丹生谷貴志ツイートまとめ(2015年6月)

丹生谷貴志さんの2015年6月のツイートをまとめました。
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nibuya @cbfn

ともかくチラと見たら保坂和志が「小説のことは作家にしかわからない」とどこかで発言したと出てきて、前後を知らないからどんな文脈でこんな凡庸に馬鹿げたことを口にしたのか分からないが、そうだとすれば小説はその作家の「信者」か「囲み」によってのみ読まれるということになるのかしらね。実際。

2015-06-24 23:11:44
nibuya @cbfn

余談。それこそ「いまどうしてる」状態で言えばここ二週間程近所の倉庫か何かの解体工事で重機が動いて朝八時になると震度3程のひどい揺れが始まり、阪神震災のトラウマでもあるまいが、毎度地震かと思う寝覚めで起こされてしまう。ただでさえ眠りが不定期で浅い者には結構ボディーブロー。

2015-06-24 23:12:10
nibuya @cbfn

録音された自分の声を初めて聞いて存在論的恐怖に襲われるなんて今やお笑いにしても、マルローが記したその恐怖をメルロー=ポンティが真剣に受け取った文章があった。ヴィデオカメラ普及し初めの頃ヴィデオに取られた自分の動く姿を見て「自分が自分の方を見てくれない」恐怖に騒いでいた知人がいた。

2015-06-24 23:12:36
nibuya @cbfn

室伏さんと知り合った経緯は最近なのではっきりしているが他の舞踏家と知り合ったきっかけとなるとよく覚えていない。僕は舞踏に深い興味を持ったことがないから経路がないはずなのだ。最初は多分東京、学生の知り合いとしてアスベスト館系の誰かを紹介された。それでか土方巽さんの告別式かに出て・・

2015-06-24 23:13:11
nibuya @cbfn

・・・白虎社についてなら神戸に来てから熊野のサマーキャンプ(?)に呼ばれるようになってから・・・か? 蛭田さんは何故か中学の時の同窓だったかなにか、変なところで近かったのか、それもはっきりしない。もしかしたらいっそ池袋西武時代の保坂和志に紹介されたのか・・・

2015-06-24 23:13:37
nibuya @cbfn

或る茫とした理由で我慢できない音楽があって、例えばジャズというと誤解も含めてこのせいで嫌になったという、不当と言えば不当な好き嫌い、むしろドイツ語でいう「ハースリーベ」の曲があって例えばビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビイ』を久しぶりに聞いて何かゾッとする。何故だろう?

2015-06-24 23:19:08
nibuya @cbfn

先程『デビイ』を巡って書いたことは1960年代末の東京郊外の或る場所で子供(!)だった或る者に或る条件下でそれhがどのように鳴ったかという極私的なシチュエーションに関わることで、その「曲そのもの」とはほとんど何の関係もなくて・・・ま、そんな具合。

2015-06-25 01:22:46
nibuya @cbfn

椎名誠『さらば国分寺書店のおばば』。このおばあさんを僕も知っていて、本扱いが悪いと怒鳴られた。或る時インドからの帰りズタボロの格好で直接この書店に寄り、当然胡散臭そうに見るのでインド帰りなんですと言うと、あらそうなのと微笑し、『コンゴ紀行』を買うと、ちゃんと読みなさいよと言った。

2015-06-25 01:43:01
nibuya @cbfn

・・・しかし、なんでジッドの『コンゴ紀行』を買ったのか理由を覚えていない。変に安かっただけかも知れない。少なくともはっきりしているのは直接家に帰るのが嫌だったのだ。

2015-06-25 01:48:45
nibuya @cbfn

僕の世代はバッハの受難曲etcというと耳そのものがまずカール・リヒター音になってしまうので、それがどの程度意味ある呪縛(!)なのか確認するために例えばアーノンクールを聴く試み・・で、マタイ受難曲の冒頭が不思議なワルツのように演奏されるのに意表を突かれる。なるほど三拍子なのですよ。

2015-06-28 20:02:35
nibuya @cbfn

・・・とはいえ音楽を聴くと文字通りかなりの頭痛に襲われるのは相変わらず。繰り返しますが僕には音楽を「癒し」として聴く消化抗体が先天的に欠けているようなので、気分もむしろ危機的(!)になり、警戒を要します。

2015-06-28 20:24:51