はやみね作品における未来屋/時見/サキミについての考察メモ
- MirageAstraNoc
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@replyMarch →もしかしたら、他にやりたいことが出てくるかもしれない。未来は不確定なんだ。最初から決まってたら面白くない。そうでしょ? きっとこれからも迷ったときは猫柳さんが支えてくれる。不確定だからこそ、後押しが有効なの。
2016-04-06 22:19:52大中小との類似点を考え合わせると、宝の正体はあれだとおもう。 いや、クイーンのことをかんがえると、宝はやっぱりあれかもしれない。
2016-04-06 22:22:07『複雑系科学の哲学概論』p.120 「一般的に、非線形理論の場合、運動・変化の進行は一義的ではなく、進行経路が分岐することがある。そのようなとき、カオスの縁にある状態の運動は、その分岐点においてどの分岐枝を選択して進行するかは予測不可能である。
2016-04-06 22:55:57@replyMarch →その場合には、非決定論(確率法則)に従う不可逆過程が本質的となる局面があるかも知れない。」 そこ文系に分かる程度に詳しく!!
2016-04-06 22:59:06I・K実践p.202「……我々はこの人間の今後の行動を、あたかも将来おきる月食や日食を正確に算出するのと同様の正確さで算出し得ることを認めるのと同時に、それにも拘わらずこの人間は自由であると主張することができるのである。」 わあ……かなり猫柳さんだ
2016-04-07 20:47:46memo ポパーが名付けた「オイディプス効果」 予測の自己実現的効果、自己破滅的効果 これか… 簡単に言うと、予測が結果に影響を与えてしまう(ので予測は不可能)? 出典は『歴史主義の貧困』らしい
2016-04-11 17:08:00さて、これからいよいよ、未来屋考察の山場のひとつ、哲学での決定論に踏み込むにあたって、今の時点で分かっていることと、私個人の今の立場を、ちょこっとメモしておこうと思う。
2016-05-17 17:52:27@replyMarch 量子力学の誕生によって、科学的決定論は崩れ去ったかのように見えたが、量子力学の解釈にまだ確実なものはなく、量子力学が決定論の否定になるとは必ずしも言えない。 また、不確定性はあくまでミクロな世界の話なので、哲学で議論されるような階層には影響しない。
2016-05-17 18:02:22@replyMarch 量子力学は、哲学での決定論の議論に、それほど大きな影響を与えてはいない。ただし哲学者の中にも、少数派ではあるが、量子力学を取り入れて自由を論ずる人もいる。 20世紀は心理学や認知科学、脳神経科学の発展も著しく、現代の決定論の有力な根拠となっている。
2016-05-17 18:10:07@replyMarch 哲学での決定論と関連した検索用キーワード: 自由論、自由意志、責任論、行為論、 自由と行為の哲学、心の哲学、 両立論、非両立論、リバタリアニズム、 科学哲学、 科学的決定論(因果的決定論)、神学的決定論、心的決定論、機械論、唯物論 他行為可能性、行為者性
2016-05-17 18:26:33@replyMarch 両立論と非両立論(リバタリアニズム/ハード決定論)。 この3パターンに分けるとするなら、私はたぶんリバタリアンだと思う。少なくとも、決定論と自由は両立不可能だと思うし、決定論は行き過ぎていると思っている。
2016-05-17 18:31:13@replyMarch 非決定的な偶然・ランダムが自由を生み出すのではない、という考えには同意する。確かに、自由にはコントロールが必要だと思う。決定論は行き過ぎだが、ソフトな必然は自由にとって不可欠だ。
2016-05-17 19:35:20memo イアン・ハッキング "第二次科学革命" 『確率の出現』『偶然を飼いならす』 ・因果法則とは別に、統計的・確率的法則が存在する ・科学的知識は蓋然的なもの ・確率は事象の側の客観的な性質
2016-05-19 15:36:45決定論的なセリフがあったので。 マーク・トウェイン『不思議な少年』 「煉瓦をずっと数インチおきに並べる。そして、誰かが端の一つを倒すと、ついでに隣の煉瓦も倒れる。そんなふうにして、次々と倒れて行って、最後には全部が倒れてしまうというやつだよ。これが人生ってものなんだな。」
2016-06-30 00:09:06@replyMarch 「(中略)もし人間にも、ぼくみたいに、未来を見る力さえあれば、ある人間の将来にどんなことが起るか、すべて見通せるわけだよ。だって、最初の出来事がまず生涯を決定してしまったあとでは、もはや出来事の順序は、変えようにも変えられないんだもんね。」
2016-06-30 00:14:08@replyMarch しかも、生涯を決定しているのは因果関係であるとして、神学的決定論を否定している。 ちなみにこれは美少年サタンのセリフ。サタンは因果のひと鎖をいじることで、人間の将来を大きく変えてしまう能力を持つ。
2016-06-30 00:17:15@replyMarch マーク・トウェインは知っての通り『トム・ソーヤーの冒険』の作者。 ところで、『ぼくと未来屋の夏』と『都会のトム&ソーヤ①』の出版年は、同じく2003年。ひょっとしたら、万一には、猫柳さんの設定を思いついたルーツがトウェインかもしれない可能性もなくはない。
2016-06-30 00:21:46CiNii 論文 - "Ignoramus, Ignorabimus" : われわれは知らないし,知らないであろう ci.nii.ac.jp/naid/110000327…
2016-07-04 22:43:50