近侍部屋当直日誌VII

完全にネタ枠。へし燭などの腐要素あり。下ネタもあり。 かなりの特殊設定のため、「記憶がない燭台切光忠bot」「桜の木の下/:近侍当直部屋」の両アカウントをご存じない方はご遠慮ください。 twpf.jp/shositu_mitubot http://twpf.jp/bury_ido 続きを読む
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近侍当直部屋 @bury_ido

光忠「だからっ、なんで長谷部くんが謝るの……っ、……僕が、……僕が……っ」 長谷「いつも怖がるからな。日に二度も連れ出されたらいやにもなるだろう。これからは無理はさせないからな」 光忠「ちがうのぉぉ……っ」 長谷「なぜまた泣く」 光忠「もういいからほうっといてよっ!!」

2015-10-25 23:26:42
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光忠「うっ……ぐすっ……ううぅ……いやだ…………うう……こどもみたいだ、…………う…………ぐすっ…………」 長谷「…………」

2015-10-25 23:28:54
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長谷「……洗面所に立てこもられましたが…………走って帰ってきて体が冷えていないか心配です、主。洗面所は冷えます。せめて風呂で足だけでも温めていればいいんですが……鍵のかからないあの洗面所の戸が……ハードルが高いです主……」

2015-10-25 23:32:54
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「……あいつの泣き声ほど胸が潰れるものはないな。…………」

2015-10-25 23:33:51
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長谷「……俺は待ちますよ。いつか出てくるなら」

2015-10-25 23:39:08
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光忠「……ぐすっ…………うう。頬が冷たい。……長谷部くん、さすがに怒ったかなあ。……出ていきづら…………」

2015-10-25 23:47:38
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長谷「光忠」 光忠「(びくっ)」 長谷「……開けるぞ」 光忠「ぅ、……あ、……あ、あ、……」 長谷「……握り飯と味噌汁を作ってきたんだ。体が冷えるだろう。置いていくからちゃんと食べろ。……ひとりでいる時間も必要だろう。いつまででもそこにいていいからな」 光忠「や、……やだ、……」

2015-10-25 23:58:13
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光忠「やだ……」 長谷「食事は摂れ。気分が落ちていてもだ。でないと余計に……」 光忠「いらないから!!」 長谷「……」 光忠「そんなこと言わないでいいし僕のこと気にしなくていいから! ほっといてよ、長谷部くんは長谷部くんのために生きてよっ!! ほっといて、」 長谷「……そうか」

2015-10-26 00:00:54
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長谷「……置いておく。冷める前に食べるように」 光忠「…………」

2015-10-26 00:01:49
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光忠「要らないって……言ったじゃんん…………」

2015-10-26 00:18:48
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光忠「お味噌汁、もう冷めちゃったよ長谷部くん。……なんで置いてちゃったの? 暗くて狭いところに僕を置いてくの、好きだもんね。いっつも僕のこと……。信じてたのに。信じてたのに。信じてたのに。信じてたのに」

2015-10-26 00:19:42
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「…………布団も持って行ってやるべきか。……しかし…………。…………ああぁぁ……」

2015-10-26 00:26:55
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光忠「こんなのやだよぉ…………こんな……このまま死んだら…………こんなの……、……う、……ううっ、……ぐすっ」

2015-10-26 00:28:01
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長谷「(また泣いているのか……。…………この声を聞きながら自分だけ寝台で寝ろと……。…………)」

2015-10-26 00:28:30
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長谷「……うさぎ」 光忠「(そうか、耳つけたままだった)」 長谷「出てこい、うさぎ。健康診断の時間だ」 光忠「え」 長谷「俺を楽しませるために飼われている分際で岩戸隠れとはなあ」 光忠「……ほっとい、」 長谷「お前がどうしても嫌だというなら二度と声はかけないがな」 光忠「……」

2015-10-26 00:35:14
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「……お前がもし育つようならと期待して、思春期の子どもとの接し方も調べたんだ」 光忠「う」 長谷「お前を寂しがらせないことに必死だったが、……今のお前には一人になれる場所が必要かもしれないな。……そこにいたければいるといい。自立したっておかしくない大きさだ」 光忠「……」

2015-10-26 00:37:58
近侍当直部屋 @bury_ido

光忠「……」 長谷「!」 光忠「…………きゅ、きゅぅ……」 長谷「やっと顔を見せたか。目が真っ赤だぞ、うさぎ」 光忠「違うから。ほだされたとかじゃないから。……ただ、うさぎは寂しいと死んじゃうから、」 長谷「その俗説は否定されているがな」 光忠「ギギーバタン」 長谷「待て」

2015-10-26 00:40:22
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「……光忠。おいで」 光忠「…………ギギ」 長谷「ほら」 光忠「……入ってきていいよ」 長谷「……」 光忠「きゅぅ……」 長谷「邪魔しよう」 光忠「ずかずかと……!」 長谷「お前を早く抱きしめたかった。光忠」 光忠「うさぎだもん……」 長谷「ああそうだな、うさぎだ」

2015-10-26 00:48:03
近侍当直部屋 @bury_ido

長谷「体が冷えきってるな。お前があたたかくないとだめだ。不安にある。ベッドに行くぞ」 光忠「……あ、あの、おみそしる……」 長谷「……」 光忠「……ごめんなさい」 長谷「温めれば後で食べられる。構わん。……それにうさぎは味噌汁も握り飯も食わん」 光忠「きゅう……」

2015-10-26 00:50:17
近侍当直部屋 @bury_ido

光忠「耳は偽物なんだってば」 長谷「……(ふにふにふにふに)」 光忠「楽しそうだね……」 長谷「ああ、最高にかわいい自慢のうさぎだからな」 光忠「真面目な顔で言うのやめてよ……」 長谷「なら態度で表すか? ん?」 光忠「そうやって全身撫でたり口づけしたりすり寄る気でしょ。やって」

2015-10-26 00:54:17
近侍当直部屋 @bury_ido

光忠「ぴょふぴょふ……」 長谷「ああ、そうだな。ぴょふぴょふだ。かわいいぞ」 光忠「……長谷部くんに構ってもらいたくて付けたんだもん」 長谷「いくら撫でても足りん」 光忠「ぎゅーーー」 長谷「ん」 光忠「眠くなるまで構っててよね」

2015-10-26 00:58:56
近侍当直部屋 @bury_ido

光忠「うーん……」 長谷「体が大きくなるとかわいがり甲斐があるな」 光忠「……眠くなってきた…………」 長谷「ああ」 光忠「うーん(すりすり)」 長谷「耳、外すぞ」 光忠「だめ……」 長谷「寝づらいだろう」 光忠「……。耳外しても可愛がってくれる?」 長谷「お前は十分かわいい」

2015-10-26 01:32:15
近侍当直部屋 @bury_ido

光忠「離れたくない……ここからいなくなりたくないよ…………」 長谷「……もう寝ろ」 光忠「ねえ長谷部くん。もしもちょきんと生まれ変わって、燭台切光忠が長谷部くんを選ぶ世界線に変われるとしたら、」 長谷「……」 光忠「やってみちゃう?」

2015-10-26 02:30:07
近侍当直部屋 @bury_ido

光忠「ひまだなあ……。…………だらけちゃだめだよね。って……することもないし。必要な情報はさっき鶴丸さんから聞き出したし。……長谷部くんのために何かして待っていられたら最高なのになあ……。ねえ、君もそう思うよね、ペンギンくん」 光忠「きゅっ、きゅー」 光忠「だよねえ?」

2015-10-26 13:59:06
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