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近侍当直部屋日誌II

完全にネタ枠。へし燭などの腐要素あり。 かなりの特殊設定のため、「記憶がない燭台切光忠bot」「桜の木の下/:近侍当直部屋」の両アカウントをご存じない方はご遠慮ください。 twpf.jp/shositu_mitubot http://twpf.jp/bury_ido 続きを読む
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近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「俺は最近ゆるみすぎですかね? 主命を果たすときは気を引き締めるべきですね。日誌を書くときも。……まあこいつが可愛いからいいか。おやすみなさい、主。俺はこいつを抱き枕にするんです。いいでしょう」

2015-07-12 00:20:07
近侍当直部屋 @bury_ido

みつ「くしゅん……うう。ぐてっ」 長谷「どうした風邪か!? 待て今熱を測る。水を飲め、布団をかけろ。あああどうしたらいいんだ薬研をここに呼ぶのか!? あいつは信用はできるがしかし、……」 みつ「だいじょぶだよー」 長谷「む。熱はないな。いやしかし引き始めか!? 今日はおとなしく」

2015-07-12 12:58:30
近侍当直部屋 @bury_ido

鶴丸「……むしろ夏バテだな」 みつ「水ぐびー」 長谷「少しでも暑かったら言えと言っておいただろう! もっと飲め。ほら」 みつ「のめな、……う、……ごーもん、」 鶴丸「何か持ってきてやるか……」

2015-07-12 13:09:57
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「食事もちゃんと摂っていたのに夏バテだの熱中症だの、……」 みつ「うーすずしー」 長谷「よしよし。俺の機動を活かした高速うちわ扇ぎはどうだ」 みつ「ちょーきもひいいです」 鶴丸「それ膝枕してるの、余計暑いんじゃないか……?」 みつ「くてー」

2015-07-12 13:12:08
近侍当直部屋 @bury_ido

みつ「くてくて」 長谷「膝の上は暑くないのか」 みつ「んー……くて」 長谷「やっぱりまだバテてるな。扇いでやろう」 みつ「わーすずしー」 長谷「(あ、したい)」 みつ「う? どしたの頭なでて」 長谷「(めちゃくちゃしたい)」 みつ「??」 長谷「メリットするか」 みつ「おふろ!」

2015-07-12 17:04:51
近侍当直部屋 @bury_ido

みつ「ふいー。冷たくてきもちいーね」 長谷「最後には体を温めてから出る。髪、洗うぞ」 みつ「はあい。……んー……zzz」 長谷「あ、おい、頭をちゃんと支えろ。眠いのか?」 みつ「えーうん。ちょっとだけ」 長谷「……とりあえず髪だけ流したら、湯に浸かりながら昼寝していいぞ」

2015-07-12 17:20:58
近侍当直部屋 @bury_ido

みつ「くてー……」 長谷「暑かったらすぐに言うんだぞ」 みつ「んー。……今日はちょっとよくわかんなかったんだよー……」 長谷「……? まさかまた温度が、?」 みつ「あーだいじょうぶだいじょぶ……くてー」 長谷「……」 みつ「ひあっ、なに、いきなり水出した、」 長谷「今は分かるな」

2015-07-12 17:26:34
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「…………夏を乗り切るためにも、食事の量を増やすか。体力をつけろ」 みつ「えーごはんは味しないからやだ。めんどくさい」 長谷「そう言うな。食事時間が長引けばその分俺といられるだろう?」 みつ「あそれいいかも。ふれんろりぃ」 長谷「なぜそこで噛んだ」 みつ「なんでもないへす」

2015-07-12 17:28:13
近侍当直部屋 @bury_ido

みつ「ちゃんとちょきちょきぎゅっぎゅできるように……がんばるからねえ……」 長谷「もうしなくていいと言ったろう」 みつ「必要なときはするもん。僕がちょきぎゅーして大きくなったらはせべくんちょーはしゃいでたじゃん? また会いたくない??」 長谷「それで寝込むくらいならしなくていい」

2015-07-12 17:30:51
近侍当直部屋 @bury_ido

みつ「ぐてー……」 長谷「麦茶でももってこよう」 鶴丸「よっ、……と邪魔だったか? 昼間へばってたから様子を見に来たんだが」 長谷「いや、こいつを見ていてくれ。頼んだ」 鶴丸「任せとけ。……あーあー男前になったことだなあ、おまえのパパは」 みつ「わかるー」

2015-07-12 17:52:54
近侍当直部屋 @bury_ido

鶴丸「……で。この前、お前はどうして大きくなったんだ?」 みつ「ん? ちょきぎゅーしたからだよ」 鶴丸「目的は」 みつ「おとーさんが願ったから。七夕のお願い叶えちゃった」 鶴丸「嘘だな。本当の目的はなんだったんだ? 俺にも言えないのか、桜」 みつ「協力してくれるなら教えてあげる」

