佐川・抜け首・なんさんが娘さんと小学校で戦ったお話。

「消えてしまいたい」 ある日小学校の娘さんから告白された佐川さん。小学校の校長先生に事情を話してみようよ、と出向いて行きます。 大人の目から見た崩壊学級と結末。
25
佐川・抜け首・なん @nankuru28

娘が小学生の頃「消えてしまいたい」と言ってきた。いろいろ聞いて、学校ヤダの理由がとても納得できたので。「校長にこれこれこういう理由で学校行きたくないです、言ってから、堂々と休もうぜ!」つって、校長室で面談したことある。

2015-08-27 23:15:07
佐川・抜け首・なん @nankuru28

娘に話をさせて、校長から対策聞いて、 「校長先生は、こう言ってるけど、どうする?学校なんか行かんでも死なんから、好きな方を選べばいいよ」って言ったら、校長先生が焦ってた。 学校批判はともかく「学校に行くこと」をどーでもいいってするのは焦るんだなぁと。

2015-08-27 23:17:20
佐川・抜け首・なん @nankuru28

義務教育ってのは、「子供に教育を受けさせる義務」であって、子供が学校に行く義務じゃない。子供が持ってるのは「教育を受ける権利」だな。 娘が「教育を受けるような環境が整えられてない」と訴えるのなら、改善する義務は大人にある。 だが、娘はとてもいい子なので、相当ビビったと言っていた。

2015-08-27 23:23:07
佐川・抜け首・なん @nankuru28

「校長先生の前で、あんなこと言うなんて!」と娘は仰天したらしい。 その後、紆余曲折あり、私はしばらく「なんちゃって小学生」として、毎日一緒に授業受けてた。朝、息子送りがてら登校し、授業受けて、給食時間は家に帰って食べて、午後の授業を息子の帰る時間まで受けて数週間。

2015-08-27 23:32:49
佐川・抜け首・なん @nankuru28

なんちゃって小学生を1週間もやれば、あーこりゃ辛いわなぁってのが分かる。授業参観で「本を汚されたら焼き殺す」が冗談としてスルーされ、保護者会では「教科書を忘れた子に見せてあげるのは、本人の自覚に繋がらないから、見せてあげない方がいい」が過半数、ってクラスでは、ミスれば罵られ。

2015-08-27 23:37:43
佐川・抜け首・なん @nankuru28

黒板に書く字をミスった先生は「教師失格!」とはやし立てられ、交流級で来ている支援級の子はからかわれまくり、図書室では本を取り合って怒鳴り合い、授業脱走の子を追いかけて残りの子は放置され、その間の悪口雑言・・・。私が目撃しただけでもこれ以上。ああ、辛いよねぇ。

2015-08-27 23:40:20
佐川・抜け首・なん @nankuru28

娘は「からかわれてる、いじめられてると思うけど、助けられない自分が嫌い。怖くて、体が動かなくなる。怖くて次は自分かと思うとビクビクするし、何も出来ない役に立たない自分はもう消えた方がいいんだ」と、言ったのだ。実際、ああ、そうなるわぁ、って私も思ったよ。

2015-08-27 23:45:26
佐川・抜け首・なん @nankuru28

子供に手は出してないが、ギスギスした会話と、一方的な夫婦ゲンカしかない家庭の様な、そんなクラスの状態だった。 担任は若い先生で、既に鬱の症状が見えていた。 校長が「担任の力不足で」と言い訳した段階で、私の校長への不信はマックス。「組織って、そういうもの?!」

2015-08-27 23:50:33
佐川・抜け首・なん @nankuru28

クラスの雰囲気を作ってるボス格の子は、頭のいい子だった。自分が騒ぎの前面に出ることなく、きっかけと煽りと親の権威をほのめかしで、空気を作ってた。空気が読める娘は「逆らったら、家族に迷惑かかる?」ってなって、なかなか言えなかったらしい。あの子のあの能力は方向性が惜しかったなぁ。

2015-08-27 23:55:36
佐川・抜け首・なん @nankuru28

小学校の中学年にもなれば、その場、その時だけ、いい顔して大人をダマすぐらい、簡単にできる。そして、ダマされる大人をバカにしながら、損得考えて「言うこと聞いてるふり」ぐらい、上手に出来る。 「人をバカにしている」ことが、どれだけ自分に損なのか、分からない位には子供でね。

