テクノロジーとSFとファンタジー

FO𝕏 @金狐 @foxy_kitsune

集合意識とか連接脳派しか思いつかない。

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あの作品は個体意識と上位意識の並列で、個々の人間にも自我があったあたり緩いが、個体の持つ知識・経験・文化の伝達に多大な労力を要している今の脳の問題点は解決していると言える。逆に個々の個体が交換可能な末端端末にまで合理化されると人間として扱えないから脇役になってしまうか。

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文明技術の取り込みとして身体の機械化はよく挙げられるが、より長期スパンで考えると、むしろ身体を機械で置き換えるのではなく、身体に機械の技術を吸収するほうが合理的な進化に思える。

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入力装置である五感に対して出力装置はたった1つ、筋肉の運動という出力側の不備を指摘したイリヤの空を思い出した。脳波読み取り技術は原理的にはその制限を取り払ってきているが、クオリアを劣化させずに伝達するには入力装置にも不備があるなぁ。

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SFで技術が技術単体で閉じているのは勿体無い。身体や脳に作用する技術は、それらの在り方を書き換えてしまうのだから、人間が自分に食い込んでくる技術を無視してそのままの原始的な身体的・心理的形態を保つはずがない。インターネットですら確実に心理的常識を書き換えてる。

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原因である技術と結果である在り方の総体を考えると、原因である技術を消去して結果である在り方だけを抽出した、即ち煩雑なSF的ガジェットを取り払った作品はどうだろうかと思った。しかし既にイーガンの作品群には"結果"だけを単体で抽出したヤツがある。

Kou @ditty100

これ「ファンタジーに見えるけど実はSF」という作品の構造ですね。 QT @fox_kitsune: 原因である技術と結果である在り方の総体を考えると、原因である技術を消去して結果である在り方だけを抽出した、即ち煩雑なSF的ガジェットを取り払った作品はどうだろうかと思った。

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技術の取り込みについてまで話を戻すと、理想的には生まれた人間を機械化したり記憶を追加するより、生得的に文明技術の根幹を扱えるほうが良い。

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眼球が取り込んだ視覚情報は平面で断片的なものでしかないが、脳はこれを滑らかな立体カラー映像に加工している。故に後発的に学習して外部装置を使う計算や概念の一部―例えば数学は、最後には概念として区別も認識もできないような本能の領域にまで沈み込んでいい。

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これを突き進めて、生身の人間のまま産業文明に必要な全知識と加工技術を生身で扱うような物語設定を考えてる。つまり技術的進化論に従った魔法。人間に電子計算機と物質制御を同時に搭載するウィザーズ・ブレインが地味にこの概念に限りなく近い、というかほぼ同値。後は使い方。

FO𝕏 @金狐 @foxy_kitsune

しかしかの作品は主に理論的概念を"プログラム"なるガジェットとして構成しているしなぁ。最終的には「即座に脳が計算して答えを導く」というより、「本能的にその数字になる事実を理解している」ところまでいくべきか。いや、本能的に重力制御をする表現はあったねあれ。

FO𝕏 @金狐 @foxy_kitsune

呪文を唱えるとか魔術書を使うあたり、通常のファンタジーにおける魔法は文明道具のそれと扱い方は変わらない。土台となる具体的に技術がブラックボックスなだけ。超能力は本能的と言えそうだが、珍しい例として最近有名な禁書目録は超能力をわざわざ引きずり出して理論と数式で再定義していたり。

FO𝕏 @金狐 @foxy_kitsune

クラークの三法則をもて遊んで、十分に発達した科学技術と区別がつかない魔法は十分に発達した科学技術によるものだということを考えたが意味がわからなくなってきた。つまり魔法も合理的に使い方を見極めれば殆ど科学技術なんだという話をな・・・。

FO𝕏 @金狐 @foxy_kitsune

魔法を基幹して技術発展をしてもそれはまるで科学技術のように見え、最後の最後で魔法そのものを科学技術を基幹としたものだと言い直す。

FO𝕏 @金狐 @foxy_kitsune

十分進歩した魔法が科学と区別できない：魔法で光線を放つ→魔法でレーザーを撃つ→魔法で平行光にする→魔法で原子を励起して誘導放射を起こす→魔法で電子準位を操作する→ry

FO𝕏 @金狐 @foxy_kitsune

箒で空を飛べば魔法であり、箒に反重力ドライブのステッカーを貼ればSF。