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#音の本を読もう『ジゼール・ブルレ研究―音楽的時間・身体・リズム』山下尚一著 音楽美学者ブルレの音楽的時間論を読み解き、身体論と結び合わせ、時間を可能にする条件としての音楽的リズムの問題を哲学する。(2012年刊行) nakanishiya.co.jp/book/b134953.h…
2015-10-10 13:50:01#音の本を読もう 細野晴臣・北中正和『THE ENDLESS TALKING』(平凡社ライブラリー)。打ち込みは作ると聴くの間の時間と手間を省き、究極的には一つの脳と機械で完結し探索的フィードバックを可能にする。コンピュータとの「無窮の対話」を細野さんは普遍的技術として見取った。
2015-10-11 23:03:23#音の本を読もう 『フランク・ザッパ自伝』(河出書房新社)。ザッパはアマチュア人類学者であり、演劇人である。30年以上もの間、多くの「仕事仲間」と接しながら、演奏と同時に荒唐無稽なお喋りの録音(盗聴含む)と保管と再構成を実行した。サンプリングの美学と呼ぶには歪なものが彼にはある。
2015-10-11 23:15:40#音の本を読もう 『表象〈09〉―音と聴取のアルケオロジー』表象文化論学会編 関連情報です。 twitter.com/sggk22/status/…
2015-10-12 13:06:35#音の本を読もう ジョナサン・スターン著『聞こえくる過去』ご恵送頂きました。訳者のみなさま、ありがとうございました。 pic.twitter.com/yef66MdbCr
2015-10-13 10:55:42「口は、それこそ魂のこもった息をしたり、音を重ねることによって像を結ぶ不可思議な力をもつことばを発したり、食することによって体内に活力をもたらす不可思議な力をもつ食物を食べたりできる不可思議な場所だった。」 古橋信孝『幻想の古代』(新典社)#音の本を読もう
2015-10-14 05:01:19#新刊 #音の本を読もう 『聞こえくる過去─音響再生産の文化的起源』 ジョナサン・スターン著/中川克志・金子智太郎・谷口文和訳 技術は私たちの聞き方をいかに変えたのか─。(INSCRIPT HPより) inscript.co.jp/b1/978-4-90099…
2015-10-14 06:18:0710月16日発売予定の『聞こえくる過去』目次を読むだけで楽しい。第六章の「彼のマスタリングされた声」はHis Master's Voiceのもじりでしょうか。原文にあたってみたくなります。 #音の本を読もう inscript.co.jp/b1/978-4-90099…
2015-10-14 07:55:47『聞こえくる過去』の目次には「聴診」や「墓」といった生死にまつわる語群が見られます。初期映画が死の超越として受容されたように、視聴覚を記録する技術は生死のあわいに置かれるのでしょうか。 #音の本を読もう
2015-10-14 07:56:14時間的な広がりを持つ動きや音を記録する技術は、瞬間を固着する写真よりも、時間の束縛から自由になれる(つまり永遠の命)というイメージがあったかも知れません。 #音の本を読もう
2015-10-14 07:56:25生死のあわいにあるものとして視聴覚記録技術を捉えると、『聞こえくる過去』のサブタイトルにある音響再生産(sound reproduction)の"reproduction"には生物学的な含みがあるように思えてきます。 #音の本を読もう
2015-10-14 07:56:52『聞こえくる過去』は広く音について考えたい人、生死のあわいから漏れてくるような声、言葉の本来的な呪力に魅せられた人にも開かれています。音響の再生産に付与されたイメージは時に詩的とさえ言える領域に振り切れます。詩を読む人、詩を書く人にも読んで欲しい。 #音の本を読もう
2015-10-14 09:16:19詩人が技術に接近するときに揮発するポエジイ。バシュラールを想起しつつ。彼は音についてなにか言っていただろうか。 #音の本を読もう
2015-10-14 09:34:38#音の本を読もう『亡命ユダヤ人の映画音楽ー20世紀ドイツ音楽からハリウッド、東ドイツへの軌跡』高岡智子著 戦時期渡米しハリウッドの映画音楽を作り上げた作曲家達。歴史に翻弄されたユダヤ人作曲家達のドラマ(2014年刊行) nakanishiya.co.jp/book/b177908.h…
2015-10-14 22:01:38#音の本を読もう のタグでどんどんおもしろい本を見つけてしまい、あゆみBOOKS小石川店に「#音の本を読もう の棚」ができつつあります。こちらは先ほど入ってきた本です。 pic.twitter.com/Kq6prS4mW5
2015-10-15 15:02:30『ある神経病者の回想録』と併読したいのが『狂気の西洋音楽史』です。苛烈な狂気の中で妄想の声に抗うためにピアノを演奏したシュレーバー。その姿から多くの音楽家を狂気に追い込んだ「音楽と意味」という問いが浮上する! #音の本を読もう pic.twitter.com/vsu2uy3JTV
2015-10-15 16:28:44『狂気の西洋音楽史』は目次を見るだけで刺激的です。フロイトとラカンが並ぶ音楽史を想像してみてください。さらにマーラーの「伝達不全の狂気」に「シェーンベルクと外化された狂気」!この強烈な引力を持つ語群!#音の本を読もう pic.twitter.com/ZhJlHL8m4v
2015-10-15 16:37:33大橋力『音と文明』 マイク・ゴールドスミス『騒音の歴史』 ハナ・グリーン『手のことば』 スーザン・シャラー『言葉のない世界に生きた男』 ノーラ・E・グロース『みんなが手話で話した島』 キャロル・パッデン&トム・ハンフリーズ『「ろう文化」案内』 読まずに選書編 #音の本を読もう
2015-10-15 19:26:55ネルソン・ジョージの「リズム・アンド・ブルースの死」は、アフリカン・アメリカンの社会史を知る上でも最良の1冊だと思う #音の本を読もう
2015-10-15 20:54:25#新刊 #音の本を読もう 再掲[訳者解説:補遺]I am alive.: [宣伝]10月16日に、ジョナサン・スターン 2015 『聞こえくる過去―音響再生産の起源』 中川克... after34.blogspot.com/2015/10/101620…
2015-10-16 10:49:24公共空間で音が問題化されるのはなぜ?音を抑圧してしまうのではなく、音を開いていく方向に舵を切れないだろうか。そう考えた時の理想の音環境を想像してみませんか? #音の本を読もう
2015-10-16 10:59:40あなたが感じる音の印象はそのまま受け取れる自然なものではありません。聴くことは紛れもない文化実践で、後天的に方向づけられているのです。『聞こえくる過去』はあなたの耳に入る音の全てをガラリと変える力のある一冊です。 #音の本を読もう pic.twitter.com/3yav4JSmtn
2015-10-16 12:50:47「ベートーヴェンの管弦楽は、白と黒の書式でえがかれ結果として灰いろの繊細な音階を生みだす」ほら、絵のことのように音を語ることだってできる。少しずらしてしまえば、音はもう音ではなくなるのです。『ドビュッシー音楽論集』 #音の本を読もう pic.twitter.com/EJIyO3EbWx
2015-10-16 22:14:14