ヘリガ・カーオ(Helge Kragh) 20世紀物理学史 訳者による紹介

ヘリガ・カーオ(Helge Kragh)『20世紀物理学史』(原題 Quantum Generations) の本の内容を、訳者のひとりの有賀暢迪(ありが のぶみち)さんが紹介しています。
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『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』第2章の最終節は、20世紀初頭のヨーロッパにおける物理学の動向の概観です。案内役は、日本の長岡半太郎。1910年の視察旅行で彼が目にした、物理学研究の最先端とは? 量子論や相対論、ではありません。正解は本書で。goo.gl/jV508q

2015-10-14 12:34:01
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【ある日本人の見たヨーロッパの物理学】1910年、長岡半太郎がヨーロッパ各地の大学・研究所を訪ねて回りました。長岡が見聞して残した説明は、ほぼ古典物理の領域に限られます。その時点ではまだ、古典的な実験物理学が、ヨーロッパの物理学研究の主流でした。《#20世紀物理学史 第2章より》

2017-01-05 14:47:52

第3章

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#20世紀物理学史 』1890年代に発見され、20世紀の物理学への前奏となったX線と放射能。第3章では、陰極線の研究がレントゲンによるX線の発見につながり、X線にかんするベクレルの考え方が彼を放射能の発見に導いたことが示唆されます。goo.gl/jV508q

2015-10-17 00:33:57
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』第3章「気体中の放電と、それに続いたもの」に登場する、1900年前後の諸発見。X線に放射能、のちに重要となる宇宙線、さらには「黒色光」に「N線」に「磁気線」!? 続々と報告されるあやしい発見の顛末が描かれます。goo.gl/jV508q

2015-10-16 21:35:55
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#20世紀物理学史 』電子の発見で知られるイギリスの物理学者、J・J・トムソン。実は、「電子」という用語を使うのを避けていました。彼は本当に「電子」の発見者なのでしょうか? 第3章の後半で、この「発見」の入り組んだ過程をたどります。goo.gl/jV508q

2015-10-11 09:06:56

第4章

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#20世紀物理学史 』第4章は「原子構造」。20世紀はじめ頃に人気があったJ・J・トムソンの原子モデルは、実験研究の進展に伴ってその支持を失いました。トムソンは当初、原子が数千個の電子から成ると考えていたので、無理もないところです。goo.gl/jV508q

2015-10-18 11:05:33
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#20世紀物理学史 』20世紀初頭、多くの物理学者が原子の構造(モデル)を考えました。日本の長岡半太郎もその一人で、マクスウェルによる土星の輪の分析からヒントを得ていました。本書第4章で、ほかの原子モデルとともに触れられています。goo.gl/jV508q

2015-12-26 11:50:09
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』ラザフォードといえば、有核原子モデルの提唱で有名な人物です。しかしその考えは当初、ほとんど関心を集めませんでした。本人ですら、非常に重要だとは思っていなかったようで……。第4章「原子構造」の中に解説があります。goo.gl/jV508q

2015-10-19 02:04:15
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』原子構造論を扱った第4章、最後を飾るのはボーアです。彼の原子モデルは量子論の歴史上たいへん有名ですが、その強みはむしろ、さまざまな現象や実験結果を説明できたことにありました。そうした点が手堅く説明されています。goo.gl/jV508q

2015-10-19 09:07:09

第5章

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#20世紀物理学史 』量子論の歴史はまず、黒体輻射の法則から始まったと言えます。もともと熱力学の第二法則やエントロピーの概念に関心を持っていたプランクが、1900年に新しい輻射の公式にたどり着くまでの過程から、第5章は始まります。goo.gl/jV508q

2015-12-22 23:51:05
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#20世紀物理学史 』プランクの輻射法則に古典論を超えた内容が含まれることは、20世紀最初の10年間に、少しずつ認識されていきました。第5章を読むと、その過程ではプランク自身よりもむしろローレンツの役割が大きかったことが分かります。goo.gl/jV508q

2015-10-18 05:06:35
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#20世紀物理学史 』第5章「量子論のゆるやかな出現」では、アインシュタインの光量子仮説も取り上げられます。量子仮説の持つ革命的性格を、誰よりも早く認識したアインシュタイン。彼の1905年の論文とともに、量子論が本格的に始まります。goo.gl/jV508q

2015-10-18 22:06:35
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#20世紀物理学史 』アインシュタインが1907年に発表した、量子論による固体の比熱の理論。これに注目したのは物理化学者のネルンストでした。彼が中心となり開かれた1911年のソルヴェイ会議が、量子論の出現を扱う第5章最後の話題です。goo.gl/jV508q

2015-10-16 20:27:05

第6章

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#20世紀物理学史 』第6章は、低温物理学の始まりを扱っています。19世紀末~20世紀初頭に繰り広げられた気体の液化をめぐるレースでは、イギリス、ポーランド、オランダの科学者たちが、酸素、水素、ヘリウムの液化を成功させていきました。goo.gl/jV508q

2015-10-19 00:04:40
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』第6章「低温物理学」で主役を演じるのは、オランダのカメルリング・オネスです。20世紀後半のビッグ・サイエンスを先取りするような彼の研究所と、「測定によって知識へ」という彼の哲学は、現在から見ても注目に値します。goo.gl/jV508q

2015-10-20 02:05:09
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#20世紀物理学史 』超伝導現象が初めて確認されたのは、1911年、カメルリング・オネスの研究所においてでした。この発見の経緯とそれに続く展開は、第6章の後半で記されています。もっとも、超伝導が理論的に説明されるのはずっと先ですが。goo.gl/jV508q

2015-10-19 21:05:15

第7章

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#20世紀物理学史 』相対性理論といえばアインシュタインですが、実は似たような着想を、ローレンツやポワンカレが先んじて述べています。しかし彼らの理論は、「あの」相対性理論ではありませんでした。第7章の最初の節で扱われている話題です。goo.gl/jV508q

2015-10-11 11:05:08
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#20世紀物理学史 』1905年、アインシュタインが特殊相対性理論を発表しました。第7章ではその概要に加え、初期の物理学者たちの反応にも触れています。相対論の真価が必ずしも理解されないなか、プランクやミンコフスキーの貢献が続きます。goo.gl/jV508q

2015-10-15 21:35:07
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』「一般相対論は何といってもアインシュタインの仕事であった」――それはどのように着想され、練り上げられたのか。また、どのようにして確証されるに至ったのか? このプロセス全体は、第7章の中で簡潔に記述されています。goo.gl/jV508q

2015-10-19 01:04:24
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』相対性理論の登場を扱う第7章、特色の一つは、欧米各国での相対論の受容を比較文化史的に説明している点です。物理学者コミュニティの内外で相対論はどのように受け止められたのか、その国ごとの違いとは? 詳しくは本書で。goo.gl/jV508q

2015-10-14 06:45:51
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