僕には翼がある。そう思い込む。そして空を飛ぶ。空を飛ぶって言えるのはどれぐらいの高さからなのだろう。100メートル以上?20メートル?蝶々やツバメなんて地面すれすれだけど、飛んでるって言えるよね。それじゃあ僕だって、スキップすれば飛んでるじゃん。@23novel #twremix
2015-07-23 23:30:16人類の背中に翼が生えた。これで空を飛べるようになると皆が喜んだけど、決していいことばかりではなかった。飛ぶのには長い訓練が必要だし、翼が邪魔で仰向けで寝られないし、なによりきみを後ろから抱きしめられない。 @23novel #twremix
2015-07-24 01:21:27#twnovel 夢の中で蝶々になっていた。ヒラヒラと風に乗っていたら、ハッと目が覚めた。人間になって街の中にいた。ずしりと体に重力を感じていると、ハッと目が覚めた。なめらかな水の感覚にほっとする。空を飛ぶのも、地上を歩くのもいいけれど、やっぱり海の中でスイスイ泳げる人魚がいい。
2015-07-23 23:27:10@23novel #twremix 私は夢の中で彼になっていた。成績優秀、スポーツ万能、品行方正、クラスの人気者、私とは正反対……。でもその日記には、私のことがたくさん書かれてあって、それで……。ハッと目が覚めた。暗い日常が今日も始まる。でも登校中に「おはよう」って彼に言われた。
2015-07-23 23:51:22夢の中で怪獣になっていた。がおーと吠えて、ビルをなぎ倒し火を噴いて威嚇する。夢の中には正義のヒーローも宇宙からの味方もやってこない。ぼくが思うがままに暴れつくす。ハッと目が覚めた。僕の周りを機動隊が包囲していた。あれは夢だったはずなのになぜ。 @23novel #twremix
2015-07-24 01:23:58夢の中で僕は街を歩いていた。足元がおぼつかない。少しの風でも飛ばされそうだ。自分の身体から重さと言う物が無くなったような感じ。ひょっとして僕は街を彷徨う幽霊なのだろうか?目が覚めた。機械音がする。そうだ、僕は昨日宇宙ステーションにやって来たんだ。@23novel #twremix
2015-07-23 23:36:48#twnovel 雲の上でよく昼寝します。ふわふわしたクッションではないので、常に空を飛ばないといけないし、じわじわ移動するので追いつかないといけないし、直射日光当たりまくりでまぶしくてたまらないし、実際に昼寝するのは至難の技です。でもやります。趣味ではなくロマンです。
2015-07-23 23:48:45@23novel #twremix 雲の上でよく昼寝します。重力も責任も何も無い世界で私は幸福に生きています。空を飛ぶ方法さえ私は持ち得て居る。全てを、私は持ち得て居る。しかし、それ以上に欲しいと思ったのが貴女の視線と恋心でした。果たして叶うのでしょうか、こんな恋心が…美しい君…
2015-07-23 23:53:48雲の上で昼寝ができるようになりましたが、ふわふわしたクッションではないので、常に空を飛ばないといけないし、じわじわ移動するので追いつかないといけないし、直射日光当たりまくりでまぶしくてたまりません。でもやりたくなるのが男心なのです。 @23novel #twremix
2015-07-24 01:26:40#twnovel いきなりヒーローに任命された。人類を脅かす敵と戦えと言われたが、変身グッズも武器も支給されなかった。予算も人手も不足のようだった。とりあえずいつものようにスーツで出社する。通勤電車に揺られながら、実はみんな語らないだけで、地味にヒーローなのかもしれないと思った。
2015-07-24 23:15:22「昨日正義のヒーローに任命されたんだけどさ」「奇遇じゃん、わたし悪の係長に任命された」「係長?」「悪の組織って内部統制がちゃんとしてるから、組織内でどの位置にいるのかが明確なのよ。わたしは係長クラス」「へー、じゃあ仲間がいるんだ。うらやましい」 @23novel #twremix
2015-07-24 23:23:11.@nappa_fake 「『上下関係のないフラットで明るい組織です』って勧誘されたんだけど、実際に入ってみると、フラットっていうか、そもそも人がいなくて…」「うわーお、ブラックな正義」
2015-07-25 00:03:15学校からの帰り道。ピンクのヘルメットが落ちていた。アンテナやゴーグルが付いたかっこいいやつ。それを抱えて歩いて行くと、ピンクのスーツが落ちていた。さらにブーツ。そして光線銃。ふと見ると赤青黄緑のヒーローが待っていた。私は全部公園のごみ箱に捨てた。@23novel #twremix
2015-07-24 23:25:22@23novel #twremix いきなり悪の秘密結社の司令官に任命された。怪人たちを脅かす正義のヒーローと戦えと言われた。必要な品はすべて向こうが用意してくれたので、私はただ仰々しい椅子に座り、時が来るのを待った。暇になったから練習でもするか。「ぐっ! やられたっ……!」
2015-07-24 23:31:19#twremix @23novel 人類を脅かす敵と戦っているが、変身スーツも武器も自己負担で、休日出勤も時間外の戦いも日常茶飯事だった。ため息をつきながら変身の準備をしていると、ヒーローの仲間が声をかけてきて、まず倒すべきは俺達の上司じゃないかと言ってきた。私たちは団結した。
2015-07-24 23:32:45