【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみよういうコーナー。第75話「政略縁談」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」01】 第75話でございます。下邳の城に籠城し、追い詰められつつある呂布。とうとう冬がやってきました。雪が降りしきる中、曹操軍を苦しめる冬将軍の到来ですが、苦しい状況は呂布とて同じ。浮かない顔をして空を見上げるばかりです。

2015-11-17 12:30:19
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」02】 そこにやってきたのが、許汜(きょし)と王楷(おうかい)の二人の腹心。曹操軍・玄徳軍が着々と陣作りをしている中、手をこまぬいていたら脱出することすらおぼつかなくなります。そこで、袁術の力を借りたらどうかと提案します。

2015-11-17 12:33:53
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」03】 袁術とは、袁術の息子との婚約の件で、呂布が怒ってストップしていましたが、まだ破談になったわけではないようです。ここは、婚約をまとめて、袁術の援軍を求めるしかありません。しかし、そのためには袁術へ使者を出さなくてはなりません。

2015-11-17 12:36:47
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」04】 その使者の役を二人は買ってでます。そこで、呂布は郝萠(かくほう)に500騎の兵を持たせ、二人を護衛し、淮南に向かうように命じます。 果たして、夜になって決死の騎馬隊が飛び出します。

2015-11-17 12:40:39
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」05】 曹操軍の方は敵襲かと身構えますが、一目散に駆け去る呂布の使者隊。ともあれ、無事に淮南にたどり着いたようです。呂布の手紙を読んだ袁術は縁談に反対しているわけではないが、呂布のことがまだ信用出来ないため、姫をここに連れて来いと言います。

2015-11-17 12:42:29
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」06】 使者が到着した時点で袁術が呂布の救出に動いていれば、この後の展開はかなり違ったものになったでしょうが、呂布の人望の無さと、袁術の優柔不断さが、曹操たちを助けることになります。使者達は袁術の言葉を持ち帰ることにしました。

2015-11-17 12:44:35
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」07】 さて、曹操軍の方の陣営では、劉備玄徳が超飛達に先日の騎馬隊の正体がなんであったかを尋ねます。敵なのは間違いなさそうですが、何の動きかわからないので、とりあえず警戒を厳重にするようにしました。そんな中、呂布の使者隊が帰還を目指します。

2015-11-17 12:46:46
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」08】 行きと同じように突っ走る騎馬隊。しかし、今度は警戒網に引っかかり、張飛の部隊が抑えにかかります。何人もの兵が斬られますが、犠牲を厭わず、駆け続ける騎馬隊。取り逃がしてしまった張飛ですが、一人だけ生け捕りをすることができました。

2015-11-17 12:48:36
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」09】 張飛は拷問にかけても構わんと、敵が陣を突破した理由を調べさせます。それを受け、張飛は玄徳らに呂布と袁術の縁談の話が進んでいることを知ります。娘を先に淮南に届ければ話はまとまると聞き、玄徳は至急曹操と打ち合わせをした方がいいと判断。

2015-11-17 12:50:57
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」10】 早速、曹操のもとを尋ね、事の次第を報告します。曹操も、呂布と袁術が手を組んだら自分が危ないとわかり、全軍に夜通し警戒するように玄徳に命じます。同盟を組んでいる玄徳に向かって命じるのも変な感じですが、絵柄上そうなってしまいました。

2015-11-17 12:53:37
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」11】 袁術の返事を聞いた呂布は、やはり娘を袁術まで届けなければ、救援軍が来ないことを理解します。しかし、曹操軍の警戒が厳しい中、どうやって娘を届けるかが懸案事項となりました。

2015-11-17 17:47:29
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」12】 やはり、使者を立てた時と同じように、護衛をつけて一気に通り抜けるしか方法がないようです。しかし、屈強な兵士ならともかく、チョウよ花よと育てた娘を、敵陣の中を渡らせるのは呂布でなくてもひいてしまうのが親心。

2015-11-17 17:49:33
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」13】 しかし、袁術の援軍を求めるならやらねばなりません。むむむ、とうなる呂布でしたが、自らが国境まで送ると決心します。 雪降る中、娘をおぶって赤兎馬に乗る呂布。姫よ恐れることはない、と娘を気遣いながらの出発となります。

2015-11-17 17:51:17
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」14】 一気に駆け抜けようとする呂布でしたが、目の前に立ちはだかったのは関羽の部隊でした。まともに相手をしたら足止めをくうのは目に見えています。呂布は構わず突っ走るように命じます。関羽は、敵兵と見て矢を放ちます。必死に矢を振り払う呂布。

2015-11-17 17:53:01
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」15】 「お父様、怖い」と震える娘。「心配いたすな、わしがついてる」となおも突き進む呂布と赤兎馬。京劇とか歌舞伎の舞台になりそうな名シーンですな。親の情愛を見せる呂布にたいし、ここでは敵役の関羽は、突破させてなるものかと駆け寄ります。

2015-11-17 17:55:46
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」16】 さすがの関羽。相手の兵士を次々に倒します。そして、呂布の姿を見つけると、「待てっ」とばかりに躍り出る。嫌な相手に見つかったと舌打ちする呂布。「とんでもない奴に出会ってしまった」と冷や汗を流します。

2015-11-17 17:57:29
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」17】 「そうか、娘を淮南に届けるつもりだったのか。そうはさせんぞ勝負だ」と凄みますが、呂布は「ここで娘の身に何かあったら一大事。残念だが引き返そう」と退却を指示します。「おお、呂布、逃げずに戦え」となおも迫る関羽。

2015-11-17 17:59:19
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」18】 「娘を抱いてまともに戦えぬわ」と一目散に逃げます。ぬうう、逃がさんとなおも追う関羽でしたが、赤兎馬には追いつけませんでした。この赤兎馬の足なら、そのまま淮南方向に行っても良かったんでしょうが…。

2015-11-17 18:01:49
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」19】 ただ、ひとり淮南にいったところで、単騎では下邳の城に戻ることができません。呂布がいない下邳城では、士気も下がりいずれ落城することでしょう。ここは、娘とともに下邳城にもどるしか手がなかったようです。

2015-11-17 18:03:31
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【横山光輝「三国志」講座75「政略縁談」20】 一方、呂布を取り逃がした関羽ですが、淮南の袁術と呂布が手を組むのを阻止したことで、とりあえず良しとしました。これにて呂布は外部への救援の道が断たれ、さらに窮地に追い込まれます。 呂布の最期が近づいてきますが、この続きはまた次回。

2015-11-17 18:05:41