日本の音階とか東方Projectの音階とかどうのこうの
ここからはもうめんどいのでデコりません。
3.1 日本音楽
西洋の音楽理論は日本にいながらにしてそこそこ正しい情報をすぐに手に入れられるのに、日本の音階を正しく理解するのにも未だかなりの苦労を要するしわしも図書館でいくらか本を読んでだいぶ分かってきたかなってぐらい。
2015-04-17 18:01:52是非やってほしい。そしたらこんなTogetter作らなくて済む
昨日の東方萃夢想・砕月のメロディの例とかすごく良いと思うんだけどな。西洋音楽理論で見ればずーーっと1つの調の中でメロディが完結しているけれど、日本音楽的に見れば二小節の中で二回転調して使える音を増やしてるっていう考え方。
2015-04-17 18:13:33東方の音楽やその他日本風な楽曲が共通して持ってるあの独特のメロディ感覚ってのは、簡単に言ってしまえばメロディが五音音階、ニロ抜き短音階、ヨナ抜き長音階とかの説明で済んでしまうんだけれど、それよりもう一歩踏み込みつつ別の形で細かい解釈も出来る。
2015-04-17 18:16:063.2 旋律の日本 vs 和声の西洋
優劣の差をつけることは本来全く意味のないことだが、あえて日本の音楽が西洋音楽に劣っているとすれば、その決定的な違いは和声があるかどうかである。どちらも最初は無伴奏単旋律から始まっているはずだが、洋楽はかなり高度なレベルの和声法が発達したのに対し、邦楽はそこまでいかなかった。
2015-04-17 18:22:49歴史を比較すれば、西洋ではグレゴリオ聖歌が単旋律で歌われていただろう時代には中国や日本の雅楽では既に和音という概念が生まれていたという点では東洋が歴史を先取りしているのだけれど、それ以上の歩みをすることはなかった。その間に西洋では五度、三度、七度とどんどん音を積み重ねていた。
2015-04-17 18:25:25日本人は単旋律とちょっとした軽い伴奏だけで充分音楽的な満足をしており、旋律面だけを見れば理論的体系は西洋の長音階とか短音階という概念よりも乏しいが、邦楽の旋律美とか感覚ってのはずば抜けて優れたものであり、和声を必要とするレベルに進む前に明治維新を迎え西洋音楽が入ってきている。
2015-04-17 18:28:38それと先述に加えて、何故邦楽で日本独自の和声法が発達しなかったのかは、日本人の旋律を生んだり表現したりする営みがあまりにも自由な感性によるもので、理論的な規則もはっきりしていなければ理論に縛られることもなく、単旋律に対する音楽的理論が定かにならなかったという一面もある。
2015-04-17 18:32:30物事には必ず順序があって、旋律や旋律学に対する理解があって初めて和声法がその上に発展するのであり、単旋律に対する理論が不定だった地盤に和声法が大成することは出来なかったのである。
2015-04-17 18:34:023.3 俺たちゃ日本人
そうして現代の日本でも音楽の根っこはほとんど西洋音楽がベースになった状態が大体200年ぐらい?続いていて、日本で発展してきた音楽が日本の土着で進化することが出来ないまま今の時代を歩んでいるわけです。
2015-04-17 18:39:20そこで洋楽の模倣に留まるのではなく、日本人としての音楽の感性やオリジナリティを進化させていくこと、日本の土着の音楽感覚をこれからの歴史につないでいくことってのは、私達日本人の音楽家がすべきことなんじゃないかな、と思います。
2015-04-17 18:41:05洋楽の魅力に取り憑かれて「私なんで日本人に生まれてきたんだろう」って言ってる場合ではないと思う。向こうもクラシックっていう高度な音楽や楽器に自分達の民族の感性を注ぎ込んで新しい音楽を完成させるってのに沢山の時間をかけたわけで。わしらは歴史でそれをしなかっただけの話。
2015-04-17 18:49:30日本には非常に貴重な文化財があるのだけれどあんまりそれを知らない(かくいうわしも知らない)から遺すとか遺さないの関心があまりないってのは国民性なのだと思う。
2015-04-17 19:03:284. 他、なんかリプとか
その1
主音をDとしますと(上行・下行の差は坊田かずま氏の解釈によりないものとする)、 陽旋法はD-E-G-A-C-D、半音の音程が一切含まれていないことが分かるでしょう。 一方で陰旋法は一部の音が♭になり、D-Es-G-As-C-D。
2015-04-17 00:15:36