橋下徹さんと乙武洋匡さんの非建設的な議論に対する一国民の提案:「ひとり親世帯と低所得世帯の両方を救うには?」

乙武洋匡(@h_ototake)さんによるまとめ「【橋下・乙武対談】低所得世帯の子どもたちをどうサポートしていくのか?」 http://togetter.com/li/890363 がとても「有意義なやりとり」には見えないので、一国民として提案します。 一見すると「あちらが立てばこちらが立たず」な問題も、ちょっと頭を使うだけで簡単に解決できるのです。今回はその例です。
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弁護士ドットコムニュース @bengo4topics

ひとり親世帯に支給される「児童扶養手当」の増額を求めて、NPO法人などがネット署名運動を開始しました。乙武さん@h_ototake は会見で「子どもに平等なチャンスを」と呼び掛けました。bengo4.com/internet/n_384… pic.twitter.com/gbcsZvyGS9

2015-10-22 20:10:34
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橋下徹 @hashimoto_lo

これは気を付けないと低所得者に対しての逆差別になります。ひとり親かどうかではなく所得を基準とすべきですRT @bengo4topics: ひとり親世帯に支給される「児童扶養手当」の増額を求めて(略)乙武さん@h_ototake は会見で「子どもに平等なチャンスを」と呼び掛けました

2015-10-23 08:42:57
乙武洋匡 @h_ototake

@t_ishin 橋下市長、ごぶさたしております。このたびはコメントをお寄せくださり、ありがとうございます。たしかに市長が仰るとおり、ひとり親家庭のなかにも経済的に困ってない層は存在しており、そうした世帯への支給まで増やすことは逆差別につながるのではというご指摘よくわかります。

2015-10-23 11:07:32
乙武洋匡 @h_ototake

@t_ishin もしフリーハンドで制度設計できる権限があり、ゼロから理想の仕組みをつくることができるのであれば、市長ご提案の通り、あくまで「所得」を基準に給付をすべきなのかもしれません。しかし、そこまで大がかりな制度転換は困難をきわめ、また可能だとしても長い時間を要します。

2015-10-23 11:10:45
乙武洋匡 @h_ototake

@t_ishin そうしたなかで、官邸が「子どもの貧困」を政治的課題と捉え、解決に向けて取り組む動きを示し始めました。それに呼応するように、厚労省も貧困率が5割を越えるひとり親家庭の支援額を増やすことに対して、前向きな検討を始めました。これは今までになかった大きな変化です。

2015-10-23 11:13:59
乙武洋匡 @h_ototake

@t_ishin 理想を追い求め、その実現に向けて努力をすることは重要です。しかし、たとえ理想形ではなくとも、いま目の前にある現実をしっかりと見つめ、そこへの解決策をスピーディーに実行し、人々の暮らしをわずかでも改善していく。これもまた重要なことではないかと考えております。

2015-10-23 11:18:14
橋下徹 @hashimoto_lo

ご無沙汰しております。すみません、言葉足らずでした。ひとり親支援大賛成です。大阪市も相当力を入れています。ただ根本的に突き詰めると所得を基準にしないと、両親のある家庭でより低所得の世帯が救われないことに気付きました。これは法律の問題もあります RT @h_ototake:

2015-10-23 12:32:06
橋下徹 @hashimoto_lo

city.osaka.lg.jp/shimin_top/cat… 大阪市の取り組みです。まだまだ不十分かも知れませんができる限りのことはやります。ただ両親のある家庭でより低所得世帯をどうサポートするのか。やはり児童手当などの金銭給付は所得が基準になるのかな、と RT @h_ototake:

2015-10-23 12:39:45
橋下徹 @hashimoto_lo

ひとり親であることの不便をサポートする話と所得を補う話は別個ではないかとの結論に自分なりに至りました。サポートすることは大賛成ですが、金銭サポートは両親のある低所得者世帯との公平性も考えなければならないと。乙武さんの発信力に期待しています! RT @h_ototake:

