いくつか現代作品も含めて色々な作品を見せてしまったがために、主題がぼやけてしまったのではないか、鑑賞の面白さがいまいち伝えきれていなかったのではないか、という印象を受けました。これはやはり発表後の質問でも同じような指摘がなされていました。
2015-09-24 11:24:56たぶん題材としては面白い方向なので、もう少し深めてからの実践のほうが、面白い作品が出来たのではないかな、生徒に、美術ってすごく社会とかかわり合ってて、それでいっぱい作品が出来てるんだよ、というのを伝えられたのでは、ともちょっと思います。
2015-09-24 11:26:55どうしても自己の内面を見つめがちな美術の作品制作という分野に、外部からの、社会とのかかわりから作品を作るという少し高度な概念を入れて制作の授業をしたという点で、興味深い発表でした。
2015-09-24 11:31:09発表7、親子での表現遊びに関する意識と影響 ええと、これ、美術教育がどうこうとかじゃなくて、完全に自分自身のプライベートな興味から見に行きました。何となく私のTL見てると察してる方もいるかもしれませんが、私は子育てに対し、ものすごく苦手意識があります。
2015-09-24 11:34:27まず自分自身の影響を子どもにどれだけ与えていいかが分からず、一緒に何かを制作、となると、子どもの発想や表現の良さを大人の発想でつぶしてしまわないか、表現力を削ってしまい、画一的なものにしてしまう可能性があるのではないかと危惧し、たまに表現手法を教えたりする程度にしか
2015-09-24 11:36:31怖くて関われないという、どうもうまく踏み込めない面があります。で、今回発表題目がずらりと並んでいるのを見て、あ、これだ、と。なので、本当に個人的な理由でこの発表を見に行きました。
2015-09-24 11:38:26結論としては、強制型の関わり方じゃなくて、子どもと感覚を共有するような、共有型の関わり方をすればいいよ、それを念頭に置いたうえで、子どもと一緒に作品制作して、一緒に楽しむことで、子どもの成長を感じ、それによって子育ての不安やイライラもちょっとは緩和されますよ、という感じでした。
2015-09-24 11:45:13なるほど、共有型のかかわりというのを意識して、一緒に何か作ればいいんだな、という感じで、じゃあちょっと子どもと何か作ってみようかなと思った、というのが感想です。発表後の質問として、本当にそういう支援が必要な親子にそういう活動はいきわたるのか、というようなのがありましたが、
2015-09-24 11:51:15そもそもこういうのに参加する親子は大体意識が高いという認識なのですが、それでもやはり悩んでいるものなので、とりあえず地道に活動を続けていくことで、本当に支援が必要な親子にも届くのではないか、とまぁそういうような解答でした。 ってことで、個人的に好きな発表内容でした。
2015-09-24 11:52:48そういえばちょっと前に紹介した、白いクレヨンで紙に絵を描き、パステルの粉を散らして指で擦ると、パステルの色がクレヨンの跡に定着するという技法ですが、あれ、サクラクレパスの白が一番付きが良いそうです。と、サクラの人が言ってましたw 蝋より、油分の多いやつのほうがよく付くそうで。
2015-09-24 16:49:37一日目シンポジウム
第一日目最後のシンポジウム、「美術の現状 教科としての価値の再定義」と題しまして、司会進行は渡辺邦夫先生、パネリストとしまして、小野康男先生(横浜国立大学 美術理論・美術史)、岡田温司先生(京都大学 人間環境学研究科 西洋美術史)、木下史青さん(東京国立博物館 デザイン室長)
2015-09-26 10:54:03山木朝彦先生(鳴門教育大学 美術科教育)、小沢基弘先生(埼玉大学 絵画)の各先生方が壇上におられました。岡田先生と木下さんは外部招聘とのことです。ちなみにこの木下さん、国語の教科書に文章が載っているそうで、私の手元の教科書では古くて確認できませんでしたが、森鴎外の次頁だそうです。
2015-09-26 10:58:14ということで、シンポジウム自体かなり興味深く、しかもちょっと白熱したりして、非常に面白かったのですが、内容が高度すぎて自分が解説できる気が全くしません。というか、半分以上何言ってるかよく分かって無かったです。メモとったけどやっぱりなんかすごいこと書いてあるけど分からない。
2015-09-26 11:01:25ので、自分が何とか理解した範囲で面白かったものをいくつか。 ブルーノ・ムナーリ、そして息子のアルベルト・ムナーリの話も出てきまして、オートポイエーシスという言葉で、父親のをとらえ直したりしているなんて話が印象深かったです。あとはシラーがやたら出てきました。
2015-09-26 11:11:28シラーはおそらく『人間の美的教育について』あたりのことを言ってるんだな…と思いつつ…。 また、着想・アイディア・デザインに重点が置かれている現在の状況について一石を投じた場面もありました。オリジナリティやデザインという言葉の濫用、確かに感じるものがあります。
2015-09-26 11:13:39日本美術を展示するときに、江戸時代等ではガラスケースが無かったんだから、自然光で作品を鑑賞できる場にしてほしいと作品の持ち主から言われ、もちろん自然光とはいかないので、照明の工夫をした、という話も面白かったです。実際、映像を見せていただいたのですが、光でここまで変わるのか、と。
2015-09-26 11:17:47果して美術教育はどうあればいいのか、という根源的な問いもありました。む、難しい…。そこでは、懐疑心を失ったほうが研究が進んだが、またその根源的な問いに対する懐疑心を再び持つべきではないのか、という投げかけがなされました。懐疑主義という言葉が出てきました。
2015-09-26 11:20:27社会との接点、それを育成するためにはどうすればいいのか、幼児における意味の生成、意味の読み取り…そういうものを中高大まで拡大して及ばせてしまっているのではないか、チゼックの児童画の話になり、その歴史的な誕生を理論的に見ることで、ヒントがあるのでは、という話もありました。
2015-09-26 11:24:09その後の質疑応答や、パネリスト同士のやり取りも非常に静かに白熱していて面白かったです。が、やっぱりなんかすごい高度な内容でやり取りしてる…!根源、アウトサイダーアート、戦争画などという単語も飛び交っていました。中でも、IBM社のマーク作った方のお話で、
2015-09-26 11:27:17講演会か何かで、日本人が、「私は西洋に対しコンプレックスを抱いています。これからどう生きればいいでしょうか」というような意味の質問をしたところ、そのデザイナーさんが、「私は日本の家紋を参考にして作っています。あなたは日本人ですね、日本人であることを誇りに思ってください」と答えたと
2015-09-26 11:30:14言う話がとても印象的でした。なんというか、深く考えさせられる話、ではないでしょうか。 ということで、講演会の一部内容でした。次、2日目の連続発表を3つほど紹介して終わりにしたいと思います。
2015-09-26 11:32:26あと東京国立博物館で平成館考古展示室10月14日からリニューアルオープンですって!マップを見る限りでは、古墳時代が多めかな。縄文、弥生、古墳、飛鳥、奈良、あと平安~江戸までちまちまとある感じっぽいです。
2015-09-26 11:48:39二日目