近侍部屋当直日誌VII
長谷「(こののど飴美味いな……。また買うか)」 光忠「うー……舌が痛いー……」 長谷「噛みすぎたか」 光忠「そんなに舌噛みすぎたことにしたいのかな? これから噛まないようにするしかないよね?」 長谷「なんでもない。忘れろ」 光忠「よしよしいい子」
2015-10-25 18:04:43長谷「寒い中を歩いて体が冷えたろう。スープを入れてきた」 光忠「手を繋いで心はぽかぽかだったけどね」 長谷「今はそういうのはいい」 光忠「……このスープ、具がほとんどないね」 長谷「体が大きければインスタント食品を食わせてもいいかと思ったんだが。やはり口に合わないか?」
2015-10-25 18:26:17光忠「……ずず」 長谷「(わりあい気に入ったようだな……ふっ)」 光忠「超あったまる……ずず」 長谷「ああ。体を大切にするんだぞ」 光忠「……」 長谷「? どうした?」 光忠「長谷部くんも。はい。体大事にして」 長谷「(キュン)……ああ。…………」 光忠「なんか照れてる?」
2015-10-25 18:27:42今晩は!記憶光忠さん本丸の近くの万屋店員になるにはどうしたらいいですか!!!!(更新お疲れさまでした) — 光忠「こんばんは、ありがとう。ちょっと新しくなった自動くんもよろしくね。……万屋の求人、かあ。どうだったかな?」 倶利「…… l.ask.fm/igoto/45DKECN7…
2015-10-25 22:11:14光忠「う、うさ耳って……これでいいのかなあ。なんか長くてバランスがとりづらいよね……。あ、ちなみに白くて長くて立ってる耳だよ」
2015-10-25 21:38:27長谷「帰った。団子をうば……もらってきたぞ。外に出る支度をしろ。十三夜――――(ポロッ」 光忠「ぴょ、ぴょーん……あ、お団子が!」 長谷「ガッ」 光忠「うん、片膝でお盆を受け止めたのは最高にかっこいいけど、真顔で一ミリもブレずにこっちガン見してくるのはちょっと怖いからね」
2015-10-25 21:40:54長谷「(なんだ……? 誘っているのか? 昨晩あれほどとろとろに煮込まれておきながら……だと……!? 今夜は体を気遣って、添い寝しながらゆっくりゆっくり髪や肌を撫でながら寝かしつけてやって寝顔を眺めて幸せに眠りに落ちようと考えいたのに……なんだこれは……こいつは実は万年はつじょ)」
2015-10-25 21:49:35長谷「……な、……な、な、……な、……」 光忠「お、落ち着こう?」 長谷「す、す、……す……」 光忠「据え膳じゃないから!」 長谷「……(ワナワナ)」 光忠「しゅ、主命でね……。似合ってるかな、……ぴょふぴょふ」 長谷「あ、ああ、あ、……あ、ああああああ」 光忠「ショートしたっ」
2015-10-25 21:56:31光忠「長谷部くん生き返ってーーーお団子食べちゃうよーーーー生き返ってよ……ねえ…………長谷部くん……」 長谷「(さわっ)」 光忠「!?」 長谷「……しっぽはついていないのか」 光忠「真顔で何いってるの? 何いってるの????」
2015-10-25 21:57:39長谷「まあいい、沈む前に月を見に行くぞ」 光忠「この格好で?」 長谷「十三夜だから月にちなんで兎になったんじゃないのか」 光忠「ううん、犬耳と二択で主命」 長谷「犬……耳……だと!?」 光忠「ひっ」
2015-10-25 22:01:06光忠「長谷部くん犬派かあ。うさぎさんじゃだめかな」 長谷「……お手」 光忠「?」 長谷「お手」 光忠「ぴょふ?(ぽん)」 長谷「んん゛ん゛(ぶわっ)」
2015-10-25 22:03:48長谷「それでは主、うさ耳をつけたこいつをさん……月見に連れ出してきますね」 光忠「あのね長谷部くん、うさ耳は偽物だからふみふみしても僕は感じないんだよね」 長谷「!?!!?? お約束ファンタジーはどうした!?!!!??」 光忠「なんの話?!!??」
2015-10-25 22:14:06@shositu_mitubot 光忠「ぴょっふぴょっふー♪」 長谷「(身長186cmうさ耳燕尾ベストのイケメンがぴょふぴょふ口ずさみながらご機嫌で廊下を歩く図か……)」 光忠「ん? 長谷部くん早く早く。手繋ぐ?」 長谷「ああ。はしゃぐな。目撃されたら面倒だ。かわいい」
2015-10-25 22:18:02倶利「……ウサギだ」 光忠「え、満月じゃなくても見えるかい?」 倶利「いや……庭に」 光忠「どこどこ」 倶利「茂みの向こうに耳が見えていた」 光忠「ああ、たまに木の下を掘っているところが目撃されるらしいよね。野ウサギが棲みついてるのかあ」 倶利「……」 光忠「あ、うずうずしてる」
2015-10-25 22:32:57光忠「ウサギを探しに行っちゃったねえ、大倶利伽羅くん。もう少し一緒にいたかったんだけどなあ」 鶴丸「もふりすとってやつだからな」 光忠「……。……ウサギ、かあ」 鶴丸「ああ」 光忠「……」 鶴丸「……」 光忠「本丸の子に見つかって狩られて炊事場に連れて来られたらどうしよう……」
2015-10-25 22:35:21@bury_ido ??「地面に近い高さで見上げると、月が遠く見えるよね」 ??「……懐かしいのか」 ??「うん。……いつもこうやって月を見てた。見ているようで見えなかったけど」 ??「! ……誰か来る」
2015-10-25 22:39:41@shositu_mitubot 長谷「もっと速く走れ!」 光忠「む、むりだよ、……長谷部くんだけ逃げて……手離して……」 長谷「お前を置いていったら意味がないだろう!!」 光忠「うん、……」 長谷「(なんで……なぜ庭で月見をすることも許されないんだ)」
2015-10-25 22:47:09鶴丸「お、帰ってきたな大倶利伽羅。っと……驚いたぜ、これはまたボロボロだな。どうしたんだ」 倶利「……ウサギ穴に落ちた」 鶴丸「……っ……」 光忠「鶴丸さんいっそちゃんと笑ってあげよう? ウサギを追いかけてウサギ穴に落ちるなんて」 倶利「地中の穴が崩れて落ちた。……チッ、笑うな」
2015-10-25 22:53:08光忠「はっ、……は、……あ、……はあ、……」 長谷「……もう大丈夫だ」 光忠「は、……も、やだ、」 長谷「……光忠」 光忠「もうやだ。嫌だよ。もう外になんか出ない」 長谷「……」 光忠「見つからないかビクビクしなきゃだし、お店ではちゃんと買い物できないし、怖いし、こんな、」
2015-10-25 23:13:23長谷「今日は幸せな休日だったな。俺もはしゃいでいた。……無理をさせた」 光忠「ちが、」 長谷「俺が悪かった。だから泣くな。目が赤くなる」 光忠「なんで長谷部くんが謝るの……っ、ちが、」 長谷「お前が埋まっていた場所から月を見て団子を食べて……台無しにはなったが俺は楽しかったんだ」
2015-10-25 23:20:09