そして、声にならないまま「動いちゃだめだ!」と心ここにあらずでシュウが叫んだ矢先……。 pic.twitter.com/8mV23tYErm
2015-10-20 09:31:45ここら辺で約7秒程ストップモーションがかかる演出が実にうまい。シュウが必死に殺し屋の出血を抑えようとしている所で、突然動きが止まった事に対して目の前の人の死を認識できないシチュエーションと重なるものではないかとも……
2015-10-20 09:33:46これでシュウが「何故殺した……」と呆然とした様子で問う事をしても、ナブカはそうするしかなかったと応えるだけ。彼の腕にもわずかな震えが生じており、眉間を貫いて人を殺すようなことは実はこれが初めてだったのでは……。
2015-10-20 09:35:02だからその後シュウはナブカに対して怒りをぶつけるとかではなく、ただ同じ子供の彼でさえ目の前で人を殺さなきゃいけない支配された世界の決まりに対して戸惑いの言葉が真っ先に出たのでは。「……どこなんだ、ここは」と pic.twitter.com/k59pOa5rUb
2015-10-20 09:36:01この辺りの台詞の演出も大体14秒ほど彼の呆然とした顔のアップでほぼストップモーションがかかった表現がなされている。目の前で人が死んだ、その人を殺したのはナブカ、ナブカに人を殺させたのはこのヘリウッドの世界、この世界がどうしようもないくらい根を張っている現状……
2015-10-20 09:37:14この、シュウが”汚れた事をやらかすのもどうしようもない世界”を認識するまでかかった時間なのかもしれない。この衝撃が応えたのか次回の前半までシュウは大人しい様子へと……
2015-10-20 09:38:14第6話……第3話の時点で嫌な予感しかしていなかったサラ。今回とうとう兵士達にとって慰安婦のように扱われていたという事態が発覚してしまう。 pic.twitter.com/LGtEHaun5D
2015-10-20 09:40:50前々回で兵士を見るだけでトラウマを思い出したように恐れおののいていた彼女だが、今回では相手の兵士達に対して何も臆しない様子で迫ってくる。もしかしたら知らない間に彼女は何度も強要されていたのか、それとも……。
2015-10-20 09:41:58と言いたいところだが、性欲処理を望む相手に対して彼女はいきなり鈍器で脳天を殴りつけた!そして手にした銃身で彼の眉間をどつく! pic.twitter.com/wPEpoqT2Q4
2015-10-20 09:43:00そして、相手も死に物狂いで彼女をもはや殺す勢いで襲う。この場面の後に衣服で彼女の口を防いだ上で秘所に顔を乱暴に押し付ける描写辺りは……これは地上波でやれるかどうか危ういおぞましい光景だ pic.twitter.com/HSFdVksFey
2015-10-20 09:44:24そしてとうとう、激しい殴打の末に兵士を撲殺……ヘリウッドの理不尽な軍事社会に対して彼女がとうとう道理を踏み外して反旗を翻した瞬間。 pic.twitter.com/twptEjLKWV
2015-10-20 09:45:34そしてこの鬼気迫った様子で彼女は貴重な水を飲み干して、兵士に扮してヘリウッドからの脱走に成功する訳で…… pic.twitter.com/BlbzNI77oQ
2015-10-20 09:46:30そして、ここからのサラの走り去っていく描写は中盤の見どころともいうべきか、脱走した彼女は兵服を脱ぎ捨てて下着姿で夜風に当たるというものだが…… pic.twitter.com/wFLgXAfpet
2015-10-20 09:48:05ここは定番ながら幻想的な美しさを感じさせる場面として。白の下着姿というのも実に清楚な少女というイメージを年頃も相まって醸し出してくれるものだが……。 pic.twitter.com/BlnNOE6tX6
2015-10-20 09:49:01その後に彼女は自分の長い金髪を切り捨てるという行動に出て…… pic.twitter.com/KBCfKb9e37
2015-10-20 09:49:41そして、切り捨てた長い髪に対して彼女は未練がましいように崩れ落ちる。いわば髪を切って私は強く生きていくんだ!という決意に満ちた新たな門出とかいうものではない。 pic.twitter.com/MrNS7j7um9
2015-10-20 09:50:47逃げる場面で彼女が兵士の服を脱ぎ捨てるという描写から、彼女は”この世界の少年兵”ではない。しかし彼女は長い髪を切り捨てた訳で”女としての象徴”を失ってしまった訳になるのではないだろうか。月夜に舞い上がって飛んでいく金髪は散りゆく処女という意味……?
2015-10-20 09:53:43さようなら、処女としての私……と過去の自分に対して彼女は一見気丈に見送るのだが…… pic.twitter.com/XvYLKCQyuR
2015-10-20 09:54:16その後彼女は下着姿で泣き崩れるようにどこかへ姿を消していく。彼女はこの世界で兵士として生きる事も無垢な少女として生きる事も出来ない。ましてこの世界の女として汚れにけがれて生きる事が出来ない pic.twitter.com/fUBklnJEnY
2015-10-20 09:55:13果たして彼女は何処へ行くのだろうか。再登場はどのような形で……その世界の理不尽に踏みにじられた彼女の去り際は美しくも余りにも哀しい…… pic.twitter.com/8SwSvh76oB
2015-10-20 09:56:04それから本筋として、遠征へ参加するシュウの描写。相変わらず人を殺す事については納得しねぇな彼は意地を張るが、タブールから兵士の癖に戦わないなら、食料や水を頂く資格はないと没収されてしまい……。
2015-10-20 09:56:43シュウ「俺、やっぱ戦うのやだ。でも確かに水や飯、食っちゃった訳だから手伝う事は手伝う」 ナブカ「何をする気だ」 シュウ「穴掘ったり、ゴミ捨てたり」 pic.twitter.com/xh0PZ761uD
2015-10-20 09:58:34それからシュウはナブカに水や食料を分けられ、戦わない者にはないとの釘を刺された際彼なりに少年兵として戦争へ参加する事に対して妥協を見せる。ここで彼がようやくヘリウッドでの常識に歩み寄った瞬間とも言えるのだが、穴掘ったり、ゴミ捨て足りするどころではないと指摘され……。
2015-10-20 09:59:41そんな訳で今回の遠征である。ザーザリス側は食糧や物資を提供してこれで良いだろうと述べるのだが、彼らからすれば人員が足りないのである。だから容赦なく女子供を連れ去らなきゃ遠征の意味がない。断ったら無論射殺。 pic.twitter.com/xnX3lAkUAb
2015-10-20 10:00:51