デモ・憲法・表現の自由

メモ用に作成しました。
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原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

「ビラ配りのない集会を行う」自由は、他の場所での「ビラ配りのある集会を行う」自由を侵害しません。 「ビラ配りのない集会を行いたい人のところでビラ配りを行う」行為は他者の自由と必然的に衝突します。 @cnvvlty @hm_sanshiro @eggpson

2015-07-26 11:55:41
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

「表現の自由」と言う個人の権利の主張は正当であっても無制限に主張すれば必然的に他者との「権利衝突」になる。だから「公共の福祉に反しない限り」と言う但し書きで司法が裁定する、以前に調整を促している。憲法のスタディケースかも。 twitter.com/harada_hirofum…

2015-07-26 13:04:12
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@kakitama 表現の自由というのは官権力による規制を制限するための用語だと思います。 個人間に持ち出すのはお門違いという感じがします。 個人間は基本的に対等です。

2015-07-26 13:07:24
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

.@harada_hirofumi 表現の自由を含めた基本的人権には「内在的制約」がある、と言うのが通説かと思います。なぜそれがあるかと言えば、「国の秩序」のために自らを制約をして控えるのではなく、「自分と同じ権利を他者に認める」ために制約が必要になる、と言う事と考えています。

2015-07-26 13:12:08
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@kakitama 私も同じように思います。そのとき憲法というのは基本的に国家を縛るものですので、憲法ではない枠組みでの話しになるかと。

2015-07-26 13:17:00
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

,@harada_hirofumi 日本国憲法が「公共の福祉に反しない限り」と言う表現を取っているのも、その基準を「公共の秩序」と言った言葉で「国の側が判断する」”外在制約”化する事の予防と言う意味と取っています。これを自民憲法案は「公益及び公共の秩序」に変えようとしていますが。

2015-07-26 13:19:08
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

.@harada_hirofumi 自分的考えですが、憲法は国だけでなく「国民も縛る」ものと思います。納税・子どもへの教育等の「国への義務」だけでなく、憲法は国民の名による「誓い(前文)」であり、不断の努力を求めており、「永遠に」と言う法を超えた言葉もあるからです。(続

2015-07-26 13:31:27
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

.@harada_hirofumi 権利の「内在制約」は自分ひとりの中で完結する”自己責任”のかたち。その内容を他者には干渉されないが、自分も他者の制約内容に干渉しないよう、自分で守る。正に「個人の話」ですが、そのルールはやはり憲法の定める「公共の福祉」が制約点になります。

2015-07-26 13:36:03
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

.@harada_hirofumi 続)つまり日本国民の人権は憲法の定める「公共の福祉」に制約される。この制約点を自ら尊重して行使できないと、裁定者として「国」が仕切る事を憲法は認めている。それを防ぐために、国民の権利を守るための「不断の努力」を国民に求めている、と解しています。

2015-07-26 13:40:10
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

.@harada_hirofumi 「憲法は国を縛るもの」と言う基本則も「国民の決定」であり、決定した内容には国民自身も一時の民意を越えて縛られる、と言う説明が必要な時期と思います。既に「民意が憲法に違反したら何が不都合なのか」と言う素朴な疑問が出る所まで話が進んでいますから。

2015-07-26 13:46:03
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

.@harada_hirofumi 続)このへんの原則論は自分的にあれこれ思うところなので、つい直接の本題からはずれて長くなってしまいました。どうも失礼しました。m(__)m。

2015-07-26 13:48:19
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

憲法が「国民の名による誓い」と言っても、そう誓った事になっているのは「制定した時の国民」。今の国民ではない。「契約を受け継ぐ」のか「変える」のか「反故にする」か。いずれも意思表明は自由。ただし「施行」されているのだから、意思を示さなければこの約束を「受け継いでいる」と言う事。(続