2015-10-23 12:43:11
橋下徹 @hashimoto_lo

ひとり親の世帯をサポートしないと言っているわけではなく、ひとり親だけでなく両親があっても低所得の世帯にも同じようにサポートしましょうという考えです。言葉足らずで、すみません RT @tennmutennnou: @h_ototake 無報酬で夫から子供の養育費さえもらえないのに

2015-10-23 12:46:31
広夢 @scidreamer

@h_ototake @t_ishin 「高所得ふたり親」「高所得ひとり親」「低所得ふたり親」「低所得ひとり親」の間の逆差別を回避しつつ格差を是正するには「高所得者(ふたり親・ひとり親問わず)の負担増」と「ひとり親(高所得・低所得問わず)への支援増」を組み合わせるしかありません。

2015-10-25 12:25:53
広夢 @scidreamer

@h_ototake @t_ishin この方法ならば追加出費をゼロにすることが可能です。そして制度も簡素になります。所得の多寡だけで負担額を判断できるし、ふたり親かひとり親かだけで支援の有無を判断できるからです。

2015-10-25 12:26:49
広夢 @scidreamer

@h_ototake @t_ishin このような制度設計は他の場合にも応用できます。たとえば、「所得」と「扶養者の有無」や「医療の必要度」、「年金支給」、「障害の有無」など。この方法ならば、多くの制度を組み合わせても、制度の複雑化も逆差別も回避しつつ格差を是正できます。

2015-10-25 12:29:16
広夢 @scidreamer

@h_ototake @t_ishin 逆の場合を考えると分かりやすいでしょう。現在の制度は所得税という制度に色々な控除を設けたり、逆に色々な支援制度に所得制限を設けたりしています。これでは制度が複雑です。

2015-10-25 12:29:57
広夢 @scidreamer

@h_ototake @t_ishin しかも、現在の制度では、たとえば「高所得ふたり親」と「高所得ひとり親」では後者の方が多くの支援が必要となるにも関わらず、高所得であることを理由に支援が受けられないという格差が生じます。

2015-10-25 12:30:43
広夢 @scidreamer

@h_ototake @t_ishin かといって、「高所得ひとり親」に支援するのでは、指摘されたように「低所得ふたり親」との逆差別が生じます。

2015-10-25 12:31:31
広夢 @scidreamer

@h_ototake @t_ishin 強者や弱者というのは一律に決まるものではありません。所得という観点で見れば、高所得の人が強者で低所得の人が弱者ですが、親の数という観点で見れば、ふたり親の人が強者でひとり親の人が弱者です。

2015-10-25 12:32:01
広夢 @scidreamer

@h_ototake @t_ishin この状況では、たとえば「この人は所得が多いから所得税を多く負担してもらう。しかし、ひとり親だからその分支援してあげる」というように、観点別に強者・弱者を定義し、それぞれ応じて負担と支援を算出し、最後にそれらを合算する、という方法が有効です。

2015-10-25 12:32:42
shanti mali มะลิ @shantimalimdk

橋下さんと乙武さんの様に、知的に情熱込めて意見を交わされたら、世の中もっと建設的に変化しそう。 twitter.com/h_ototake/stat…

2015-10-23 14:45:35
乙武洋匡 @h_ototake

【橋下・乙武対談】ひとり親世帯への支援をめぐって、橋下徹大阪市長と意見交換。とても有意義なやりとりをすることができました。 [togetter]低所得世帯の子どもたちをどうサポートしていくのか? - togetter.com/li/890363

2015-10-23 14:15:50
広夢 @scidreamer

【橋下・乙武対談】低所得世帯の子どもたちをどうサポートしていくのか? togetter.com/li/890363 何も前進していない非建設的なおしゃべりを「とても有意義なやりとりでした」と称しているのでは社会が良くなるはずがない。

2015-11-01 10:19:33