赤血球に感染します ~マラリア原虫~

2015ノーベル生理学・医学賞記念。 そういえば、マラリアの話ってまだやってなかった。
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Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 「一種類」って書き方がちょっと微妙なんだけど、キニーネとかクロロキンとか昔から開発されてた抗マラリア薬って、同じグループの薬なんです。で、アルテミシニンからそれとは別のグループが生まれた。

2015-10-06 12:25:43
ぶたやま@「ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん」発売中 @Butayama3

@y_tambe なるほど、別のグループ。 とにかく抗原変異だとか抗原多型だとか、あの手この手で逃げ回るから、打つ手を多くしてるんですね。

2015-10-06 12:29:45
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 んー、つーか、そもそも原生生物に効く薬自体がかなり限られてるのですよ。そこらへんが抗細菌薬と違うとこと。

2015-10-06 12:32:07
ぶたやま@「ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん」発売中 @Butayama3

@y_tambe あら、そうなんですか。 やっぱり、入り込まれてしまうと大変なんだ。

2015-10-06 12:33:01
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 これは、原生生物の細胞が、ヒトの細胞と変わらない部分が多いから。どっちも真核細胞で、進化的には比較的似てるというか。これに対して、細菌みたいな原核細胞は生命活動に関わる重要な部分で「違う箇所」がいくつかあるから、叩き易い。

2015-10-06 12:34:26
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 …なんか、いろいろと混乱してそうな気が。

2015-10-06 12:35:45
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 まぁ、マラリア原虫はややこしいのは確かだと思う。

2015-10-06 12:38:09
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 待て。そこは混沌のるつぼだ。

2015-10-06 12:41:49

混沌のつるぼ。

リンク www.research.kobe-u.ac.jp 原生生物の世界
リンク sites.google.com クロレラとの生き方
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 「原生生物からやり直す」(1) 原生生物の総論を勉強してから、マラリア原虫の各論を勉強する。 (2) 原生生物に生まれなおして、ヒトへの進化の道筋を再び辿りなおす どっちも混沌

2015-10-06 12:49:30
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 寄生虫とか、真菌とかもなんだけど、原生生物も、種類ごとに「生活環」が個別に、しかし割とかっちりと決まってるのね。種類ごとに違うから、「総論」で理解しにくい。で、しかも一種類の病原体がその生活環のステージごとに姿を変えながら、無性生殖/有性生殖をして増える。

2015-10-06 12:55:35
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 なかでも、マラリア原虫は僕らの体の中に入った時、「細胞の中に入り込む」、細胞内寄生体の一種(ウイルスとかと同じ性質)であるという点が、ちょっと特殊。しかも入り込む細胞がステージごとに異なって、赤血球と肝細胞を行き来しながら増えるかたちになるという(承前

2015-10-06 12:59:05
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 承前)まぁ、マラリア原虫は「マラリア原虫」として理解するしかない、というか。とか言いつつ、やっぱり原生生物で真核生物だから……とかいうレベルでは繋がってくるところもあって。まあなんだ、ややこしい。

2015-10-06 13:02:45