2015-08-28 00:00:39
佐川・抜け首・なん @nankuru28

なんちゃって小学生を数週間した後、担任ともいろいろ話して、担任やめちゃいなよって休職をすすめた。 行事で使うクラス全員分のプリンカップを洗うのを、手伝ったのは娘一人。先生の味方をした子供がクラスで一人って状況を見て、職員室のバックアップも無いのも見て、そう言った。

2015-08-28 00:06:43
佐川・抜け首・なん @nankuru28

私と話しただけで涙が止まらなくなるって、完全に症状見えてたしね。 あの子は「担任の時と、不在の時で態度を変える」ってことで、先生を追いこむことに喜びを感じていたようだったから、他の先生が来れば「いい子達」だったから。 保護者会の吊るし上げ具合は、そう思わせるに十分だったよ。

2015-08-28 00:10:15
佐川・抜け首・なん @nankuru28

担任が休職するって知って、クラスの女子は泣きだしたっけね。 「先生の味方してあげる子がもっといれば、違ったかもね。」言ったら 「先生のこと、好きだったのに!」って返されたよ。 「でも、誰も先生を助けようとしなかったよね?一人でプリンカップ洗ってるの知ってたよね?」って言ったよ。

2015-08-28 00:15:30
佐川・抜け首・なん @nankuru28

彼女らが「面倒に巻き込まれたくない」を選択したのも、納得は出来るよ。娘が先生を手伝う選択をしたのは「親がいた」からだったと思う。 それでもね、あの光景は先生の孤独を知るのに十分だったから、言わずにはいられなかったよ。 「その涙、忘れないでね」って。

2015-08-28 00:23:15
佐川・抜け首・なん @nankuru28

一方で、息子の支援級担任もダンナの一喝で登校拒否になっていると言う状態(^◇^) 「教師を二人も、戦闘不能状態に陥れたモンスター夫婦」 半年後、担任はチェンジ。我らは転居。 元・娘担任はイキイキと支援級で教師復帰。 元・息子担任はやっぱりやらかし教師生活続行の危機。 これがオチ。

2015-08-28 00:29:15
佐川・抜け首・なん @nankuru28

@2010patasu1007 ホントに、残念。担任の休職を知ってその子の親の第一声は「通信簿や受験に必要な資料は誰が作ってくれるんですか?」だったよ。

2015-08-28 00:44:05
佐川・抜け首・なん @nankuru28

@ozkdivine 似たようなことになってる学級って珍しくないと思うんだよねー。なんちゃって小学生はあんまりやらんかもしれないけどさ。

2015-08-28 00:44:57
佐川・抜け首・なん @nankuru28

@mobotakiha 先生一人責めても、親の教育がなってないって言っても、そんなの子供の得には一つもなってなくて、ね。誰が悪いかじゃなくて、何すればもっといい感じになるかの話をしたかったなぁ。

2015-08-28 00:53:24
佐川・抜け首・なん @nankuru28

@mobotakiha 別件で「いじめかどうかは、どーでもいいです。子供の泣き顔を減らして笑顔を増やすための策をだして下さいと言っています」って言ったことあります。管理職は「数字」になることを怖れるんだろうなぁって思うんですが、ここもなぁってなります。

2015-08-28 00:59:10
佐川・抜け首・なん @nankuru28

私が「娘と一緒に学校行って、参観するんじゃなくて、毎日一緒に授業受けるんだ!」って言った時、ダンナは 「学校に潜入捜査するんだ?麻宮サキみたいだな、スケバン刑事だな!」って(^◇^) 「いや、スケバンデカは、小学校には潜入しないだろう」 「そこじゃないな!」って笑ったっけ。

2015-08-28 08:08:17
佐川・抜け首・なん @nankuru28

娘がビビってたのは「親が社長だか議員だか、なんか、エライ人で、なんか、すごくヒドイ仕返しがあるかも?」だったので。 「そいつ、戦車持ってる?」って聞いた。 「お前のじいちゃんは、米軍の戦車に石投げて戦おうとしたんだぞ?私も習った!投石と火炎瓶!勇気とバカは紙一重だな」

2015-08-28 08:12:35
佐川・抜け首・なん @nankuru28

「もちろん、戦車が本気出したら負けだけどさ。それでもね、抵抗する意思を示すってのが、ポイントでしょ。石を投げる練習は無意味かもしれないけど無意味じゃないんだな。大丈夫、戦車も戦闘機も持ってないでしょ?私も石は投げないよ!」 あんまり無茶苦茶できょとんだったっけ(^◇^)

2015-08-28 08:17:45