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JunNakagawaWork
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学生時代に「金銭など汚い」と本気で思っていた「文学青年」(私)が会計学を学習しはじめたときに、「会計公準論」に対して、非常な興味を抱いてのめり込みました。いかにも、学問を熱心に研究したように映りますが、実際は、そうではなくて、或る「罠」に陥っていたというだけの話です。
2015-12-15 20:55:50![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「会計公準論」に興味を抱いた私は、会計学の個々の具体的な技術を学習する事を疎かにして、「方法論」という一般論に対して興味を抱いたというにすぎない。個々の地味な実証的研究を疎かにして、いっきに、汎用的な思考法に対して興味を抱いたというにすぎない。魅惑的な罠に陥っただけです。
2015-12-15 20:58:58![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「方法論」は、「いったん高く昇ってから、ふたたび降りる」事を前提にしています。かならず、個々の具体的な実証を前提にしています。具体的な事態と一般的な概念とを往復する事を前提にしています。もし、具体的な実証研究を疎かにして、一般論のみを対象にすれば、概念の弄びにすぎないでしょうね。
2015-12-15 21:01:54![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
われわれシステム・エンジニアはpractitionerなのだから、先ず、事業過程・管理過程のなかで起こっている事態を注視して、それらの事態を記述するためにモデル(modeling)を使うはずですが、モデルの手法のみに興味を示すというのは、本末転倒でしょうね。
2015-12-15 21:03:49![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
煙突に 雀が 這入った 煙の 出ぬ 午後二時の煙突―― いくら待っても 雀は 出て来なかった (定本 八木重吉詩集「感触は水に似る」から)
2015-12-15 21:08:08