2015-07-26 14:02:15
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)現行憲法への賛否で無く「この国に憲法がある事自体が気に入らない」なら、自然人としてこの国を出て行って国籍を変える事も自由。誰も禁じていない。この国にいながら「憲法を無効にしろ」というのは明治以来の「立憲国家」の国体変革なので、アナーキストとか革命家を名乗る事になります。(続

2015-07-26 14:07:24
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@kakitama 私はその辺教条的で、民意が改憲であれば改憲が筋だと思います。民意と憲法が異なった場合でも国は憲法に縛られる。 だからこそ民意の醸成が重要であると思います。

2015-07-26 14:09:17
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)ついでに”国民運動”論争について私見を書くと、憲法に書かれている語は「国」「国民」でその関係が書かれている。「立憲主義」の文脈に基くなら「国民」で正解です。ちなみに憲法は国民の要件を「法律で定める」とだけしています。つまり「国民」の意味は「法律を変えれば変えられる話」です。

2015-07-26 14:14:15
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

.@harada_hirofumi もちろん民意が「改憲」なら改憲で良いと思います。そのための憲法手続き。ただ「ある憲法を無視する」と言うのは「国体の破壊」ですから革命であり、権力がするならクーデター。今はどうも「改憲」と「壊憲」の意味の違いがまだ分かっていない人が少なくない。

2015-07-26 14:20:59
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

.@harada_hirofumi 要するに「解釈改憲」と言う”話の底を抜く”意味破壊が起こった。この意味をまだ掴めず、民意”の中で「改憲」と「壊兼」がごっちゃになって四分五裂になっている。民意の醸成には前提として「憲法”とは何か”」の周知が必要。そう言う段階と考えています。

2015-07-26 14:25:14
田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

続)日本国憲法の「国民」は、GHQ案では「people」。リリンカーン言う所の「人民」。日本側は「国民」に強く拘ってGHQの反対を押し切った。自主性です。その意味で「国民」の語の排他性を問題とするなら「改憲」を求めて良い話。ただし憲法自身は「国民」の定義を法律に委ねている。

2015-07-26 14:44:22

もうれつ先生 @discusao

木村草太『憲法の創造力』 「1.憲法とは何か」より、デモと少数派に関する記述を以下要約引用。

2015-07-26 14:24:02
もうれつ先生 @discusao

①立憲的意味の憲法には、個々の国民に対し自由・平等・保護などを求める権利を保障する内容が盛り込まれているのが普通。しかし表現の権利を保障するにはコストがかかり、自由を保障するために多額の税金が必要になる。憲法上の権利の主張は、大多数の人々にとって「無駄」か「迷惑」に見えるだろう。

2015-07-26 14:26:35
もうれつ先生 @discusao

②しかし、多数派からはそう見えても、憲法上の権利を主張する人にとってはかけがえのない利益に関する切実な主張であり、デモ行進にはその人がぜひとも伝えたいと考えるメッセージが込められている。生存権には、まさに生存がかかっている。

2015-07-26 14:27:42
もうれつ先生 @discusao

③また、個人の権利保障は、統治する側にとっても正統性の確保につながるため、有益である。「少数派の弾圧」は、多数派の支持を受けるために、統治者にとって非常に魅力的な選択肢だから、このことは一見すると分かりにくい話であろう。

2015-07-26 14:28:35
もうれつ先生 @discusao

④しかし長期的に見れば、人間はみな異なる個性を有する故誰しもが何らかの少数派として存在しており、少数派の弾圧は「明日は我が身」という不信感を国家権力に対して抱かせることとなり、国家に対する不信が増大すれば主権国家は崩壊してしまうだろう。

2015-07-26 14:29:29
もうれつ先生 @discusao

⑤だから、国家の安定のためには、少数派の弾圧に起因する不信感が生じないようにしなければならず、憲法で個人の権利を保障することは、「たとえ少数派であったとしても、重要な権利を奪われない」という信頼を醸成することにつながる。>

2015-07-26 14:29:57