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1990年ごろの「ライトノベル」という用語
1990年ごろニフティサーブのFSF（SFファンタジー・フォーラム）は、「SFとファンタジーを扱う場」であったため、SFでない少女小説は、「暗黙のうちに(そのころは)対象外になっていた」
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
大橋 崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』のp.99には、「当時、パソコン通信を使っていたのは、九割以上の圧倒的多数が男性だったからである」とあるんですが、パソコン通信人口の男女比は9：1でも、書き込みするユーザーとしては女性の比率も高かったということは主張しておきたい。
2015-10-22 13:52:13
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
公式のログが残っていないので、2chの記録を検証するのがほとんど不可能なように、ニフティサーブなどのパソコン通信も公式のログが残っていないので、そこで何が起こっていたのか検証するのはほとんど不可能なんですよね。文献から検証していく研究者には扱い難い対象だと思う。
2015-10-22 13:42:39
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
「ライトノベル・フロントライン1」がらみで、ニフティのFSFの話題が出たので、懐かしくなってHDDを漁ったら、1999年03月のFSF2の入口画面のログが出てきました。「ライトノベル」を冠した会議室がふたつ。 pic.twitter.com/c7PPnghhbA
2015-10-22 13:21:32
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ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
ニフティのSFファンタジーフォーラムは3つぐらいに分かれていて、FSF2は主にファンタジーとライトノベルを語る場所でした。FSF1がSF系だったような。FSF2に書き込みをする女性ユーザーの数は多かった……というか女性のほうが多かったんじゃないかな。
2015-10-22 13:27:03
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
少なくとも1993年末の段階では、『架空幻想都市』というアンソロジー企画が立ち上がるぐらいに、アクティブに活動していた女性作家たちがニフティには居たわけでして。（企画者は漫画家のめるへんめーかー。執筆者の半数は女性） amazon.co.jp/dp/4893661639
2015-10-22 14:06:13
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
女性は男性ほど好きなものを語ったりしないんですが、パソコン通信の会議室では、女性のアクティブ率は高かったのです。なぜか。面倒くさいパソコンの設定をしてでも語りたい人たちが集まっていたから。あとパソコン通信はコニュニケーションの世界なので対話能力の高い人が目立った。
2015-10-22 15:59:36
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
FSFのライトノベル会議室で、新井素子や前田珠子などの一部のコバルト文庫の作品だけが取り上げられて、それ以外の少女小説系の作品が無視されたのは、それらが女子向けだったからではなく、単にSFやファンタジーではなかったからです。
2015-10-22 14:14:09
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
Webアーカイブからサルベージ。FSF「ライトノベル」会議室ににおける氷室冴子などのジュニア小説の取り扱いについてコメント欄で言及されています。： 積読山脈造山中: ライトノベルという呼称の発生について web.archive.org/web/2008101210…
2015-10-22 18:49:57以下、上記ツイートで言及したブログのコメント欄から引用
ログが掘り出せなくて、記憶頼りになりますし、神北さん辺りのコメントがあれば確実ですが。
「ライトノベル」の範疇にコバルトは入っていたはずです。でないと、「いつか猫になる日まで」「星へ行く船」など、新井素子を扱えませんから(笑)。
じゃぁ、氷室冴子とかがどうなるかというのは、その場がFSFという「SFとファンタジーを扱う場」という枠で、暗黙のうちに(そのころは)対象外になっていたような気がします。
と書いたものの、最近ボケがひどいことがあるので。ああ、小豆飯食わんと(汗)。
Posted by MATUKEN at 2005年08月24日 01:37
コメントありがとうございますー。
そうか、FSFだったから、逆にそういう縛り（SFかファンタジーでないと取り扱わない）がありましたね。すっかり忘れてました。
Posted by うさぎ屋 at 2005年08月24日 03:25
引用元：https://web.archive.org/web/20081012104515/http://usagiya.hontsuna.net/article/1549501.html
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
「こういう本来のコバルト文庫が目指していたジュニア小説の正当な流れまでは、当時の我々が直接定義をすることではなかったと思います。」と、 FSFの管理人だった神北恵太さんがコメント欄で語っています。： web.archive.org/web/2008101210…
2015-10-22 18:53:09以下、上記ツイートで言及したブログのコメント欄を引用
あくまでも感覚的な物ですが、当時既に、氷室さんのお描きになったような、割と新感覚のモノまで含め、「少女小説・ジュニア小説」ってぇワクが、確立していた気がします。
MATUKENさんのお書きになったように、FSF（ニフティーサーブ・SFファンタジー・フォーラム）では、SFとファンタジー、そしてその派生としてのホラーなどまでしか扱っていなかった為、こういう本来のコバルト文庫が目指していたジュニア小説の正当な流れまでは、当時の我々が直接定義をすることではなかったと思います。
