性犯罪の恐怖・警戒と「ロリコン」偏見の不当性

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ねこ @hyougen0

→犯罪が可能な状況を避けるという防犯をすべき。

2015-08-31 22:05:32
ねこ @hyougen0

ちなみに、上記で「犯罪」という言葉を使いましたが、私個人の意見としては、小児性愛行為を何歳以下から犯罪化するかという点については、淫行条例や性交同意年齢等はより積極的に議論の俎上に載せるべきだと思います。

2015-08-31 22:13:42
正人ラムネ @masatoramune

@hyougen0 なるほど。「欲望者の詳細な対象属性が自分の子と合致する可能性の高さが判らず」を恐怖の要因とする者が多いとすれば、最初のツイート群のみでは意義がない、少なくともかなり限定的にしか意味を持たないかもしれません。ですので、こちらももう少し掘り下げてみたいと思います。

2015-09-02 21:41:46
正人ラムネ @masatoramune

@hyougen0 まず、その「万一を考え警戒する」ことが「小児性愛でなくとも成り立つ」という点に同意がなされれば、その時点で結論はそれほど変わらないのではないかと考えます。「警戒」というは基本的に何らかのリスクへの「恐怖心」からくるものでしょうから。

2015-09-02 21:42:51
正人ラムネ @masatoramune

@hyougen0 成人同性間の場合、望まない性愛行為に対し、交渉での拒否や腕力での抵抗、他人(警察)の助けを呼ぶなどが可能である。(それゆえ犯罪の成功性が低く、欲望者は躊躇う。)>抵抗力に差があるというのは確かにそうでしょう。しかし、それは警戒心の根拠を否定できるでしょうか。

2015-09-02 21:43:35
正人ラムネ @masatoramune

@hyougen0 「躊躇う」可能性が高いとしても、(「恐怖(批判)している人」がしばしば用いるように)実際に襲われた例があるということを踏まえれば、結局自分が行為の標的となるかどうかが未知数であることに変わりはありません。

2015-09-02 21:43:57
正人ラムネ @masatoramune

@hyougen0 そして自分が標的となった場合、抵抗の手段があったとしても、(相手が対策をしていた場合や、成人間でも個人的な能力差があった場合も踏まえて)抵抗が成功するかどうかはわかりません。また、そもそも「自分が行為の標的となる」という事自体がリスクであるとも言えるでしょう。

2015-09-02 21:44:38
正人ラムネ @masatoramune

@hyougen0 そう考えた場合、成人間であっても「万一を考え警戒(恐怖)する」という結論に変わりはありません。「警戒心(恐怖心)の根拠が偏見であるかどうか」というのに「対象が子供であるかどうか」は関係がない。少なくとも警戒心の程度問題以上のものではないと言えるでしょう。

2015-09-02 21:45:11
正人ラムネ @masatoramune

@hyougen0 OOの親がXXのみを恐怖する不当性は霧消するでしょうか?>この点に関しては、あくまで最初のツイート群における命題の真偽が同性愛者に対してのそれと変わることはないだろうと考えての返しなので、その程度に考えていただければと。

2015-09-02 21:45:51
正人ラムネ @masatoramune

@hyougen0 「より詳細な性愛対象属性の言葉」ができたとして、それがあらゆる嗜好をカバーするに至るかどうかは正直それ自体が疑問ではありますが、仮にそれができたとしてもそれはやはり「小児性愛」に限ることではないでしょう。

2015-09-02 21:46:10
正人ラムネ @masatoramune

@hyougen0 成人異性愛・同性愛なども合わせてそれぞれ細分化され、その細分化によって発見されたXXに対して同じく「自分とセックスしたいと思っている」と考えることができるようになり、「何でおまえとやらなきゃならないんだ」がすべての属性で使えなくなるだけです。

2015-09-02 21:46:41
正人ラムネ @masatoramune

@hyougen0 ただ、それを踏まえても①②をまず中心として反論していくべきだという意見はもっともだと思います。ここまで私が示たものは、結局は命題の真偽が決まった後について論じるものではなく、命題が偽となった場合は同性愛者を道連れにするだけで問題の解決にはならないでしょうし。

2015-09-02 21:48:17
ねこ @hyougen0

@masatoramune少々混乱したのでまとめで整理しました。基本的に正人氏と私の立場は違わないと思います。togetter.com/li/868729

2015-09-03 17:52:00

子供への性犯罪に関して、小児性愛者とその他とで警戒程度に差をつける場合(区別Dと呼ぶ)、どのようにそれを正当化できるのか?私の結論から言えば、正当化はできないし、犯罪防止という目的からいっても非合理でしょう。しかし、「性犯罪に関して、成人同性間と大人‐子供間とで、警戒程度や危険認識の閾値に差をつける」ことや「自身を狙う性犯罪に対して、その場にいる人間と自分との力関係(回避・抵抗可能性)によって警戒程度に差をつける」ことならば話は別です。これについては後述。まずは区別Dの不当性と非合理性について述べます。

