2015年11月26日のTBSラジオ・Session22「どうすれば目が不自由な方も過ごしやすい社会になる?」書き起こしと関連情報のツイートまとめ #ss954

放送内容とゲストに関するサイト・書籍・ガイドヘルプに関する補足など。ハッシュタグ#ss954の関連ツイートまとめもあわせてご覧ください。http://togetter.com/li/907449
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橋本 至 @kid75

○2015年11月26日のTBSラジオ・Session22 Main Session 「どうすれば目が不自由な方も過ごしやすい社会になる?」 書き起こしを以下に連投。 ※音声↓ youtube.com/watch?v=08XZ4I… youtube.com/watch?v=Ov_eLg…

2015-12-09 20:33:22
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橋本 至 @kid75

続)○出演者 メインパーソナリティー:荻上チキさん アシスタント:南部広美さん ・スタジオゲスト 静岡県立大学国際関係学部教授の石川准さん NPO法人日本障害者協議会代表の藤井克徳さん ・電話出演 日本点字図書館職員の甲賀佳子さん 文京区身体障害者相談員の吉田美奈子さん

2015-12-09 20:35:46
橋本 至 @kid75

続)南部:「トラックなどの警報音を徳島県が義務化へ。視覚障害者にとっても暮らしやすい社会にするには何が必要か」。 先月、徳島市で全盲の男性がバックしてきたトラックにはねられ死亡し、一緒にいた盲導犬も犠牲になる事故がありました。

2015-12-09 20:37:19
橋本 至 @kid75

続)南部:トラックには、バックする際に警報音が鳴る装置がついていましたが、スイッチが切られていたということです。 この事故を受けて徳島県は、車がバックする際に警報音を出す装置がついている場合、音を出すことを義務付ける条例案を、来月県議会に提出することになりました。

2015-12-09 20:37:46
橋本 至 @kid75

続)南部:また徳島県の飯泉知事は、警報装置の設置や使用を義務付ける法整備を求める提言書を国土交通省などに提出しています。

2015-12-09 20:38:12
橋本 至 @kid75

続)南部:そこで今夜は、このニュースをきっかけに目の不自由な方は普段の生活でどんなことに困っているのか、そしてどうすれば視覚障害者にとっても暮らしやすい社会になるのか、当事者の方と一緒に考えていきます。

2015-12-09 20:38:22
橋本 至 @kid75

続)・ゲスト紹介 南部:ご自身が全盲で、社会学者としてアイデンティティ論・障害学・感情社会学がご専門の、静岡県立大学教授の石川准さん。 もう御一方、ご自身が全盲で障害者運動に長年関わってこられた、日本障害者協議会代表の藤井克徳さんです。

2015-12-09 20:39:24
橋本 至 @kid75

続)荻上:今日は既にリスナーの方から、しかも当事者のリスナーの方から「こういったことに困っている」とか「こうしてほしい」というような意見をたくさんいただいておりますので、今日はお二人と一緒に色々と議論をした上で、社会に提案・或いは自治体とか国会とか色々な所に提案していく、…

2015-12-09 20:39:58
橋本 至 @kid75

続)荻上:…そんな放送にできればと思っております。 石川さんは現在全盲ということなんですけれども、目が見えなくなったのはいつ頃からなんでしょうか? 石川:高校に入ったぐらいです。 荻上:高校生の頃から。きっかけというのはどういったものだったんですか?

2015-12-09 20:41:10
橋本 至 @kid75

続)石川:元々はもっと小さい時に左の方の視力は失っていまして、右眼は弱視だったんですけれども、網膜剥離という病気で二年ほど入院しまして、結果的には両眼とも失明ということになりました。 荻上:全盲となった時に、例えばその気持であるとか或いは「こういった備えをしなきゃな」とか、…

2015-12-09 20:42:36
橋本 至 @kid75

続)荻上:…当時はどういったことをお感じになりました? 石川:入院生活が長かったものですから、退院した時はむしろ前向きな気持ちっていうか、これから何かとにかく自由っていうか、可能性っていうのがあるんじゃないかという風には思っていたんですね。

