昔は日本は夫婦別姓だった、に反論できる近世の女性が婚家の姓を名乗った例はたくさんあるのだが、大部分が「未亡人」の例なんだよな。夫の家での立場、夫に代りうる立場、を示していると言えるのかなぁ。
2015-12-16 20:53:38名前については壬申戸籍のときに作った制度が、幾度もの民法改正を経て以降も、かなり根強く残ってしまっているから、近世以前の柔軟さが失われた一方、それが最も簡単に個人をアイデンティファイする方法として便利だったりもしたんだろうなぁ、とも思うわけで。
2015-12-17 15:20:02しかしなんだか別姓同姓の話も、自分のアイデンティファイの仕方の問題に行き着きそうで、つまりなんだ、「自分の姓の吉の字は下の棒の長い吉の字」のような感じに行き着きそうな感じで。
2015-12-17 17:46:23江戸時代、結婚した場合は「夫婦別姓・夫婦同苗字」でした。この場合の姓とは所謂源平藤橘の事で、苗字は現在で言う所の姓です。現代的な意味での夫婦同姓は、少なくとも300年以上の歴史を持ち、間違いなく日本の伝統ではあります。 twitter.com/sspmi/status/6…
2015-12-17 14:05:15いまだに夫婦同姓が日本の伝統だと信じている人は、法務省サイトにある簡単な年表を見ると良い。①平民に名字が許されたのが明治3年。②結婚しても妻は実家の名字を使用するよう定められたのが明治9年(夫婦別姓制)。③夫婦同姓制は明治31年。 moj.go.jp/MINJI/minji36-…
2015-12-17 13:11:20@1059kanri 「北条政子・日野富子」の例を持ってきて云々する人多いですけど、あれ自体が便宜上の呼び名で同時代の根拠がありませんしね。まぁ近世の例も、はっきり残っている例だと未亡人が夫の姓を名乗っている場合が多いようなのですが。
2015-12-17 15:30:27@1059kanri その夫婦同名字の件で、室町時代のいくつかの書状と明治初期の太政官への苗字に対する伺から少なくとも庶民では同苗字だった事は言えそうなんですが もう少し決定的な根拠が欲しい(例えば江戸時代での豊富な実例など)のでもし、何かご存じなら教えていただけますか?
2015-12-20 10:49:04@1059kanri はじめまして。興味深く読ませていただきましたが、江戸時代は平民は苗字が許されていなかったので、やはり「夫婦同苗字」は限られた一部の氏族だけの伝統で、日本全国での苗字に関する伝統のスタートは明治以降になるのではないでしょうか?で、夫婦同姓制は明治31年だと。
2015-12-17 16:43:02それは俗説です。公式の場で使えないだけで、庶民階級も名字やそれに相当する屋号などがあるのが大半です。簡単な歴史記述でも著名な商人とか百姓に、名字かそれに相当するのがついてるのが多いでしょう? @umemilo @1059kanri 江戸時代は平民は苗字が許されていなかったので
2015-12-17 18:59:23@ut_ken ちなみに、「俗説」とされたのは「江戸時代は平民は苗字を許されていなかった」についてでしょうか?法務省HPでも「一般に,農民・町民には苗字=氏の使用は許されず。 」とあるのを、俗説(確かな根拠もなく、世間に言い伝えられている話)とは言えないのでは?
2015-12-17 19:41:49@umemilo その法務省のページ見ましたが、そのページの要約の仕方がおかしい、もしくは日本史専門でないので古い俗説のまま。たとえば士農工商という具体的制度があったことはいまどき教科書ですら否定されてるのに、「江戸時代は士農工商の身分制度が~」と書き続けてるのが結構ある。
2015-12-17 19:56:57@umemilo あと、江戸時代の民衆統治が村や町の自治に投げてる割合が多くて、そもそも明治以降や現代のように、規格化した姓名や国の戸籍なども整ってない(戸籍に相当するのは宗門人別改帳)ことも前提にしないと
2015-12-17 20:00:39@ut_ken たいへん興味深いお話なのですが、そもそもの質問は「夫婦同姓は300年以上続く江戸時代からの古い伝統か否か」で、それは市井の文化ではなく国家のルールとしてどうだったかで判断されるべきと思うので、少し論点が違うように思うのですが…非専門家の無知ですみません。
2015-12-17 20:23:34苗字そのものは鎌倉時代からあって割りと自由になのったが姓は男女ともに守ってる、だいたい女性は婚姻関係になると男側に吸収されて歴史的には苗字がなくなってるだけなんだよなー
2015-12-18 06:44:50