まず、「『XXはOOなら誰とでも性愛行為したい』という命題Aが同性愛者その他については偽(偏見)であり小児性愛者については真である」というのは誤りだと思います。したがって、それを根拠とするのは小児性愛者への偏見であり不当です。しかし、命題Aが小児性愛者について真であったとしても、まだ区別Dは正当化できません。
「犯罪可能な状況において、小児性愛者は嗜好を満たすため実行するが、そうでない者はトリガーがないから可能でも実行しない」という根拠は二点において誤りです。一つには、小児性愛者を含め人間は、犯罪可能だからといってそれを犯すわけではないという点。これについては、「性愛対象にストライクだったら犯罪を厭わない」というのは誤りだと既に述べましたね。二つ目には、たとえ性悪説的な立場を取ったとしても、小児性愛者以外による性犯罪が実際に行われているように、小児性愛者でない犯罪者にとっても加害欲求といった「メリット」や衝動などのトリガーはあるのです。

次に非合理性について。合理的な偏見(一般化)の不当性に関してしばしば意見が割れるように、不当性と非合理性は同一ではありません。区別Dが犯罪防止に資さないというのは、非合理性に関してです。つまり、チャイルドマレスターのうちの小児性愛者の割合は少なく(ウィキペディアによれば三割程度)、小児性愛者のうちのチャイルドマレスターの割合も恐らく少ない。(小児性愛者の正確な人数を測ることは困難でしょうが。)こうした状況を考えれば、区別Dの有効性はかなり疑わしいでしょう。その分無駄になるコストは、属人的防犯でなく状況的防犯にもっと注いだほうが良い。子供への性犯罪は身近な人によるものが多いですが、小児性愛者だと判明・表明した人とは身近な付き合いはせず、性嗜好が不明な人とは付き合うという対応にどれほどの防犯効果があるのでしょう。

また、小児性愛者だと判明した者に対しては集中的警戒が可能という事実は、それだけでは区別Dを何ら正当化しません。学歴や職業、外出頻度などをマークの基準にしても同様に属人的警戒を可能にしますが、同様に無意味かつ不当です。

次に、「性犯罪に関して、成人同性間と大人‐子供間とで、警戒程度に差をつける」ことや「自身を狙う性犯罪に対して、その場にいる人間と自分との力関係(回避・抵抗可能性)によって警戒程度に差をつける」ことについて。これについてはある程度正当性があると私は思います。

例えば成人女性が男性全員を犯罪欲求者と見なし、恐怖・警戒するのは不当な偏見です。しかし、誤った根拠に基づかず、少しでもリスクがあるからという理由で警戒するのならば、それは不当な偏見と言うより、リスクに対する選択・判断の問題です。(その意味で、皆「犯罪者予備軍」なのです。後は集団内確率の問題です。)そのときの警戒コスト分配に際して、性犯罪の同性間率が少ないことを考慮したり、誤差を認めつつ回避・抵抗可能性を「相手の外見から判断した性別」で推測することなどは、合理的であり、私は不当だとは思いません。

追記

青識亜論(せいしき・あろん)💉💉 @BlauerSeelowe

@aojimami1 「一般の人が危機感や嫌悪感という感情を持つことまで不当かどうかが判断できない」理由がわからないのですが。ペドフィリアの人の中には性犯罪者もいるでしょう。それはLGBTだってそうです。であるのに、危機感や嫌悪感を持つことが、不当と判断できない、とおっしゃるのですか。

2018-04-10 08:02:16
ねこ @hyougen0

@dokuninjin_blue @aojimami1 小児性愛者への「警戒」についてはここでちょっと述べています。参考にどうぞ。 togetter.com/li/868729

2018-04-10 08:24:15
ねこ @hyougen0

これはいま烏蛇氏と議論中の論点にも関係するけど、〈小児性愛者以外もチャイルドマレスターになる〉という一点によってかろうじて〈小児性愛者への殊更の警戒〉を差別と言えるのではないか。そうでなければ警戒の合理性が差別を正当化できてしまうのではないか。→

2018-04-10 08:57:32
ねこ @hyougen0

→つまり、仮に「小児性愛者のなかには非触法の者もいるが、チャイルドマレスターは全員小児性愛者だ」ということになったとき、「NOT ALL」論法は性悪説論者の警戒の合理性には反論できない。

2018-04-10 08:57:39

烏蛇氏との議論 https://togetter.com/li/1213218