はやみね作品における未来屋/時見/サキミについての考察メモ

ごちゃごちゃ呟いていた考察が溜まってきたので、セルフまとめを作りました。随時更新。文系の空想科学だっと思って下さい。ほぼ自分用メモ。アカウントはすべて私のです。 ●時見とはどういう存在か?●未来が見えるとはどういうことか?●未来が「確定している」とはどういう意味か?●はやみねワールドは決定論的な世界か?●「未来は、不確定だよ。だから、おもしろいんじゃないか」はどういう意味で言ったのか?
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3月(裏) @replyMarch

時見の見るのは「もっとも起こる確率の高い未来」 ということは、未来の出来事は確率的にしか知ることができないらしい。 なぜなら不確定要素があるから?

2016-04-06 21:30:49
3月(裏) @replyMarch

時見の限界とは、認識の限界なのか? それとも世界が非決定的なのか?

2016-04-06 21:31:59
3月(裏) @replyMarch

※都会トム⑧の創也とユラさんの会話も要参照

2016-04-06 21:33:00
3月(裏) @replyMarch

もっとも『未来屋』は2003年で、まだ時見の設定は作られていなかった(たぶん)。むしろ、未来屋の設定が発展して、時見が生まれたのかもしれない。 だから「未来は不確定だよ」の意味は、都会トムを根拠に考えることはできない。目安にはなるが。

2016-04-06 21:33:48
3月(裏) @replyMarch

2003年時点で、はやみねワールドは決定論的な世界だったのだろうか?  それとも、本当に、未来は不確定だったのか?  (ただし、2003年時点ではやみね作品間の世界観がいまほど密接に繋がっていたのかどうかは謎。)

2016-04-06 21:35:04
3月(裏) @replyMarch

『未来屋』のキーワードの一つに「量子力学」がある。しかし、「古典力学」の方が未来屋とは結びつきが強いように思う。 量子力学は、「ラプラスの悪魔」が象徴する古典力学の自然観を否定した。 この二律背反性が『未来屋』の奇妙でおもしろいところ。

2016-04-06 21:41:39
3月(裏) @replyMarch

でも不確定性原理でいう「不確定さ」は、あくまで量子の世界の話で、未来屋の仕事のレベル(巨視的なレベル)ではほとんど関係がない。(もっとも、量子より大きいサイズでも、確率的な現象は確認されているらしい)

2016-04-06 21:44:33
3月(裏) @replyMarch

もし、猫柳さんの言う「不確定」が、あくまで量子レベルの話だとしたら、次のような解釈もできる。 「未来は原理的には不確定だが、マクロなレベルでは擬似的な決定論の世界が成り立つ」 この場合、「確定した未来」と「未来は不確定だよ」は矛盾なく成り立つ。

2016-04-06 21:46:39
3月(裏) @replyMarch

作中のヒントを正確に拾えば、こういう解釈になってしまう。 でも直感的に、これは違うと思う。 「未来は不確定だよ」は、たぶんもっと一般的な意味で言っている。 (その解釈もあとで書く)

2016-04-06 21:48:32
3月(裏) @replyMarch

ラプラスの悪魔と時見(未来屋)のもう一つの違いは、未来の操作にあるのではないか? 都会トムの時見は、未来を見通すことよりも、未来を操作する能力のほうに重きが置かれている気がする。 (※ちなみにライプニッツの魔は人間を模造することができるらしい)

2016-04-06 21:52:03
3月(裏) @replyMarch

『未来屋』で書かれる猫柳さんの能力は、未来・過去を「見る」こと。一方望む未来を選び取る能力があることも、はっきりとではないがうかがえる。綺麗な女性にタダで未来を売ったシーン。そしてエンディング。そもそもあのエンディングまで持ち込めたこと自体が、猫柳さんの計算通りな気がしてしまう。

2016-04-06 21:53:54
3月(裏) @replyMarch

未来を選び取ることができる、とはどういうことだろうか? =未来は確定していない もしくは =確定している未来でも、こちらの働きかけで変更可能 こういうことだろうか? 単純に考えれば、これが一番物語に合いそう。

