続・ロボットもしくは虚構を表現するためのGMテクニック

http://togetter.com/li/85067 を受けてtakujiendoさんが呟いたものをまとめたものです。
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遠藤卓司@東京 @takujiendo

とりあえず、ここから先は、小太刀右京( @u_kodachi )さんのロボットの描写関連のツイートを読んでいること、前提で説明するよ~。

2011-01-01 23:20:54
遠藤卓司@東京 @takujiendo

TRPGは共同幻想の遊びです。テーブルの上にGMの説明とロールプレイでPCのたちの見ている風景を現出させなければいけません。

2011-01-01 23:21:32
遠藤卓司@東京 @takujiendo

その時に、必要なものは、GMとプレイヤーが同じ言葉で同じものをイメージできるかという情報のすりあわせ、これをコンテクスト(文脈)を合わせるといいます。コンテクストがあっていないと、GMの描写が誤解される、あるいは理解されません。

2011-01-01 23:22:11
遠藤卓司@東京 @takujiendo

たとえば、ファイアボールによる爆発をどのように説明するか、あるいはモルフェウスが〈ハンドレッドガンズ〉で何を作ると描写するのかという話なのです。

2011-01-01 23:25:30
遠藤卓司@東京 @takujiendo

その際に、もっとも有効なのが、相手の知っている言葉で説明する、です。で、多くの人は「現実のもの」を知っているので、「現実に存在するもので説明」は有効ですよね。

2011-01-01 23:30:45
遠藤卓司@東京 @takujiendo

ロボット兵器の大きさを現実の物で対比することで、その迫力、恐ろしさ、威圧感などを存分に描写できるわけです。

2011-01-01 23:32:07
遠藤卓司@東京 @takujiendo

ここで、問題になってしまうのは、比較対象が相手の知っているものかどうか分からない場合です。この時の解決方法はふたつ。何個も例を上げて、相手が引っかかるものを探す。適切な資料を予め用意しておく。

2011-01-01 23:41:07
遠藤卓司@東京 @takujiendo

懇切丁寧に説明すれば、間延びし、スピーディにすれば、理解不能。このジレンマにストレスを感じているGMもいると思います。

2011-01-01 23:45:34
遠藤卓司@東京 @takujiendo

こんな時に。有効なのが、小太刀くんの例示したNPCがリアクションを取るです。 つまりですね。「すごいぞ、ザクの5倍のエネルギーゲインがある」とセリフでいうと、ザクの5倍すごいことが伝わるのです。

2011-01-01 23:48:59
遠藤卓司@東京 @takujiendo

これは小説などでもよく使われるテクニックですよね。その世界に生きる人間の振る舞いを通じて常識がどこにあるのかを説明するわけです。

2011-01-01 23:54:22
遠藤卓司@東京 @takujiendo

ただし、NPCのリアクションはやり過ぎるとプレイヤーが引くので、うまいことやってください。ファイアボールのダメージ演出をやり過ぎて、グロイと非難された経験が私にもあります。

2011-01-01 23:55:28
遠藤卓司@東京 @takujiendo

まとめよう。存在しないものを説明するためには、現実に存在するものを利用するのがよい。1、現実と対比することで説明する。2、他の漫画やアニメ、ゲームなど相手の知っているものを例示して説明する。3、適切な画像資料などを提示する。

2011-01-02 00:04:36
遠藤卓司@東京 @takujiendo

その補足として、NPCがリアクションを取ることで、情報を補強することができる。補強されるのは、それが特別なことなのかどうか、常識はずれのことなのかどうか、社会や法律など許されることなのかどうか、など。

2011-01-02 00:09:24
遠藤卓司@東京 @takujiendo

それと、GMの描写ではなくNPCの口を借りて描写することで、そのNPCとPCに会話させることが可能です。これを行なうことで、悪い意味での描写しすぎを避けることができます。

2011-01-02 00:14:30
遠藤卓司@東京 @takujiendo

こんなところですかね。うお~、やっぱり蛇足感でたなぁ。もうしわけない。

2011-01-02 00:15:56
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

ところで今気がついたんですが、巨大ロボットの演出に特化してる時点で「どのRPGでも使える」とか無理がないかこれ(遠藤さんの補足がなかった場合)

2011-01-02 00:16:32