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kirisame_zaha
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42. 「深瀧司令はもう軍を離れるそうだ。艦隊も実質解散だ」 「そうか……」 想定の範囲内とはいえ現実になるとやはり悲しい。そう思いつつもザハ提督は話を続ける 「君はどうするんだ」 「私は本部付になる。それからは次の司令に従うまでだ」
2015-10-15 00:33:43![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
43. 意思を継いで霧雨の艦隊で共に……とはさすがに理想の世界であった 「まあ共に出ることがあったらよろしく頼むよ……あと」 不思議そうに見る深瀧の秘書艦娘に対し 「あの時の君は間違っていなかった。あの制圧がなければここまで動けなかった」 そのまま話を続ける
2015-10-15 00:34:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
44. 「あとは……海風のことだって司令の命令に従ったまでだ。君は悪くない」 「ありがとう」 そう言って深瀧の秘書艦娘は去っていった。彼女はまた新たな司令の元、または総本部の艦娘として新たな司令の指揮の元動いていくだろう。彼女にも何も背負わせたくはなかっただけだった
2015-10-15 00:35:58![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
45. 「あ!ザハ提督」 そろそろ帰ろうかと思ったところで声をかけられたのは神山提督ことにょろさんだ 「無理をさせてすまなかったね。深瀧のことも含めて誤っておくよ」 「いえ、私は……そのこれ以上謝られても」 確かに謝りすぎなことにザハ提督は気づいた
2015-10-15 00:39:47![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
46. 「でも私は……」 何かを思い出したようににょろ提督が話しはじめる。あの時見た虚ろなかつ力強い眼差しだ 「今回のアイアンボトムサウンドは……幻だったのでしょうか。では本物のアイアンボトムサウンドは?」
2015-10-15 00:41:56![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
47. その問いかけに対しザハ提督は答える 「サーモン海域の北西……とだけ今は言っておこう。あとはそうだな……瑠奈花さんが知っているはずだ」 「えっ、瑠奈花が?」 八卦炉銃槍を担ぎ立ち上がる 「本当に気になるのなら行ってみるといい」
2015-10-15 00:46:34![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
48. 「そこって一体?なぜ?」 「ただならぬ因縁を感じるからね。自分の目で確かめたほうがいい。あ、くれぐれも大本営の目には気をつけて」 背を向け立ち去りつつそれ以上は語らなかった。おそらくは何を言っても今はどうしようもない。次の作戦もある
2015-10-15 00:50:45![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
49. 深海棲艦 「撃沈された艦船」「沈んでいった船の象徴」「沈没した艦娘に怨念が取り憑いて変容した姿である」との説もあるが、詳細は不明。 と一般には言われている。だが深海棲艦側も少しずつ変化しているようだ
2015-10-15 00:53:06![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
50. その変化をもたらしているのは人間か、艦娘か、はたまた深海棲艦自身なのか。それは誰も知らない その後霧雨艦隊は童子、葛葵とともにソロモン海域、FS方面への進出に参加することになる
2015-10-15 00:56:26