だいたい室町時代に丹波国の女性が「鶴野」という苗字から(家の名前だけど)「井本」という嫁ぎ先の苗字を名乗っている文献があるので(戦国女性の姓・苗字・名/坂田聡)「日本が同姓(=苗字)を名乗るようになったのは明治時代からで100年ほどしか歴史がない!」というのは大嘘だよ。
2015-12-18 06:59:44しかして本姓・かばねは血筋を表してるので、徳川家康を例にとると 徳川次郎三郎源朝臣家康 苗字通称名称姓カバネ実名 なんだけど、 このうち松平→徳川の苗字 竹千代→家康の実名は変わってるけど源(叙任において藤原を名乗るが本姓源に戻る)と朝臣(姓)は残るのよね
2015-12-18 07:08:48平民苗字必称義務令が出たのだって「庶民には苗字がないから」じゃなくて江戸から慶応まで「庶民が苗字を公式の場で用いてはいけないから」っていう理由だし、家としての苗字や屋号がないわけじゃないからなあ。
2015-12-18 07:22:25なんで庶民が用いてはいけなかっただけでないわけではないと言えるかってお寺さんの過去帳とか文書をあさるとあるからだったりする_(:3 」∠)_江戸の苗字ってだいたいそんなもんや
2015-12-18 07:24:06うちの苗字は本流をたどると平姓直系の武家らしいのでそういう意味ではちょっと江戸期に農民が支配下にいたから名乗っちゃったのかどうなのかは不明。
2015-12-18 07:27:55rtされた中に証拠は一件しかないのかよと言う理解力のない人がいて狼狽。ないと言うものに対し一件でもあればそれは否定されるのは当然じゃ。今回は庶民の話しで公家でもないし。
2015-12-18 07:45:48@kry_nng とはいえ、その前となれば、○○(集落)の△△(旦那)のかかぁ、とか、記載されてもそんなレベルやったず。完全に従属物。
2015-12-18 07:54:21@kry_nng なもんで、ちゃんと伝統なんだと思うに。制度として整えられたのは近代だけども、その前の流れに綺麗に被せる形で制度化されただけに過ぎないって点はちゃんと認識しないと、足下すくわれると思た。
2015-12-18 08:00:22そういう伝統のある韓国だと、母親の姓と子供の姓が同じだと「あっ(察し」ってなるんだよなぁ……。そういう反応はいいことではないけど。 twitter.com/Keu_Po_Rin/sta…
2015-12-18 10:08:38夫婦別姓議論において明治以前は別姓だった説を論拠にして勧めるのにはでもそれは子供は夫姓になるという基本原則が前提にあってこそできた別姓じゃないの?と思ってしまうけど違うのかな
2015-12-18 09:51:17正直これ、事実の見落としとか結構あって、あまり良い本と思えなかったんだよな……近世女性は位をもらう立場以外は諱がなかった、って、あぁた東北大の先生なのに伊達家藩主夫人が結婚時に諱つけるの無視してない?とかw twitter.com/noyorin/status…
2015-12-18 10:28:03同時発生的にこれ読めと進めるみなさんを見た>日本人の姓・苗字・名前 - 株式会社 吉川弘文館 yoshikawa-k.co.jp/book/b103251.h… @yk_salesさんから
2015-12-18 10:11:05近世における庶民の氏姓、苗字ならばかなりの人が持っていた(公的に使用できなかっただけ)けど、氏(源平藤橘)もたとえば公家社会と接点があると名乗った(それが仮冒かどうかはさておき)んだよな。だから職人や芸人が受領すると〇〇大掾藤原(源)なんとか、みたいな名乗りを作ったらしい。
2015-12-18 12:37:37系図等で「北条氏 政子」のように描かれることはあったかもしれないけど、これも後世のものだろうしなぁ。位記でも「平朝臣政子」だろうし。『曽我物語』の一部の本では「万寿御前」「朝日御前」という名前が出てくるようだけど、これもそれ以外の根拠があるわけでない物語上の名付けっぽい。
2015-12-20 00:17:43忠臣蔵の配役で「大石りく」などと記すのに違和感があったが、あれは明治以降の夫婦同姓をあてはめたものであったか。曲亭馬琴が「滝沢馬琴」と本人がヤメテと叫ぶような呼称に変えられたり、本来「号」だけだったものに強引に姓をかぶせる習慣だとか明治以降の「姓」へのこだわりは何なのだろう>RT
2015-12-21 18:14:54川柳は戦後まで「号」だけが普通。なので、苗字をもじって号にする人も多かった。具体例は忘れたが、たとえば僕なら「あしべ」とか「芦兵衛」という風になる。それが姓も名乗れとなって変なことになった人が多かったという。この奇妙な「姓」信仰も、夫婦別姓問題をややこしくしていないか。
2015-12-21 18:19:34曲亭馬琴を「滝沢馬琴」と呼ぶのは、江戸川乱歩を「平井乱歩」と呼ぶようなもの、という秀抜な喩えがあるけど、まさに「平井」と自分の本姓をはっきり名乗らせたうえで(ここを隠したり変えたりすることは許されない)「乱歩」という雅号を許すのが、明治以来の厄介な伝統なのかも。
2015-12-21 18:24:25@ashibetaku 武家では無い階級の人のほうが躾が厳しかったとか、江戸の武家階級に対するどうしょうもない憧れみたいなものがあるんだと思います。
2015-12-21 18:22:23@ashibetaku @azukiglg 武家公家だけのものだった家というのを全国に普及させようと思ったんじゃないですか?。 明治の政治家って「家」というのにトラウマを持ってそうな気がする。
2015-12-22 18:00:37@ikari2921 何か匂うものを感じますね。明治時代に家制度が異様に硬直的なものになったとして、その原因はもしや……>明治の政治家って「家」というのにトラウマを持ってそうな気がする。
2015-12-23 03:30:49