神殺しへの挑戦とその数学的解説
http://bit.ly/ekfLcL 【リーマン予想が解ければ神に一歩近づけるということ】一応メモしておくと,Connesが非可換幾何的なアプローチでリーマン予想にアタックしているらしいので,ここから作用素環>量子統計・場の量子論>世界観3.0 のラインは存在する
2010-12-29 23:43:07http://bit.ly/hrobmE 【ζ関数の零点を強引に神の急所と解釈すれば、リーマン予想の系で神殺しが実現されるな】「1/2は半神半人を表す.これは神殺しつつも致命的弱点を抱えていたジークフリートを思い起こさせる.ここにドイツ英雄詩と数学の密接な関連が見いだせる」と妄想
2010-12-29 23:47:38まず、「代数体」という体が有る。(「体」が分からない人はリタイアで…) これは有理数体Qの「有限次拡大」、要するに"あんまり難しくない複素数体Cの部分体"の事。これをKと書いておく。
2010-12-30 00:13:19代数体Kには「Hilbert類体」「絶対類体」と呼ばれる拡大(Lと書こう)がある。拡大L/Kはガロア拡大で、「Gal(L/K)はKのイデアル類群と同型」というのが類体論(のスタート?)なのだ。
2010-12-30 00:16:00ガロア群Gal(L/K)というのは、要するにLの「自己同型写像」を幾つか集めた群のことで、イデアル類群と言うのは「イデアルを集めた集合」(←イデアルは掛け算が出来るから半群になる、実は群に出来る)を有る同値関係で割ったもの。
2010-12-30 00:17:56さてさっきの同型 Gal(L/K) = C ( := Kのイデアル類群 ) に戻るが、この同型 C → Gal(L/K) を与えるのが「Artin map」なのだ。
2010-12-30 00:20:25Artin map は具体的には [p] |→ ((L/K)/p) (これどう書きゃいいねん…) 、つまり「素イデアルp を含むイデアル類」 に 「pのFrobenius自己同型」 を対応させる写像だ。(もちろんwell-definedになることが示される。)
2010-12-30 00:22:58「Frobenius自己同型」が出てきたが、「Frobenius自己同型が全てを支配する」、つまりこれが神であるという事を思い出しておく。
2010-12-30 00:24:07よって、さっきのArtin mapによってFrobenius自己同型( = 神 ) がイデアル類群の中に対応させられるのだ。つまりイデアル類群が分かれば神が分かったも同然。
2010-12-30 00:25:23と言うわけでイデアル類群という群を調べて行きたい。と言うわけでまずこの群の位数( 大きさ )を調べてみる、という方向に行く。ちなみにこの数を「Kの類数」と言う。代数体の重要な定理に「類数は有限である」というのがあるので、この「類数」は自然数だ。
2010-12-30 00:27:50