ヘリガ・カーオ(Helge Kragh) 20世紀物理学史 訳者による紹介

ヘリガ・カーオ(Helge Kragh)『20世紀物理学史』(原題 Quantum Generations) の本の内容を、訳者のひとりの有賀暢迪(ありが のぶみち)さんが紹介しています。
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第8章

『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』電子は運動する際に変形するのか、しないのか?――この奇妙な問題が本気で議論された時代がありました。「電子論」をめぐる20世紀初頭の理論と実験は、相対性理論の受容の背景にもなっています。本書第8章をご覧ください。goo.gl/jV508q

2015-10-16 00:34:30
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』1905年頃、物理学の世界に革命が起こりつつありました。第8章では、この運動の盛り上がりと、それから「失敗」を扱います。いえ、書き間違いではありません。テーマは相対論や量子論ではなく、「電磁気学的世界観」です。goo.gl/jV508q

2015-10-19 03:04:16
有賀暢迪(科学史と博物館) @ariga_prdgmmkr

#20世紀物理学史 】「失敗に終わった革命」がテーマの第8章、最後に登場するのは、ミーという名の物理学者です。電磁エーテルに基づきながらも、相対性理論を取り込んで展開された彼の統一理論。壮大な「世界関数」の構想はある意味、圧巻です。goo.gl/jV508q

2015-06-30 23:20:43
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』自然の真理を探究するだけが物理学ではありません。すでに20世紀初頭から、特にアメリカで、産業物理学が存在感を増していました。第9章に登場する帝国物理工学研究所(独)やベル研究所(米)がその代表と言えるでしょう。goo.gl/jV508q

2015-10-18 02:03:55

第9章

『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』物理学の理論が産業に応用された初期の事例の一つとして、本書第9章では通信ケーブルを取り上げています。キャンベルやピューピンといった電気工学者の仕事により、20世紀初頭の電話技術にイノベーションがもたらされます。goo.gl/jV508q

2015-10-16 14:52:16
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』第9章で語られる真空管の初期の歴史は、物理学と産業技術の複雑な関係を示す好例です。リチャードソンの熱電子論を使ってラングミュアが真空管を改良し、特許訴訟から始まったデイヴィソンの研究が電子の波動性を実証します。goo.gl/jV508q

2015-10-13 15:34:59
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』第一次世界大戦は、欧州の物理学者たちにどんな変化をもたらしたのでしょうか。プロパガンダが科学者コミュニティを飛び交い、ゾンマーフェルトやラザフォードらが軍事物理学に従事する……。第9章最終節で扱われる話題です。goo.gl/jV508q

2015-10-19 05:18:27

第10章

『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』第一次大戦で敗戦国となったドイツ。激しいインフレで研究資金は枯渇し、科学の一等国の地位からも転落……と思いきや、意外にも理論物理学の黄金時代が訪れます。「ヴァイマル共和国における科学と政治」は本書第10章です。goo.gl/jV508q

2015-10-12 01:04:35
有賀暢迪(科学史と博物館) @ariga_prdgmmkr

#20世紀物理学史 】第一次世界大戦がもたらした、国家間の、そして科学者間の溝。戦後も容易には埋まらず、新設の国際純粋および応用物理学連合などからドイツ人が締め出されました。戦間期の物理学の国際関係は、第10章の中に書かれています。goo.gl/jV508q

2015-07-02 19:30:25
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』物理学者も人間である以上、特定の政治的立場をとることがあります。「進歩主義者」もいれば、「右翼」の「反動主義者」もいるでしょう。第10章は、戦間期のドイツでみられた物理学者グループどうしの対立にも触れています。goo.gl/jV508q

2015-10-18 19:04:44
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』シュペングラーの著作に代表されるヴァイマル期ドイツの時代精神。反合理主義・反実証主義の空気のなか、非因果的な量子力学が誕生したのは偶然でしょうか。著者は第10章で、両者の関係について否定的な見方を示しています。goo.gl/jV508q

2015-10-13 04:41:15

第11章

『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』1913年の原子構造論を皮切りに、ボーアは「魔法の杖」こと対応原理を手に、量子論を開拓していきます。しかし20年代初頭までに多くの問題が発生して――。来るべき新理論、「量子力学」の模索から第11章が始まります。goo.gl/jV508q

2015-10-16 09:34:10
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』第11章「量子跳躍」。量子論の「危機」を打開したのは、ハイゼンベルクとシュレーディンガーによって構築された量子力学でした。まったく見た目の違う、独立に登場した両者の理論。けれどもすぐに、等価だと証明されました。goo.gl/jV508q

2015-10-13 02:34:04
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』「少年たちの物理学」とパウリが呼んだ量子力学。その出現を扱う第11章は、その急速な普及と受容にも紙幅を割いています。アメリカや日本にも根づき始めた量子力学ですが、ただしアメリカ人の態度は実用主義的なものでした。goo.gl/jV508q

2015-10-19 07:07:18

第12章

『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』「中性子とは何ですか?」 ラザフォード「1個の電子と1個の陽子からなる中性の粒子です」 ……気になった方は第12章をどうぞ。ラザフォードの中性子モデルと、原子核にかんする初期の実験研究は、最初の節に出てきます。goo.gl/jV508q

2015-10-13 16:35:49
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』原子核に量子力学を適用する試みは1930年前後、壁にぶつかります。そこで提案されたのは、エネルギーの非保存、「ニュートリノ」の存在、「格子世界」の仮説など、過激なものばかりでした。第12章で記述されています。goo.gl/jV508q

2015-12-26 19:50:17
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』ガモフが1928年に提唱した量子力学の「トンネル効果」。天体核物理学の歴史はここから始まりました。恒星のエネルギー源を核物理学で説明したベーテの理論(1938年)までの展開が、第12章の中で簡潔に述べられます。goo.gl/jV508q

2015-10-14 03:34:11
『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』「奇跡の年」こと1932年の前後には、中性子や人工放射能が相次いで発見されました。そしてそのかたわら、主にアメリカで、物理学の将来を変えていく加速器が稼働を始めます。章12章「原子核物理学の興隆」の最終節です。goo.gl/jV508q

2015-10-14 06:52:10

第13章

『20世紀物理学史』bot @Quantum_G_bot

#20世紀物理学史 』第13章「二つの粒子から多くの粒子へ」。1930年の時点では、電子と陽子だけが知られていました。陽子は実は電子の反粒子なのでは?と考えたディラックですが、すぐに「陽電子」という別の粒子の存在が明らかとなります。goo.gl/jV508q

2015-10-19 20:06:24
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