純粋なデノミならば換算した貨幣価値は不変ですが交換規制があると旧貨幣の劣化になるのでしょうね。もっと平常の問題で「実質GDP」などの物価指数による補正は客観的価値尺度への接近なのか? @uncorrelated @MichiToyama @y_mizuno @ishiiakira
2015-07-14 11:23:22現実のデノミの実行において交換規制が影響するのであっても、貨幣の定義から変更する必要はないでしょう。落体の法則は空気抵抗で挙動が変わりますが、落体の定義がおかしいわけでは無いです。@masuda_ko_1 @MichiToyama @y_mizuno @ishiiakira
2015-07-14 11:36:14実質GDPは、価値尺度財とその他の財の交換レートが刻々と変化する(←モデル上もそうなる)状態を前提にGDPを評価しようと言う細工で、そんなに高尚なモノではないです。@masuda_ko_1 @MichiToyama @y_mizuno @ishiiakira
2015-07-14 11:42:06用語定義といえば、ミクロとマクロと言う区分けが、あまり良い区分けでも無かったりします。部分均衡/一般均衡、静学/動学で区分けをしたほうが、すっきりすると思います。@MichiToyama @y_mizuno @ishiiakira
2015-07-14 13:49:56@chachay マクロ→ミクロは熱力学の主眼ですよ。その意味で経済学とのモデル差異は、経済では厳密には各個人が一様同等でない点ぐらいかと @masuda_ko_1 @y_mizuno
2015-07-14 08:35:05部分均衡と言うのは一つの、例えば財市場だけの均衡で、一般均衡と言うのはそれと同時に労働市場や資本市場の均衡です。静学はある瞬間に均衡が定まって動かない話で、動学は資本蓄積などで均衡が動いていく話です。@MichiToyama @y_mizuno @ishiiakira
2015-07-14 13:50:36マクロ経済学と言うときは、だいたい一般均衡モデルを指しているので、語弊を恐れずミクロとマクロを分ければ、均衡条件の方程式の本数が違う、つまり次元が異なると考えるのが良いと思います。@MichiToyama @y_mizuno @ishiiakira
2015-07-14 13:57:37久保亮五『統計力学』共立出版、初版1952年、改訂版1971年 (新装版2003年) だそうです。kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/978… @ishiiakira 60年代か70年代に出た本だと思うので@y_mizuno @MichiToyama
2015-07-14 11:36:16@masuda_ko_1 @y_mizuno @MichiToyama 初版が1952ですか。古い本なんですねぇ。まぁ、話題にした例題が初版に入っているかどうかは、実物を見ないと(手元にはありません)わかりませんが。私は改訂版からしか実物は見てないです。
2015-07-14 12:11:18わたしも初版は見ておりません。1971年改訂版では「第2章 統計力学の基本的な考え方 2.2 所有の分配」に、通貨(合計額固定)の人への分配があります。次節の振動子系のエネルギー分配を説明するための例です。続く @ishiiakira @y_mizuno @MichiToyama
2015-07-14 17:42:11(続き) そして、ありうる分配のしかた(微視的な状態)はすべて等重率で起こると仮定して、通貨所有量ごとの人数の確率分布を求めています。人と人との間のお金のやりとりを直接的には考えたわけではありませんでした。@ishiiakira @y_mizuno @MichiToyama
2015-07-14 17:51:12@masuda_ko_1 @y_mizuno @MichiToyama そうです。そもそも統計力学自体のその部分でも、分子間の相互作用など具体的なものを入れずに分布が決まる、と言う話なので、その意味では同じ事です。
2015-07-14 18:06:46でも経済物理学的には、現実のデノミ後の挙動も、モデル化したいわけですよね。@uncorrelated 現実のデノミの実行において交換規制が影響するのであっても、貨幣の定義から変更する必要はないでしょう。 @masuda_ko_1 @MichiToyama @ishiiakira
2015-07-14 23:10:08貨幣の定義を変えなくても、何か仮定の追加はいるでしょうが、モデル化は可能だと思います。もっとも過去のデノミでそれだけが行われた事は無いので、何を説明すべきかが問題になりそうですが。@y_mizuno @masuda_ko_1 @MichiToyama @ishiiakira
2015-07-14 23:42:25確かに、数理経済学の講義資料を見てみると、例えばブラックショールズ方程式(確率微分方程式)を引くまでもなく、十分にニュートン力学レベルにまでは達しているように見えますね。@uncorrelated @masuda_ko_1 @MichiToyama @ishiiakira
2015-07-14 23:48:03物理学の模倣だと思いますが、基礎方程式から演繹的に現象を説明するように体系化されています。基礎方程式の信頼性がどうなのか、関数などの具体的な形状が十分特定されていないなどの問題は残りますが。@y_mizuno
2015-07-14 23:53:55文系の人々と一緒に学部を作った当初、教養のなさ(笑)にバカにされた。例えば文化と文明の違いを社会学者と議論して、結局議論に負けたりとか(苦笑)。でもそれで奮起して例えば古事記から読み始めた。古事記の内容を滔々と語ると、その社会学者は「お、水野 教養つけ始めたな」とまた笑われた^^
2015-07-18 11:58:31学者と社会。日本学術会議の発足の頃、例えば原子力予算発足の当初、1954年頃、自主・民主・公開にこだわる学者らは、予算を獲った政治家にこう言われた「学者の頬を札束でひっぱたいた」。そんな悔しい思いをしたほど、学者は社会も世間も知らないと、思われたという、苦い歴史があることも事実。
2015-07-18 12:18:27あぁ、なるほど、私もいろいろと面白いとは思っております^^ 勉強なるというか。 twitter.com/ishiiakira/sta…
2015-07-18 12:29:35