2015-12-09 20:42:56
橋本 至 @kid75

続)荻上:「これから出ていくぞー」っていうような、そういった感覚だったんですね? 石川:そうですね。病院の中に長く居たので、やっとそこから出られたなっていうある種の解放感の方が大きかったかなあと思います。

2015-12-09 20:44:11
橋本 至 @kid75

続)荻上:そうですよね。特に若い十代の時で、外に行って何かしたいっていう衝動が沢山ある時期ですもんねえ。 石川:そうですね。そういうのが詰まってる時期ではあったので、退院した後はむしろ希望を持っていたんですけれど、大学へ入ってからの方が気持ちは落ち込みましたね。

2015-12-09 20:44:34
橋本 至 @kid75

続)荻上:なにかきっかけというのはあったんですか? 石川:やっぱり「自分は目が見えないという状態で何ができるのか」ということが、現実問題として非常に難しいと。「自分にできることはあまりないのではないか」と。そういう気持ちになったのはむしろ大学に入ってからでした。

2015-12-09 20:46:16
橋本 至 @kid75

続)荻上:確かに大学に入った当時というのは、今よりも例えばITであるとか福祉機器であるとか、そうしたサポートする技術そのものが今よりも選択肢が少ない状況ですよね。

2015-12-09 20:46:43
橋本 至 @kid75

続)石川:圧倒的に少なくて、1970年代の後半でしたから、所謂パーソナルコンピューターというものが出てくる直前位の時代でしたので、80年代になってコンピューターができて。

2015-12-09 20:47:13
橋本 至 @kid75

続)石川:私はアメリカに留学したことがあって、アメリカでは支援技術といわれる障害がある人たちをアシストする、コンピューターを使ったソフトウェアやハードウェアが続々と出てきた時代でしたので、再びそこから希望を持つようになりました。

2015-12-09 20:47:35
橋本 至 @kid75

続)荻上:石川さんは現在様々な分野で研究されていますけれども、具体的にどういった研究をされているんでしょうか? 石川:元々はアイデンティティとか存在証明とか、どちらかっていうと「私は誰?」問題みたいなのをやってきたんですけども。 荻上:哲学的な?

2015-12-09 20:47:58
橋本 至 @kid75

続)石川:そうですね。或いは社会学的なアプローチでの、人が自分の評価とか承認を求めて様々なことをやろうとして、それが悪循環に陥ったり色んな軋轢を生んだりするっていうような、そういったテーマを扱ってきたんですけども。…

2015-12-09 20:48:33
橋本 至 @kid75

続)石川:…90年代の後半ぐらいから先程も申しましたような支援技術の開発の仕事をやるようになってきました。

2015-12-09 20:48:45
橋本 至 @kid75

続)荻上:藤井さんも現在全盲ということなんですけども、藤井さんが目が見えなくなったのはいつ頃なんでしょうか? 藤井:私もやはり弱視だったんですね、ちっちゃい頃から。で一旦学校の教員を12年間勤めまして、その頃はまだ0コンマ3とか4とか見えていたんです。…

2015-12-09 20:51:28
橋本 至 @kid75

続)藤井:その後障害者の作業所の方の事業や運動に関わっていこうということになって、学校をやめる訳なんですが、その頃多分無理をしたこともありましてどんどん視力が低下していきました。

2015-12-09 20:51:57
橋本 至 @kid75

続)藤井:私の場合角膜っていう目の一番表層のですね、表面が濁ってくるっていうことなんで、角膜移植を4回繰り返してやって、毎回ドナーの方から「角膜入りましたよ」って電話が来ると、…

2015-12-09 20:52:42
橋本 至 @kid75

続)藤井:…一も二もなく病院へ走って行って「今度こそはきっとまた自転車に乗れるんじゃないかなあ」って期待をしたんだけども、数か月すると角膜に血管が入り込んでいって濁っていく。…

2015-12-09 20:53:16
橋本 至 @kid75

続)藤井:…こんなことを繰り返し繰り返ししながら、結果的に緑内障っていう怖い病気を、続発症っていうんですがこれを併発しちゃって。…

2015-12-09 20:53:55
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