菜食主義に対するよくある反論に対する再反論集 (セルフまとめ)

海外の動物の権利団体 Free from Harm のホームページに掲載されている「肉食について:よくある反論に対処する」という記事( http://freefromharm.org/eating-animals-addressing-our-most-common-justifications/ )を要約・引用しながら翻訳して紹介しています。
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21世紀の道徳 @RiceDavit

…いずれにせよ、動物には苦しむことができる以上、人間が動物に比べてどれだけ優れているかどうかは関係なく、動物に苦痛を与えるべきではない。

2016-01-20 10:54:36
21世紀の道徳 @RiceDavit

「もし人間が家畜を育てなければ、家畜は全滅する」  家畜たちは我々が農場で商品として使用するために遺伝的に操作された動物であり、自然界で生きていけるようにはできていないし、そもそも自然界に存在する動物ではない。自然界に存在しない動物が”絶滅”するという言い方は妙である。…

2016-01-20 11:04:45
21世紀の道徳 @RiceDavit

…また、畜産のシステムにおいては、各世代の家畜たちは商品になるのに適した年齢が来ると一斉に殺される。次の世代の家畜たちが引き継ぐだけで、その世代の家畜たちは”絶滅”したと言えるだろう。畜産業は動物を保全するための努力ではなく、動物の殺害によって利益を生み出すビジネスに過ぎない。…

2016-01-20 11:05:11
21世紀の道徳 @RiceDavit

…様々な虐待・監禁を受けた上で殺されて終わる生を与えることが、動物たちにとって善いことをしていると主張することはできない。

2016-01-20 11:05:30
21世紀の道徳 @RiceDavit

「もし世界中の人が菜食主義になれば、地球は家畜で溢れかえってしまう」    人間によって食べられる動物たちのほとんどが、人間によって生み出される存在である。私たちが動物たちを食べるのを止めたら、私たちが動物を生み出すのも止めるだろう。…

2016-01-20 11:15:33
21世紀の道徳 @RiceDavit

…世界中が菜食主義になるという場合の、最も有り得るシナリオは、一夜にしてみんなが動物を食べるのを止める、というものではなく、畜産品に対する需要が徐々に減っていた結果やがて全ての人が菜食主義になる、というものだ。…

2016-01-20 11:15:52
21世紀の道徳 @RiceDavit

…この過程によって、畜産業は道徳的に問題であると見なされるだけでなく法的にも規制・禁止されるようになっていくだろう。規制は段階を踏んで行われていくものであり、家畜の養殖に関する規制が進むにつれて、存在する家畜の数も徐々に減っていくだろう。…

2016-01-20 11:16:11
21世紀の道徳 @RiceDavit

…規制や禁止が制定される前から存在している家畜については、屠畜されることになるだろう。このことは望ましいものではないが、菜食主義が広まるか否かにかかわらず、農場で生まれた家畜には屠殺される運命が待ち受けているのだ。

2016-01-20 11:16:32
21世紀の道徳 @RiceDavit

「一方では、我々は家畜が地球に溢れ返ることを恐れる。他方では、我々は家畜たちが絶滅することを心配する。…遺伝的に傷付けられた身体を持つ動物たちを監禁することを問題ないと思いながら、動物たちが絶滅することについては騒ぎ立てる人々は、冷笑主義と感傷主義を都合よく使い分けているのだ。」

2016-01-20 11:21:40
21世紀の道徳 @RiceDavit

「動物たちは獰猛であり、私たちを攻撃することしか考えていない」  動物たちに与えている危害を正当化する理由として「自然は残忍で冷酷なものだ」と言う人は多い。我々が家畜を扱う方法は、動物たちに対する正当防衛だと主張しているのだ。…

2016-01-20 11:32:16
21世紀の道徳 @RiceDavit

…しかし、家畜は、地球上に存在する動物の中でも最も従順で消極的な動物たちである。支配の都合上、人間がそのように養殖してきたからだ。家畜は肉食動物のような殺害本能を持たず、人間の肉を食べるつもりはない。…

2016-01-20 11:32:36
21世紀の道徳 @RiceDavit

…家畜が我々になんらかの危害や問題をもたらすとしても、そもそも我々が家畜を生み出さなければ存在しなかった危害や問題であり、その責任は家畜ではなく我々にある。そもそも、地球上で最も暴力的に捕食を行う動物は人間である。