2015-07-12 17:54:52
近侍当直部屋 @bury_ido

鶴丸「……。……なるほどな。まあ俺は構わないが、どうせそのバテてるのもその影響だろう。世界線のごく一部を切り替えてまた戻したわけだ。負担がかからないわけがない」 みつ「まーね。おとーさん悲しむかもしれないけど、……いつかのためにやらなきゃいけないことだから」

2015-07-12 17:56:18
近侍当直部屋 @bury_ido

みつ「がんばればぼくでも結べるし大きくなれるのが分かってよかったー。時間かかるからすぐには無理だけど。……で? 鶴のおじさん協力してくれるんだよね?」 鶴丸「まあ、……それしかないか。悪いが俺はお前よりあっちの光忠と大倶利伽羅の方が大切なんでな」 みつ「話が分かる大人はだいすき」

2015-07-12 17:59:57
近侍当直部屋 @bury_ido

鶴丸「……なんというか……三日月に蔵の鍵を借りたときのことを思い出すな」 みつ「んー?」 長谷「麦茶ポットごと奪ってきたぞ。ちゃんと水分補給しろ」 みつ「はあい」

2015-07-12 18:00:49
近侍当直部屋 @bury_ido

みつ「おとうさんといつまでもこうしてたいなあ」 長谷「……すればいいだろう。構わん。一晩だろうと膝を貸してやる」 みつ「んー…………すや」

2015-07-12 18:42:00
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「…………zzz」 みつ「……おとうさん」 長谷「…………」 みつ「おとうさん、…………起きてくれたり、しないかなあ…………はせべくん……」

2015-07-12 23:52:31
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「…………zzz」 みつ「……たべちゃいたいな、」 長谷「…………」 みつ「……なあんてね。…………、………………消えたくないよ、」

2015-07-12 23:54:48
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「…………ぐ」 みつ「…………」 長谷「どこへ行く。厠か」 みつ「……おきちゃったの?」 長谷「……どこに行くんだ。のどが渇いたなら水はサイドだ」 みつ「…………」 長谷「どうしたんだ? 寝ぼけてるのか? …………泣いてるのか」 みつ「うっ、……ぐ、……ひぐ、……ふ、っ……」

2015-07-13 00:10:46
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「……何かあったのか」 みつ「う、……えう、」 長谷「悪い夢でも見たか」 みつ「ちが、……ふ、……うう、」 長谷「これが夜泣きか」 みつ「ちがうってばあぁぁ」 長谷「そうか」 みつ「う、うう……」 長谷「落ち着くか」 みつ「うん……背中ぽんぽんしてて……」

2015-07-13 00:21:23
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「それで。何があった」 みつ「なにも」 長谷「子どもが隠し事をするな」 みつ「……。……してないもん」 長谷「そうかそうか。……素直になれるまじないをかけてやろう、光忠」 みつ「えう?」 長谷「ちゅ」 みつ「……、へ」 長谷「おでこにキスされると、子どもは素直になれるんだ」

2015-07-13 00:41:32
近侍当直部屋 @bury_ido

みつ「う、……ひぐ、」 長谷「それで?」 みつ「うっ、うう、揺さぶられてたら……話せないよ」 長谷「ああすまん。……落ち着いただろう」 みつ「悲しくなって。眠ったら、もう起きられないかもって思ったら、……怖くて。……ねえ、誰かに協力して、ってお願いするとね、もう戻れないんだよね」

2015-07-13 00:47:36
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「協力?」 みつ「なんでもない……。ずっと一人なら、……悲しくなること、なかったのにね」 長谷「ああ。……そうだな」 みつ「だれのこと考えてるの??」 長谷「……。お前じゃない奴らのことだ」 みつ「キスしなくても正直だ」 長谷「俺は子どもじゃないから効かん」 みつ「ずるいー」

2015-07-13 00:54:03
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「……お前はもう、夢の中で世界線をどうとかしたりしないんだよな?」 みつ「…………」 長谷「ずっと俺のもとにいてくれるんだろう?」 みつ「…………」 長谷「そういえば、お前を守れとの主命が下されていたんだった」 みつ「…………」 長谷「大丈夫だよな」 みつ「…………zzz」

2015-07-13 01:08:51
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「目が覚めないのが怖いというなら、明日の朝、いちばんにたたき起こしてやるからな。まだ眠いといっても知らん。いっしょにラジオ体操をするぞ」 みつ「……」 長谷「おやすみ、光忠。……愛してる」 みつ「…………」 みつ「(鶴のおじさんにも、たのんじゃったし。……もう、)」

2015-07-13 01:10:30
近侍当直部屋 @bury_ido

みつ「(もう戻れない。……戻れない。戻れない。…………戻れない、から。その日のために、ぼくはちょきちょきを進めるんだ。あの子とあの子をいつか結び付けてあげられるように。いつかちょきんって、…………でも、今日は。……しなくて、いいかな。…………今日は、……おやすみ…………)」

2015-07-13 01:11:47
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