-29 04:37:19
渡邊芳之 @ynabe39

「受講者全員に実施している授業評価データの分析で検定を用いている」ような例なんて枚挙に暇がないと思う。いったいどこにどんな母集団を仮定しているのか。

2010-12-29 04:39:55
沼崎一郎 @Ichy_Numa

www。 RT @ynabe39: 「受講者全員に実施している授業評価データの分析で検定を用いている」ような例なんて枚挙に暇がないと思う。いったいどこにどんな母集団を仮定しているのか。

2010-12-29 04:41:51
渡邊芳之 @ynabe39

私が編集してるジャーナルでは私自身の判断を強めるように努力してます。編集委員長も二期目でもう4年過ぎたかな。ただ三期はやらせないでしょうね。 @Ichy_Numa

2010-12-29 04:42:01
渡邊芳之 @ynabe39

「私が死ぬまで渡邊芳之責任編集」というジャーナルをやりたい,というのは昔からときどき考えます。

2010-12-29 04:42:55
沼崎一郎 @Ichy_Numa

査読の意味を理解していない査読者も多いからなあ。自分と意見が違うからと論争始めるのもいるから…。 @ynabe39

2010-12-29 04:44:23
渡邊芳之 @ynabe39

(承前)そのテーマで研究している研究者のコミュニティがほとんど日本人で占められている場合には,論文を英語で書くことにはあまり意味がない。外国人の研究者のほうが日本語を勉強して日本語で書くほうが合理的になる。

2010-12-29 04:45:09
渡邊芳之 @ynabe39

困った査読者を判別して回す論文を選ぶのは編集委員長のもっとも大切な仕事ですね。 RT @Ichy_Numa: 査読の意味を理解していない査読者も多いからなあ。自分と意見が違うからと論争始めるのもいるから…。

2010-12-29 04:46:00
沼崎一郎 @Ichy_Numa

学会誌の編集長というのは、もっと業績評価でウェイト置くべきですね。自分で論文書くほうがよほど楽w。 @ynabe39

2010-12-29 04:48:09
渡邊芳之 @ynabe39

そうでもない。私は自分の論文ではもっと苦労する。 RT @Ichy_Numa: 学会誌の編集長というのは、もっと業績評価でウェイト置くべきですね。自分で論文書くほうがよほど楽w。

2010-12-29 04:49:20
沼崎一郎 @Ichy_Numa

電子ジャーナルなら、作れるな。問題は、投稿者がいるかどうかwww。 RT @ynabe39: 「私が死ぬまで渡邊芳之責任編集」というジャーナルをやりたい,というのは昔からときどき考えます。

2010-12-29 04:49:26
沼崎一郎 @Ichy_Numa

それは、本当でも言ってはいけないwww。 RT @ynabe39: そうでもない。私は自分の論文ではもっと苦労する。 RT @Ichy_Numa: 学会誌の編集長というのは、もっと業績評価でウェイト置くべきですね。自分で論文書くほうがよほど楽w。

2010-12-29 04:50:27
渡邊芳之 @ynabe39

(承前)けっきょく「英語で書くかどうか」「統計を使うかどうか」はそのテーマで研究している研究者コミュニティの性質によって定まるということになる。ただ日本の文系研究者がもう少し英語で書いてもいいだろうとは思う。本人が書くだけでなく優れた邦文論文を学会等が翻訳して出版してもよい。

2010-12-29 04:52:50
渡邊芳之 @ynabe39

だからやらされるんですね〜。 RT @Ichy_Numa: それは、本当でも言ってはいけないwww。 RT @ynabe39: そうでもない。私は自分の論文ではもっと苦労する。

2010-12-29 04:53:18
渡邊芳之 @ynabe39

理系だとさっきいったようにヨーイドンだから研究者がバカだと「意味のあるテーマについての意味のない研究」になるが,文系ではテーマ設定自体が研究のキモだから研究者がバカだと「意味のないテーマについての研究」になる。これを査読で指摘するのが本当に難しい。

2010-12-29 05:00:25
渡邊芳之 @ynabe39

「研究自体に意味がない」「仮説がつまらない」ということを査読で書くと最近ではまず間違いなく「ハラスメント」と言われる。まあ「あんたはバカだ」と言ってるわけだから実際ハラスメントなのか。

2010-12-29 05:01:53
渡邊芳之 @ynabe39

まあ「英語で書かない」「科学的でない」ことに劣等感を感じている文系研究者が多いからこそ @pukuma 先生のような論点で盛り上がる。これは文系研究者自身が「自分のやっていること」を日頃きちんと考えていないせいだと思う。

2010-12-29 05:05:28
渡邊芳之 @ynabe39

自国語(自分のコミュニティの生活言語)で高等教育を受け,自国語で研究者養成教育を受け,自国語で論文を書いて発表できる国とそうでない国。国連加盟国の中でどちらが多いだろうか。それはものすごくありがたいことだが,ありがたいだけにマイナス面もあるだろう。

2010-12-29 05:17:11
沼崎一郎 @Ichy_Numa

もちろん英語でなければ読めない書けない国が大多数。日本は幸福、それが欠点! RT @ynabe39: 自国語(自分のコミュニティの生活言語)で高等教育を受け,自国語で研究者養成教育を受け,自国語で論文を書いて発表できる国とそうでない国。国連加盟国の中でどちらが多いだろうか。

2010-12-29 05:20:40