2016-01-20 11:32:42
21世紀の道徳 @RiceDavit

「生の牛乳は栄養がたっぷりだ!」  牛乳から摂取できる栄養素は、土壌や植物から生成されているものである。動物性食品を摂取する生物学的必要性は、私たちには存在しない。完全菜食主義でも、必要な栄養素を摂取することは可能である。

2016-01-20 11:40:21
21世紀の道徳 @RiceDavit

「私は何を食べるか、は個人的な選択だ。私はあなたを批判しないから、あなたも私を批判するべきではない」  この「批判をするな(Don't judge)」という主張では、暗黙の判断(judgement)が既になされている。…

2016-01-20 11:52:05
21世紀の道徳 @RiceDavit

…動物を食べることについて人は批判されるべきではない、という主張には、動物の苦痛や生命は人間の食事に比べて些細で重要性が低い物事である、という判断が含まれている。この判断は、家畜に対する偏見に基づくものである。…

2016-01-20 11:53:05
21世紀の道徳 @RiceDavit

…動物を食べるということについて、個人的・中立的・道徳的に相対的な立場は存在しない。動物を食べてはいけないという立場は動物が道徳的に問題になると主張しているのであり、動物を食べてもいいという立場は動物が道徳的に問題にならないと主張しているのである。

2016-01-20 11:53:12
21世紀の道徳 @RiceDavit

「あなたはペットの猫や犬に肉を食べさせている。それは菜食主義ではない」  多くの科学的証拠が、犬は肉食ではなく雑食であることを示している。犬は完全菜食主義に適応できるし、必要な栄養のサプリメントと植物性食品からできた、完全菜食ドッグフードも既に存在している。

2016-01-20 11:59:13
21世紀の道徳 @RiceDavit

「世界中には苦しんでいる人間が大勢いるのに、なぜ動物のことを気にかけなければならないのか?」  これは偽のジレンマである。人間に対する抑圧と動物に対する搾取について、同時に反対し闘うことを妨げるものはない。…

2016-01-20 12:09:09
21世紀の道徳 @RiceDavit

…地球の未来や次世代の人間たちに配慮するなら、様々な環境的被害や病気の拡大の主要な原因となっている畜産に反対するべきだ。また、動物を助けることは、他の社会問題を解決すること程には複雑な対処策を必要としない。私たちが日常で選択肢して消費するものを変えることから始めればいいのだ。…

2016-01-20 12:09:39
21世紀の道徳 @RiceDavit

…世界には多くの苦しみが溢れているが、私たちが関わっているからこそ、私たちが行動を変えることで解決できる苦しみもあるのだ。 “

2016-01-20 12:11:56
21世紀の道徳 @RiceDavit

「完全菜食主義は裕福な人にしか実践出来ない、エリート主義的な食生活だ」  「一日4ドルでビーガン生活」という本があるように、お金をかけなくても完全菜食主義を実践するのは可能である。また、ごく最近まで、畜産品は裕福な人でなければ日常的に摂取できないものだった。…

2016-01-20 12:41:14
21世紀の道徳 @RiceDavit

…どんな食生活にお金がかかるか、ということは社会の有様によって変わる。例えば、アメリカでは、畜産業に対する政府の優遇のために多大な税金が使われている。現状では畜産業は国民の負担で成り立っているものであり、畜産業に対する政府の優遇が止められると、肉食にかかる費用は跳ね上がるだろう。

2016-01-20 12:43:26
21世紀の道徳 @RiceDavit

「特定の地域では農作物が育てられないから、そこにいる人は動物を食べなければならない」  途上国には開発や発展のために畜産業が強制的に実践された地域があるが、それが間違いであった場合も多い。畜産は多くの植物や資源を消費するために、畜産が原因となっている飢餓が起きている地域もある。…

2016-01-20 12:48:20
21世紀の道徳 @RiceDavit

…気候変動は特定の地域で畜産も農業も困難にしてしまい、深刻な危機をもたらすが、畜産は気候変動をもたらす大きな要因となっている。狩猟によって成り立っているイヌイットの生活も気候変動の影響を受けている。また、現代のイヌイットの多くは狩猟に頼った生活を行っている訳ではない。…

2016-01-20 12:53:05
21世紀の道徳 @RiceDavit

…更に、特定の地域で私たちの社会とは違った状況があることが、菜食の選択肢が豊富にある地域に暮らしている私たちが肉食を選択する理由にはならない。

2016-01-20 12:53:27