自衛隊法制改正、改正内容(仮)

まとめました
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白瀬伸一(Utari Epunkinekur) @ChromeBranche

前述の決議がなければ、外国軍隊に対する後方支援活動を行うことはできないこととなる。だが、憲法においては「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」という

2015-09-19 20:05:50
白瀬伸一(Utari Epunkinekur) @ChromeBranche

条文がある。国連決議、安保理決議に従った行動とはいえ、普通ならここで軍事作戦に関与することを躊躇うと思うが、実はそうではない。代表的な例を挙げて説明してみたいと思うので、もしおかしなことがあれば指摘してほしい。

2015-09-19 20:07:38
白瀬伸一(Utari Epunkinekur) @ChromeBranche

@ChromeBranche まずは本法案の制定のきっかけとなった湾岸戦争において、多国籍軍が武力行使の根拠としたのは、国連安保理決議678という決議である。ここには「1990年の決議660及び後続のすべての関連決議を執行し、かつ地域内の国際平和と安定を回復するため」、(続く)

2015-09-19 20:14:55
白瀬伸一(Utari Epunkinekur) @ChromeBranche

(つづき)「必要とされるあらゆる措置をとることを認める。」という条文があり、これが軍事力行使の根拠となっている。決議の履行を軍事力により強制することは、明らかに憲法9条に違反するものであるが、「地域内の国際平和と安定を回復する」目的で部隊を動かすことは、憲法9条に抵触しない。(続

2015-09-19 20:18:51
白瀬伸一(Utari Epunkinekur) @ChromeBranche

もしこの法律が湾岸戦争時にあれば、日本はアメリカをはじめとした多国籍軍へのおびただしい額の戦費負担(135億USD)を言い値で払わされ感謝すらされないという屈辱を味わうのではなく、輸送艦と輸送機と医官チームの派遣程度で済んだ上に合衆国との外交貿易上の摩擦を軽減できたかもしれない。

2015-09-19 20:34:22
白瀬伸一(Utari Epunkinekur) @ChromeBranche

もし、ふざけた任務付与をして自衛隊員に死人を出せば、我々はそれに責任を負うこととなる。もはや権力を敵だとうそぶいて責任から逃れることはできない。だがその責任はサンフランシスコ平和条約で主権を回復してからずっと存在していたもので、我々が向き合うことをしていなかっただけだ。

2015-09-19 20:58:58
白瀬伸一(Utari Epunkinekur) @ChromeBranche

そして、本法案を適用して自衛隊を出動させる場合には、「国会承認について例外なき事前承認」が求められることとなる。つまり任務の目的及び内容を審査する責任は、議員たちを通じて彼らを選挙で選んだ我々国民一人一人にかかっており、この条件がシビリアンコントロールの担保となっているのである。

2015-09-19 20:44:10
白瀬伸一(Utari Epunkinekur) @ChromeBranche

僕が昨日今日で述べた内容以外の改正は、僕が述べた内容の改正や新設に伴って改正が必要になった条文や、従来アメリカとの2国間でだけ認められていた便宜供与を、他国にも認めたものだったりするので、その是非を論じる必要性は極めて低いので割愛する。

2015-09-19 21:03:36
白瀬伸一(Utari Epunkinekur) @ChromeBranche

@ChromeBranche 以上が平和安全法制に対する当職の私見である。質問や指摘は脳味噌の刺激になるので大歓迎。

2015-09-19 21:05:36