自作［デュラプラス］［臨也］8/3更新

海美@趣味垢 @mi_mi0820

修学旅行当日。班長の独断で飛行機の座席が隣になったものの、隣の臨也は30分ほど前からタオルで顔を隠し、寝息を立てている。寝顔が見たくてそっと手を伸ばすと、彼から手を掴まれる。「残念、実はもう起きてました」色っぽい寝起きの笑顔。 #デュラプラス ２人の手はいつまでも離されないまま。

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『もうちょっとで修学旅行だね』夕日が照らす歩道橋。『臨也モテるし、告白とかされちゃうかもね。いいのは顔だけなのに』「どうもありがとう」『…都合のいい解釈だな』「あはは。まあ告白されても、俺が真っ当な恋愛を試みるのは君とくらいだから、覚えておくといい」『…えっ？』 #デュラプラス

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修学旅行で同じ班となり、机を向かい合わせて班会議をしていた私と臨也。隣の彼の特徴的な可愛い丸字をみてクスッと笑う。『字、女の子みたい』「よく言われるよ」『やっぱり』そこから嫌味も交えて談笑は続き、班長にいちゃつくなと怒られた。 #デュラプラス 机の下で触れ合う脚を意識して。

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「いっ、いいいっ臨也！どうしよう！」『何？』面倒くさそうにこちらを向く臨也。「クラスの男の子から花火誘われた…どう断ろう…この人結構しつこ…あっ」携帯片手に動揺していると、彼はそれを取り上げた。 #デュラプラス 「…返事なんてしなくていいよ」不機嫌そうに言うと、電源を切った。

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「君の泣き顔なんて…初めて見たよ」『あははっ…みんな…夏休み楽しそうで』泣き笑いをする私。『私も自由に花火したり、お祭り行ったり、プール行ったり…したいのにな』自身の車椅子を見て寂しそうに呟き、また一粒、涙が頬を伝う。 #デュラプラス 「今ある幸せに目を向けないでどうするんだい」

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臨也とソファに並んで座り、心霊番組を見ていた。『うわあ！』｢怖いなら見なければいいじゃない…俺は特に興味ないのに｣『スリルあるもん！』｢寝られないとか言うなよ？｣『一緒に寝てよ』｢へぇ…？｣そう言うと、臨也は妖艶な笑みを浮かべた。 #デュラプラス ｢何されても文句言わないでね？｣

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『大当たり！告白のあと私も好きだって言ったらほんと嬉しそうにするからもう可愛くて可愛くて！』｢…その話はもういいだろう｣当時を思い出してにやける私をよそに、臨也はパソコンを打つ手を止め、こちらをじっと見る。『睨んでも可愛いだけだよ？』 #デュラプラス ｢にやける君の方が可愛いさ｣

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｢新羅とセルティに、もっと君を大事にしろって怒られたんだけど、何言った？｣少し不機嫌な様子でパソコンを打つ臨也。『好きっていってくれないって』笑いながら答えると、彼は呆れたとため息をついた。｢くだらないな…｣ #デュラプラス ｢君は言葉じゃなく、好きって言う俺が見たいだけだろう｣

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折原臨也 #デュラプラス ＊＊＊ ぼんやりとする意識の中で、温め直された粥が臨也によって私の口へと運ばれる。それは絶妙な温度で私の舌の上へと乗り、猫舌の私でも心地よい温かみを感じながらスムーズ… twishort.com/gzEic

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｢わ！イザ兄の彼女？｣2人で外出中、偶然会った九瑠璃と舞流。顔を合わせるのは初めてだ。｢イザ兄と付き合うなんて物好きだね！どこがいいの？｣｢願（知りたい）…｣出会い頭の私への質問に臨也は複雑な顔でこちらを眺める。 #デュラプラス 『臨也はね、意外とデレるよ』｢お前らな…｣

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『疲れた…』体中のツボを押しまくられ、全身が痛い。｢楽しかったよ｣けらけらと笑う臨也。『よくも際どいとこまで容赦なく…』そう言うとこめかみをぐりぐりと押される。『痛い！痛い！』｢顔のむくみに聞くんだって｣『余計なお世話！』 #デュラプラス ｢俺は君とじゃれる時間を気に入ってるよ｣

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リクエストストーリー 六条千景 #デュラプラス ＊＊＊ 今日の講義を終えた私は帰路についていたのだが、突然３人の男たちに捕らえられ、細い路地に連れてこられた twishort.com/kcDic

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｢馬鹿なことしなかったら俺に粥も食べさせて貰えてたし、プリンも食べられたし俺に甘えられたし、俺も君に優しくできたのに…ねぇ？｣『ちょっと病人に何する気？』｢風邪にきくツボでも押してやろうか｣となんともゲスい顔をする臨也 #デュラプラス 『いっだあぁぁごめんなさいごめんなさぃぃぃ』