2016-04-06 21:54:40
3月(裏) @replyMarch

つまり、『未来屋』における「確定した未来」とは、「意図的に逆らわない限り、起こることが決まっている未来」ということになる。 これは都会トムにも通じている気がする。真田女史やさな☆さち先生の扱う未来は、まさにこんな感じ。

2016-04-06 21:54:58
3月(裏) @replyMarch

すると、はやみねワールドは決定論的な世界ではないことになる。 でも「必然」はある。 エンゲルス流?の解釈なら、「未来は不確定だよ。だから、おもしろい」の意味は、「必然を認識して、それを操作し、望む未来を自らの意志で自由に選び取ることができる。」ということになる。

2016-04-06 21:56:05
3月(裏) @replyMarch

(もし「確定した未来」か「未来は不確定だよ」のどちらかが方便であるとしたら、またべつの解釈がいろいろ考えられる。)

2016-04-06 21:56:55
3月(裏) @replyMarch

『未来屋』と『都会トム』では、未来観が違うと思う。 未来屋の2003年から時見の2007年までに抜け落ちたものは、「確定した未来」のほう。都会トムでは「もっとも起こる確率の高い未来」に変わっている。ただし都会トムにおける「不確定要素」は、「どっちに転ぶか決まっていない」ではなく→

2016-04-06 21:58:45
3月(裏) @replyMarch

@replyMarch →「本当は決まっているけど、時見ですら完全には知ることができない」という意味で使っているのかもしれない。あるいは逆に、そもそも猫柳さんには本物の「確定した未来」が見えていたわけではない、と穿った見方をすることもできる。

2016-04-06 22:00:29
3月(裏) @replyMarch

「高確率で起こる未来」では、猫柳さんに言わせれば「不完全な予想」になるのでは? 猫柳さんが時見と違って、完全に未来を見抜いている可能性もある。猫柳さんの(見かけ上の?)行き当たりばったりは、志穂さんよりもさな☆さち先生のほうに似ている。猫柳さんはひょっとすると時見殺し?

2016-04-06 22:02:30
3月(裏) @replyMarch

厳密に考えると、未来屋と時見・サキミではいろいろ違いが出てくる。 でも公式では三つとも一応同じものらしいので、その設定の背景となる世界観に、なんらかの変化があったものと想像することができる。

2016-04-06 22:05:15
3月(裏) @replyMarch

ちょっとまって…… 都会トムで気になるのは、未来観の設定と、実際の真田女史の行動の描かれ方の齟齬。……いや齟齬ではないかもだけど……。 予測するのと、予測を元に行動するのでは、まったく意味が違ってくるのではないか? だって真田女史は、クッションを置くことも、置かないこともできた。

2016-04-06 22:10:26
3月(裏) @replyMarch

真田女史に自由意志はあるのだろうか? 自由意志は不確定要素なのか? 真田女史やさなさちの見る未来も、確定しているようにみえる つまり表現が変わっただけで、はやみね先生の中では内容は変わっていない? またよくわからなくなった。

2016-04-06 22:16:58
3月(裏) @replyMarch

もっと単純に、一般的な意味で、猫柳さんのセリフを理解してみる。

2016-04-06 22:17:41
3月(裏) @replyMarch

「未来は不確定だよ」というのは、風太くんには真っ白な未来があるんだよ。どういう生き方だってできるんだよ。そういうような意味だろう。

2016-04-06 22:18:03
3月(裏) @replyMarch

風太くんは、「作家になる」という夢に疑いを持ってない。亜衣ちゃんや内人くんも同じ夢を持ってるけど、夢に対する姿勢が全く違う。風太くんが中学生になったとき、そして、高校生、大学生になった時、自分の未来についてどう考えるのか。作家に確実になれるわけではない。→

2016-04-06 22:18:43
3月(裏) @replyMarch

@replyMarch →作家になんかなれないと決まったわけでもない。作家になるという夢は、就職することで叶えられるものではない。だから一度は諦めないといけない。でもあきらめたらそこで人生が終わってしまうようなきがする。そもそも風太くんの夢に対する真剣さはどれぐらいなのか。

2016-04-06 22:19:09
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