学習・記憶・意識・無意識・ミラーシステムについての対話

プロ棋士の「直感」に関しての論文への感想から、ミラーシステムに至るまでの「雑談」を纏めてみました。
3
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

The Short Commentary on the Paper: The Neural Basis of Intuitive Best Next-Move Generation ... http://yutakioka.jugem.jp/?eid=19 #jugem_blog

2011-01-23 00:43:57
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka 実際の将棋の指し手なんかも本編には書かれていたんでしょかね。この局のこの局面での最善手なんてのが記憶以外から直感が得られるてのが少し信じがたいです。

2011-01-23 01:03:38
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller 書かれてません、いえ、直観といってるのは、ここでも書きましたが無意識化した、ある特定のパターンに対する手続き記憶のことです。記憶以外の直感はありえません。

2011-01-23 01:21:49
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller それでその認知過程が無意識的で極めて早く起こるのでまるで直観かのように見えるということです、そして、記憶以外のinspirationとは区別されています。つまり、直観=無意識下のある特定のパターンに対する学習された反応の反復であることが書かれています。

2011-01-23 01:26:28
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka ぐでんぐでんに酔っぱらって意識がなくても翌朝起きたら自分の家のベッドの上、みたいなそゆ習慣化された回路ですかね。

2011-01-23 01:26:34
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka 日本語訳の記事は明らかに「直感」と書いてましたから間際らしいですね。無意識は素直に何でも信じる無防備なところみたいだけどそれを意識が制御し統合した遺志として実感させるのだと思いますけど意識の隙を突く回路形成てのはおもしろいです。

2011-01-23 01:28:55
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller そうですね、習慣化された回路=手続き記憶の一種ですが、今回は特定の視覚的情報から意味を拾象して手続き記憶を基に最善手が瞬間的に選択される過程の回路を特定したということです。通常の手続記憶と異なるのは、この反応が極めて短時間でおきると言う点ですね。

2011-01-23 01:31:06
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller そうですね、無意識というのも結局は習慣化された記憶に過ぎないと私も思ってます。条件反射という現象がありますけど、あれも厳密にはその状況への無意識的反応ではなくて、思考錯誤によって学習された類似形の図式から最適反応を推測・選択しているにすぎません。

2011-01-23 01:35:10
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka 考える前に先読みしちゃってるんですね。

2011-01-23 01:36:00
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller 実はこの事実も人間の学習過程は帰納=同一事象の反復ではなくて、思考錯誤によって蓄積された適切な反応図式をもった記憶であると言えそうです。

2011-01-23 01:37:37
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller そうです。まさに。考えるのはその先読みが正しかったかどうかを検証する段階ですね。RT考える前に先読みしちゃってるんですね。

2011-01-23 01:38:30
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka そこまで掘り下げると学習て用語自体が曖昧で不適切なんだろなと思います。今回の将棋ので言うと最初は意識的に考えてやる、その内回路ができて無意識的に反応する。その過程(考える)が必ずしも単純な反復による学習と言い切れないてことですね。

2011-01-23 01:41:26
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller たしかに、日本語訳の記事は紛らわしかったですね。しかも単純に尾状核と書いていますが、厳密には右尾状核の方がよく反応したみたいです。また楔前部と言ってますが、これも楔前部後背部です。RT日本語訳の記事は明らかに「直感」と書いてましたから間際らしいですね。

2011-01-23 01:42:24
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka うん。わかるわかる。そゆときに意識してるわけですね。

2011-01-23 01:42:40
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller そうなんです。なので学習の適切な定義の為に、今分子遺伝学・生物学レベルで分析されています。RT今回の将棋ので言うと最初は意識的に考えてやる、その内回路ができて無意識的に反応する。その過程(考える)が必ずしも単純な反復による学習と言い切れないてことですね。

2011-01-23 01:44:22
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller はい、そう思います。私の疑問はこれは、まだ仮説に過ぎないんですが、意識一般が実は、そのような検証過程ではないかと、つまり、意識は無意識的学習による反応を検証する行為と定義できるのではないかと。RTうん。わかるわかる。そゆときに意識してるわけですね。

2011-01-23 01:46:57
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka 確たる根拠はないですがわたしも同意です。無意識は無垢な無防備な何でもとりあえず信じ込みやすい暗示にかかりやすい部分でそれを意識が補正しようと発達しているんだろかと考えてます。脳の研究は一般にはできませんからね。動物観察するのもそゆ観点から見てますね。

2011-01-23 01:49:56
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller そう考えると意識や無意識という形而上学的な概念が、無意識=過去の思考錯誤による特定の刺激にたいする最適反応図式の蓄積・運用、考えるという意識=無意識的反応の検証過程、と分子生物学レベルで物質的に考えられるかなと、両者は相互フィードバックが成立するとして。

2011-01-23 01:51:19
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller そして、この定義によれば、意識・無意識のスイッチがあるはずなんですが、それがどこでどのような過程で入るのかということも研究して、実験的に示すことが私の当面の目標なんです、実は。そしてそのスイッチ制御にはおそらく感情が深く関わっていると思われます。

2011-01-23 01:54:44
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka 意識も概念的には一本の線のように語られがちですが同時並行的に複数の意識らしいものが働いててそれらを統合している機能はまた別にある。人格のような。わたしが想像しているのはこんな感じです。あくまで想像で申し訳ないですが。そう考えるのは複数の意識を自覚するから。

2011-01-23 01:56:27
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller 今実験方法もモデルもなく極めて難題ですが、研究してみたいです(笑)。

2011-01-23 01:57:44
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@bornekiller 私もそう思います、知覚と同じで、実は適切な意識を選択している過程が無意識的にあるのかな?と、多重人格はおそらくその意識の制御過程が何らかの形で通常とは異なるのだと考えています、その意味では、知覚に共感覚があるように、意識には多重人格があるのだと思います。

2011-01-23 02:00:48
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka 先ず経路図を記述する言語が開発できればいいでしょうね。翻訳できるモデルをその後に構築する。そうすることで研究内容もより広く理解され得るのではないかなと無責任ながら思いました。非常に難しいんでしょうけど。

2011-01-23 02:01:42
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka 多重人格、実は興味あります。わたしはそうじゃないけどよく多重人格を疑われます。実際自分の中でも自分と議論していますしね。(笑)

2011-01-23 02:03:14
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka 後は無意識に働く抑制。心因性の麻痺等。こゆのがあるてことは意識(抑制的)も無意識の機能の一部を代替しているに過ぎなくて意識の機能は無意識が代替することさえ可能とか。

2011-01-23 02:05:38