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目を覚ました私は、ベッドに頭を預けて眠る臨也の寝顔を間近で拝んでいる。少し虐めたくなり彼の脇腹をなぞると、ビクッと体を跳ねさせた。（えっえっ何今の可愛い）私が動揺を隠せずにいると｢返り討ちにあう覚悟はできてるんだよね？｣と笑う目を覚ました彼の目は笑っていなかった。 #デュラプラス

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臨也にお粥を食べさせろと暴れているうちに体がついていかなくなり、彼に落ち着けよと寝かしつけられた。『臨也ぁ…お粥』｢俺は粥じゃない｣『食べたい…』｢あとで食べればいいだろ、今は寝てな｣『うん…』少し汗ばむ私の頬を撫で、熱を感じる。 #デュラプラス （起きたら甘やかしてやるか）

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私は追われていた。咄嗟に助けを求めた臨也の車に乗り込む。｢…平気かい？｣『……手…』質問には答えず、ただ自分を安心させるために伸ばしていた手に震える声を添えた。臨也は、表情を変えずに組んでいた腕を解き、目に涙をためる私をじっと見つめ、優しく指先を握った。 #デュラプラス

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『病人だよ！熱いでしょほら』自分の額に彼の手のひらをあてがって、彼を見上げる。｢…｣『ね？』｢馬鹿なの？襲ってほしいの？｣『臨也はこれくらいで男の本能と闘わなきゃいけないの？ちょろいの？』｢俺が男の本能に正直じゃだめかい？｣『そんなことよりお粥食べさせて』｢断る｣ #デュラプラス

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｢出来たよ｣夏風邪を引いた私に、臨也は粥を作ってくれた。『卵がゆ…！』｢嬉しそうな顔するねえ｣『なんで好きって知ってるの？』｢俺をなんだと思ってるの？｣『だよねぇ！』澄ました顔で言い粥をローテーブルに置いた臨也に、私は抱きついた。 #デュラプラス ｢君、ほんとに病人？｣

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｢…俺の作った粥でよかったら作るけど｣珍しい彼の手料理を想像しながら『ありがとう、毒盛らないでね』と言うと｢君の彼氏は彼女に毒を盛るのかい？｣と笑い、電話を切る臨也。嫌味を言われたんだなと感じながらも｢彼氏｣という響きに嬉しくなり、大人しく目を瞑った。 #デュラプラス

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｢あぁ？夏風邪？｣電話越しに聞こえるよく通る声。｢どうせ腹出してクーラーの下で寝てたんだろ｣『うん』図星で認めるしかない私。｢今からそっち行くよ、欲しいもんある？｣『プリン』｢…シズちゃんみたいなこと言うなよ｣『プリン』｢はいはい。俺が行くまで寝てなよ｣『うん』 #デュラプラス

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『明日家行って大丈夫？』 ｢昼は仕事相手が来るから夜ならいいよ｣ 『晩御飯の用意買ってく』 ｢助かるよ｣ ｢あと、泊まってきな｣ 『そーする』 半同棲になって、臨也とのこんなやりとりも多くなる。当然のように私の服も洗面用具も食器も用意されていることが幸せ。 #デュラプラス

海美@裏垢 @mi_mi0820

『撮るな！』｢やだよ、ほら、顔から手離して｣面白がる臨也は、私の手を掴んで顔から離そうとする。｢もう浴衣脱ぐよ？｣『えっ…』不意に顔を上げた私を見逃さず、彼は私にキスをした。 #デュラプラス ｢浴衣に写真にサービスしたんだから、これくらい許してもらわないと｣

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｢割が合わないな｣とにっこりと笑い、私からカメラを奪った。届かない高さにまで上げられ、私は思わず飛び跳ねる。すると、懐に忍ばせていた携帯をおもむろに取り出し、｢ほら、笑ってー｣と満面の笑みでシャッター音を響かせる彼を見て、私は思わず顔を隠し、しゃがみこむ。 #デュラプラス

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『かっこいい！！』半ば無理やり着せた、色気のある黒い浴衣で、臨也は腕を組んで無表情。悶えながら写真を撮る私を見て｢楽しい？｣『すごく！』｢物好きだね君は｣これ俺になんのメリットがあるわけ？と少し不機嫌そうに尋ねる臨也。『ないね！』 #デュラプラス

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今日はどこかで花火が上がる。『見に行こう！』と言う私に臨也は苦笑いしながら「俺が花火大会みたいな人ごみにいたら、君をトラブルに巻き込みかねない」と首を横に振った。窓を向きながら盛大に落ち込む私を、彼は後ろから抱きしめる。 #デュラプラス ｢ここからでもよく見えるから、2人きりね｣