ただ、「ライトノベル」という言葉はここ15年ほどで随分と一人歩きをし、FSFで作られた造語であるということさえ知らない人達が、随分増えたようです。こういう、特にSFやファンタジーといったジャンルの枠に囚われる必要の無い場に出た以上、当時はどうあれ、今となっては、氷室さんの小説なども、ライトノベルという枠で語ってもかまわないのではないかと思います。
Posted by 神北恵太 at 2005年08月24日 10:29
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引用元：https://web.archive.org/web/20081012104515/http://usagiya.hontsuna.net/article/1549501.html
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
2013年05月のまとめ。 少女小説をライトノベルに含めたがる人は現代の読者としての視点しか持っていない - Togetterまとめ togetter.com/li/504116
2015-10-22 21:28:07
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
「ライトノベル」という言葉を作ったFSFがSFとファンタジーのみを扱う場所だったという前提がすぽーんと抜けている。 まあ、FSFにいた人たちにとっては自明のことだったので、わざわざ説明しなかったんだよね。でもって月日が経って、その人たちも前提を忘れてしまった。
2015-10-22 21:18:252000年以降の「ライトノベル」
『ライトノベル☆めった斬り！』のこととか。
FSF発のSFファンタジー中心の「ライトノベル」に、少女小説系レーベルの目立ったものを入れたもの選定し、その中から著者たちが紹介したいものを選んだラインナップ。
前口上ではっきり「著者たちのライトノベル観の反映」といっています。
ティーンズハート作品が折原みと以外は結局ガイドブックに入らなかったのは、シリーズの冊数が多すぎて読みきれなかったからだと思われます。
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
2chにライトノベル板ができて、そこに『マリみて』のスレが立ってしまったがために、『マリみて』系列の先行作品の『丘ミキ』も『クララ白書』も「ライトノベル」に含まれることになってしまい、だったら、ティーンズハートもライトノベルだよねってことになりました。
2015-10-22 14:25:10
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
2000年ごろに「ライトノベル」という言葉がカバーする範囲が（過去に遡って）広がったので、それに合わせてざっくり選定基準を作って100冊選んで解説したのが、『ライトノベル☆めった斬り！』： ブックガイド書名一覧 homepage3.nifty.com/alisato/lameta…
2015-10-22 14:36:55
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
『ライトノベル☆めった斬り！』の選定基準は大森望さんの前口上にある通り。 homepage3.nifty.com/alisato/lameta… ティーンズハートは折原みとだけですが、本当はもっと入れたかったらしい。 homepage3.nifty.com/alisato/lameta…
2015-10-22 14:42:16
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
しかし改めて『ライトノベル☆めった斬り！』の「斬りそこねた作品リスト」を見ると、「終わりのないラブソング」も「タクミくん」もフジミも入ってるのねと思う。 homepage3.nifty.com/alisato/lameta…
2015-10-22 14:59:07少女向けエンターティメント小説の呼び名
書き手は切実に呼び名を欲しているという話。
それで久米依子さんが提案したのが「ガーリーノベル」なわけですね。
縞田理理＠ファンタジーラノベ書き
@tanpuck
そういえば昔、ブログに書いたなあと。ririshimada.blog4.fc2.com/blog-entry-293… ririshimada.blog4.fc2.com/blog-entry-302… 2005年でした。10年前なんですね……でも今もあまり当時と変わっていないかも。 twitter.com/ailsato/status…
2015-10-22 11:58:37
ありさと
@ailsato
昨日のライトノベルと少女小説の話の続き。 2chのライトノベル板で『マリみて』などの少女小説系文庫も扱われるようになり、一応コバルト文庫などの少女小説系も「ライトノベル」ということになったのですが（続く twitter.com/ailsato/status…
2015-10-21 17:04:37
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
縞田理理(@tanpuck)さんの2005年のブログ記事。 「『少女小説』に代わる少女向けエンターテイメント小説の良い呼び名はないものでしょうか。」： 縞田理理の《とろいのです》。：『ライトノベル』と『少女小説』 ririshimada.blog4.fc2.com/blog-entry-293…
2015-10-22 15:23:24
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
縞田理理(@tanpuck)さんの2005年のブログ記事その2。 「『少女小説』は『ライトノベル』の一部なのかそうではないのか」： 縞田理理の《とろいのです》。：『ライトノベルと少女小説』追記 ririshimada.blog4.fc2.com/blog-entry-302…
2015-10-22 15:25:12
ありさと@alisato@mstdn.jp
@ailsato
妹尾ゆふ子（＠usagi_ya）さんの2005年の記事。サーバごと消えているのでWeb archive版： 積読山脈造山中: ライトノベルと少女小説 [Web archiveより] web.archive.org/web/2008101210…
2015-10-22 15:28:48
縞田理理＠ファンタジーラノベ書き
@tanpuck
@ailsato ツイどうもです。トラックバック先の積読山脈がなくなってしまったのですが、たしか「ライトノベル」のニフティ起源について書かれていたような。
2015-10-22 17:50:12